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ワッツア!

 

TOPページでおわかりのとおり春風社さんとの初コラボレーション!

OUTER DARK Tシャツつくりましたー

 

 

 

なぜこのTシャツができたのか、ざっと説明しますと

アメリカ文学会の異形の巨星 小説家コーマック・マッカーシーのデビュー第2作目「OUTER DARK」って作品がありまして、

永らく日本では未訳だった本書がついに2023年12月、山口和彦先生の訳で、横浜の春風社さんから発刊!

 

その装幀をおれが担当しまして、

 

 

「アウター・ダーク 外の闇」

 

 

小説じたいかなりエグい内容なんですが、負けじと装幀もまたエグ味マシマシ、サタニックな仕上がり。

この装幀、おれ自身かなり気に入ってまして、ノリノリついでにTシャツも作っちゃうべ♫

って流れでオフィシャル・サンプリング。コラボTシャツ制作とあいなったのでした。

こころよく制作許可いただいた春風社編集O氏と、翻訳者の山口先生にBIG UP!

 

 

 

 

 

 

おれ的にマッカーシーという作家を強く意識したのは、小説、からではなく

まずはやっぱこれ

 マッカーシー原作・コーエン兄弟監督の怪作、ノーカントリー!...というか

 

 

 

ハビエル・バルデム演じるシガーその人ですよね

 

 

圧縮空気ボンベを背負ってシュッポンシュッポン 淡々と人を殺しまくってゆく所謂「暗殺者」の彼。

もはや「人」でもなく、「悪」すらも通り越した彼の衝撃的な怪演に、

ぎゃっはははと爆笑しつつも背筋がゾーッと凍りついたことを覚えてます。

 

かようにおれはマッカーシー作品は映画から入ったクチなんですが、

おととし、自分が装幀を担当した「果樹園の守り手(The Orchard Keeper)」のお仕事に取りかかる前に

ゲラ(原稿)を読み込むわけですが

 

 

実はそれが初めて読んだマッカーシー小説になります(しかもマッカーシーの処女作)。

 

有名な話ですが、マッカーシー小説の台詞部分には「」かぎかっこ が無い

あと、任意(←ルールが謎)の箇所が太字(原書はイタリック)になる

風景描写がおそろしく微細かつ長い

 

などなど読み始めこそ独特の文体に手こずらされましたが、

読み慣れると「映像コラージュ」みたいなビジュアルイメージとして文章が頭に入ってきましたね。

あらすじはここでは割愛するとして(ぜひ読んでみて)

読後感は、ポン・ジュノ「殺人の追憶」とか、デビッド・フィンチャーの一連の作品・とくに「ゾディアック」観たあとに似てました。

問題が何ひとつ解決されないとことんビターな結末なんだけど、読後、ほんの少しだけ世界が違ってみえる、

それは絶望とも希望とも違っていて...って感じでした。

物語の舞台は100年前にもかかわらず、問題意識や結末のつけ方が非常に今風ってか超モダンなんです。

(もちろん山口先生の名訳の存在意義も非常にデカい)

 

 

他のマッカーシー作品も、登場人物のほとんどが狭い世界で生き、結果、狭い世界でドン詰まる話が多いです。

物語を俯瞰した視点とか、システムの全貌とかが、登場人物にもおれら読者にさえほぼまったく知らされないまま終わる。(首切られてゴミ捨て場にポイっとか)

 

何がコワいのかもわかんない。それが心底コワイんです...。

 

 

 

 

 

 

 

とまあ、おれレベルの知見&語彙力でマッカーシーを語れるワケもないのでこのへんでやめときますが 

あらためてOUTER DARK Tシャツ販売中!

今なら総額1万円以上お買い上げの方には送料も代引手数料も無料です、え〜いもってけドロボー!

ということで、

Tシャツも小説も手に入れて、きみも暗く深いマッカーシーの世界を堪能してみてはいかがか!?

 

ワッツア!

約半年ぶりの投稿。おひさしぶりです!

 

てか、昨年2023年も一昨年2022年に引き続き仕事量渋め(泣

もはや懐かしい、と言うより「結局なんだったんだ感」が強いあのコロナ・フィーバー、

ソレがアレしてトンじゃったクライアントさんもありまして...、

我が零細企業ブッダプロダクションズもモロあおりを喰っちゃい、抜け出るのになかなかに苦戦してます。正直なところ。

 

とはいえメンタルだけはびくともしないおれが斉藤啓 a.k.a. BDAP。

もてあますヒマなど、ない!

 

 

 

 

ヤマを長期縦走してみたり

 

 

チャリであえて山奥に迷い込んでみたり、ふと500kmくらい走ってみたりしてたら

知らぬ間に体力お化けになっちゃってましたw

 

2024年はこの有り余る体力ゲージがゼロになるくらいにはお仕事いっぱいやりたいので

みなさまぜひぜひお仕事お願いします!

 

 

そうそう、年始一発目はこれ。

 

 

チャリです。

チャリ好きが高じてチャリのフレームをハンドペイントしましたー。

BDAP、別名@superbuddhabikes 作、「POWER LOADER」です!こちらアートピースとして製作しました。

細部までじっくり見ていただきたいのですが、なにぶんデカイもんで撮影がちょっとアレなので

全貌はもーちょっとお待ちを!

 

あと某出版社さんとのヤバいコラボレーションがもーすぐ始まりますので、

こちらもComing soon、ということで。

 

とゆうわけで2024年もよろしくお願いします!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワッツア!

 

 

このB-MART、4月から一ヶ月ちょいメンテのためクローズしてました。

 

ここ、当初はBDAPのアート作品(仏像とかね)の販売用として開設したって経緯があり

元々がショッピングカートサービスなもので、ちょっとなかなか作品発表用webとしてはチグハグな設計もあり

みなさんにはえらいご迷惑おかけしておりますゥ〜(謙虚)

 

見やすさや作品への飛びやすさ、構造のわかりやすさ(=仕事のもらいやすさ)を見直したつもりですが、

どうっすかね?

これでダメなら大枚叩いてオリジナルweb作るか!って感じですよもう。

 

ここB-MARTはスマホ版ってゆう別テンプレートも存在してて、それが異常にわかりにくくなってたんで

そっ閉じ(一旦クローズ)しちゃいました💓

ですがやはり最近はスマホやPADからの、SNSを通して直リンクで見ていただく場合も多くなってるので、

早急に対策せねばと思っとりますですはい

 

ま、ということで

とりあえず再スタートしたB-MART。

新作デザインはもちろん、新コーナーBDAP in the WORLDも用意しましたのでごゆっくりお楽しみくださいー

webの使い勝手についてもご意見聞かせてくれると嬉しいですー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023年!

 

スカイネットがT800ターミネーターを、

そしてジョン・コナーがカイル・リースを1984年のLAに送り出すまであと6年!

と迫りに迫ってきましたが皆さん良いお正月を過ごされましたか?

 

 

去年は溜まりに溜まった作品のwebアップが途中で頓挫(心が折れました。意外と撮影めんどいんですぅー)

まだご紹介できてない書籍装幀やデザインが依然溜まりまくり、事務所の隅で小山になっているので

今年はなんとか追いつけたら...いいんですけどね---(最初っから諦めムード)

 

てかしっかり撮影した結果、アップやご紹介が遅くなるより、

インスタなどのSNSで、写メでスピーディにご紹介した方がいいのかナーなんてことを考えながら

自転車で外に遊びに行ってみたりゴロゴロしながらアニメを観たりする毎日です!

 

 

とはいえおれも一応社会人にしてくりえいたぁ

 

まず新年一発目に

 

去年の秋頃、ベルリンのHi Beautyマガジン TUSH Magazine に掲載された

COLLAGE MON AMOUR(コラージュ•モナムール)とゆう超ヤバいストーリーをtoppageにドロップしておきますね

 

 

こちら20ピースの連作。

コラージュとグラフィックデザインは当然 BDAP ことおれが担当。

そしてこのプロジェクトのパートナーであり、すべての写真を撮ったのは

パリ在住-ミステリアスなフォトグラファー JIDARK

 

 

TUSHの掲載にとどまらず、このコラージュ・プロジェクトは第二弾、第三弾とつづく現在進行形。

 

 

てかブッダってコラージュもやるんだ?

って声が聞こえてきましたが、

おれがティーンエイジャのころはじめて"グラフィック"とゆうものを意識したのが「コラージュ」とゆう手法。

具体的には、横尾忠則や池田満寿夫のサイコでフレッシュなコラージュ作品群でした。

それらから刺激をモロに受け、じつはコラージュはいままでたっぷり作ってきたので

自信アリっちゃあ大アリなのであります。

 

あれから数十年、またフレッシュな気持ちと新たなアプローチで、

そして信頼できるフォトグラファーとともにコラージュにチャレンジできるのは

単純に「楽しい」し「悦び」ですね!

 

 

今年はこのコラージュワークでいろんな展開がスタートすると思うのでお楽しみに!

 

おっと、かわらずブックデザイン、グラフィックデザインのお仕事もどんどん募集中ですので

今年もひとつご贔屓にヨロシクお願いしますー

 

 

ワッツア!

 

お待たせしました〜

こないだのWhat's up!に書いたように

新作デザインアップを再起動したらいきなり失速しましたが

決して諦めない男ランキングではプーチン大統領と並ぶのでは?

と誉れ高いおれ斉藤啓 a.k.a. BDAP

いや諦めろよプーチンそろそろ

 

 

ふたたびギアを入れ直して

いざSAISATSU再撮!とゆうことで、ブツ撮り撮影、鋭意進行中。

とは言っても実際に撮影するのはカメラマン・アッキーくんの仕事。

こちらのSiriを拭かせてしまいいつもすみません。

 

 

おかげさまで第二弾撮影も無事終わり(あと2回くらいで撮り切れるはず)

もはや実弾は豊富にあるんや

 

とゆうことで本日から一日1作品ずつアップしてゆくぜ!

 

まずは集英社文庫の7冊の装幀を連続アップ。

トップバッターは藤井誠二先生著のドキュメント、

2021年5月発刊の「沖縄アンダーグラウンド」です!

 

 

沖縄に栄えたディープでいかがわしいエリアに著者が潜入し

あんなことやこんなことを探ったドキュメント❤️ 

廃墟・廃村巡りや都市考古学お好きな方はぜひ読んでみてください。

 

そしてもちろん

当webの毎日新作デザインアップもぜひチェックしとけ!

 

 

 

 

 

 

てか話変わるけどさ、

新作デザインアップはもちろん、ブログも2年以上書いてなかったので

なんか自分の文章がやけに事務的なんですよね。

ここもだんだん調子戻していかなきゃなと思ってるんですが、

しかしこのブログ書き出してとうに10年は経ってるはず。

気づけばブログの時代は終わり、今や時代はyoutube花盛りだよねぇ。

やるか?youtube.......

とか思ってる53歳の春、でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワッツア!

 

 

我が誇り高き有限会社ブッダプロダクションズは1999年の起業。

そこからおれは職場兼住居いわゆるSOHO暮らし歴23年。

 

結婚もしてた(ような気がする)し、アシスタントやら出入りの若い衆がいた時期もありますが

基本おれはひとりあんまし外にでず(夏は暑いし冬は寒いから)

新聞も雑誌もなーんも読まず、2011年だかの地デジ化をきっかけにテレビすら捨て、

外界およびメディアからの情報はシャットアウト。

以来、高僧や仙人のような清らかな生活を貫いていたわけです。

 

この2年はその上、

唯一の外界との交信手段であるwebアップまでもサボっていたので、

完全に外界から孤立、もしくは空中浮遊

 

.....。

 

激動のこの2年に世界に起こったあらゆることを全く知らぬまま過ごしちゃっていまして

「なぜみんなマスクをつけているのか」

すらまったく理解できていなかったわけなのです。

 

 

つまりは、

おれが2年間閉じこもっていたのはこの現実世界とは似て非なる、別の世界線。

疫病も存在せず、自粛もマスクも、過度な自警も必要なく、

思うまま登山やチャリで遊び、朝から晩までアニメを見放題、

オマケにちょっぴり仕事をすればそれで楽しく生きていける世界。

つまりβ世界線

そこからやってきた奇跡的で致命的なマイノリティ、もしくは孤独の観測者、

それがおれ斉藤啓 a.k.a. BDAPなのです。狂ってやがる...

 

 

Fatima (Steins;Gate 0 Main Title)いとうかなこ

 

 

 

あれから国会図書館わざわざなどでこの2年間に起こったことを色々と調べてみたら

コロナ?っていう風邪?みたいなもの?がこの2年間?世界的に?流行してるらしい?

という記録を目にしておれも最初はこの目を疑いましたよ

 

うっそでしょ

だって感染者数はさておき日本での重症者・死者数は

カゼやインフルのそれよりめっちゃ少ないわけでとくに恐れる必要もないわけだし

マスクなんぞ疫学的効用は微々たるもの、それよりも社会的心理的人間行動学的にもデメリットの方が多いって

ちょっと考えたらすぐわかるわけだし

てか透明のアクリル衝立をポンと置いただけでウィルスが防げると本気で思ってんのか?

バッカバカしいわぁ〜

 

とはじめは思ったんですが、どうやらみんな本気でやってるらしく、

これは感染対策という当初の目的自体がもはやどーでもよくなってて

郷に入りては郷に従え

〜うんにゃススメ壱億火ノ玉ダのが近いか〜

的な日本特有の心の国家総動員法的な例のアレが発動したのだなと

ようやく理解できました。

 

いやあこのα世界線はいろんな事情が複雑に絡み合っているようで

そのホンネとタテマエ構造を理解するのに手間取ってしまい

まさに浦島太郎状態でお恥ずかしい限りです。

いっそおれの脳も消毒しとかないとダメですかね!

 

 

 

 

というわけで

ようやく帰還したα世界線。

人様に迷惑をかけず粛々と生活しているおれ、およびブッダプロダクションズなのですが

予告していた新作デザインのアップがスムースに進まずお待たせしております。

(溜めに溜めた作品整理が煩わしく&大忙しのカメラマン・アッキーくんとなかなか都合が合わずで...)

来週はじめにはある程度ドカっと新作アップしますのでもうしばらくお待ちくださいねー

 

 

それまではfromパリ・謎のカメラマンJIDARKとコラボした

こちらの作品をアップしたので楽しんでてください↓

 

 

 

 

というわけでまた来週!

エル・プサイ・コングルゥ

 

 

 



 

 

......はっ!

 

 

 

ここのブログを最後に更新したのが2020年2月。

以来まるまる2年間かんっぺきに冬眠状態だった当サイトBlack Market。

ですが、晴れて本日、

 

.....永い眠りから....おれは目覚めた....!

 

 

 

 

ということでして、

お前ら久しぶりだな元気にしてたか?

 

絶望的と思われたカーボン凍結からあっさり覚醒したハンソロばりの

銀河一のプレイボーイ、そうそれがおれ斉.....  いやいや!

 

それどころじゃないんです1

てか誰かおしえて!、

 

2年間たっぷり眠らせてもらって、覚醒した早々にアレなんですけど

さっき外に出てみたら町を行き交う人たちが

 

なんでみんなマスクしてるの?

 

あと夜ごはん食べようとしたら

 

なんでメシ屋ってどこもかしこもこんなに早く閉まってるの?

 

えっと、

この2年の間に何かあったんスか?

 

 

 

 

 

おれんちもう10年以上テレビないからニュース見れなくって

2022年現在の社会状況が全くわかんなくって...。

PC起ち上げるも、ついアマプラに直行して深夜アニメずーっと観ちゃうし。(それはおれの匙加減だろ)

 

ま、こっちとしてはグッスリ寝たおかげで体調も万全なのだけども

でも郷に入りては郷に従えってのが日本人の美徳ってどこかで聞いたことあるし

わけもわかんないままマスクつけて

 

「ボクも知ってるよ、2022年におこってるいろんなことを。たいへんだヨネー

 

みたいなフリをして過ごしてます。

周囲にも特に何にも言われないし、これでいいんだろう。

...マスクはナウなファッションなのかな...?

 

 

 

 

 

というわけで

当webの2年間のコールドスリープ状態は今日でおしまーい。

さっそく新作ブックデザインをアップしてみましたが、

はやくも画像のストックが切れてしまいましてん。

 

来週あたり2年分溜まりに溜まった作品を撮影して

ブルドーザーのようにどどっと一気にアップして行きたいと思ってます!

 

 

 

 

 

ということであらためて

2022年はおれ斉藤啓 a.k.a. BDAPをよくチェックしとけ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワッツア!

 

 

いやはやなんとも、

前回までのブログで、大急ぎで2019年を振り返ったとこですが

たったブログ3回で語れるおれの一年って...、と、しばし呆然。

そして去年制作した新作デザインたちも昨日まで1日1本ペースで地味にアップしてたんですが、

24日目の今日、やっとひと段落。

あーおれ毎日レタッチがんばった♪

 

ラストを飾るは、去年末制作した(刊行は今月) IBCパブリッシング「Practical Japanese 3」 でした。

おかげさまで好評につきシリーズ第三弾なのです。

 

 

ただしあと数点、小型グラフィックなど未撮影のものがあるし、

既にアップ済の書籍でも、本文デザインが未撮影のモノとかあるので

それは次回まとめて撮影!、って感じにしまーす。

 

 

 

 

 

 

こうやってまとめて新作アップしてみて改めて気づかされたのは

我が誇り高き有限会社ブッダプロダクションズの仕事量、

そして仕事の内容。

 

 

まず量の話。

うちではブックデザインを毎年だいたい年間40本ほど、多くて50本ほど制作してる計算になります。

あとはグラフィックや広告などをちょこちょこ、って感じで、

まー、おれ1人でさばくには多くもなく少なくもなく、ちょうどいいって感じ?

 

 

そして内容。

当然のこととはいえ、一本一本全力で(それなりに)、かつ面白がりながら

仕事にとりくめている自負はあるのです。

 

 

2019年のMYフェイバリット。集英社文庫「やめられない」 。

編集のたじまっくすとワイワイやりつつ、著者の帚木先生にもノリノリでアイデアを出していただいて、

いい空気感の中で仕事できました!

 

 

 

 

じゃー何より何より!、って納得することもできるのかもだけど

今回作品たちをグロスで俯瞰したらさ、なんかさ、

仕事の量も質も、よくも悪くもバランスよく落ち着いちゃってるのかも...と正直感じてしまった。

ほどほどの量を、それなりの内容で、

そんなんでいいのかって。

 

 

 

 

 

ガムシャラに仕事していた20代、

26歳でニューヨークADCの3rd Prizeを獲って

「おれのセンスと天賦の才能を見よ!!」

なんてイケイケで天狗になってたあの頃。

 

今はもう故人となってしまった勤め先のデザイン・プロダクションの社長に

「斉藤君のすごいところはセンスとか才能とかよりも、いつも自分を壊そうとしてるところだ

って言われたあの言葉.

昨日の自分を壊してゆくアティテュード

おれはまだそれにふさわしいおれになれているのだろうか.....

 

.......

 

 

 

 

 

 

 

ま、いっか♪

深刻ぶってもこんなブログ誰もみてないし

 

とりあえず自転車でどっか遊びいこっと♪

 

 

未舗装のグラベルの急な下りををバイクでカットばす快感。

これはおれの自己破壊の衝動をフィジカル面からアプローチさせている無意識のなせる技なのか

甘い癒しという名のただの現実逃避なのか...?.....

 

 

それはこのさいどっちでもいい

ただひとつ断言できるのは、

2020年、50代になっても

いまだおれはおれのままここに立ってるぜ!

 

 
 

 

 

STILL DRE / Dr. DRE ft Snoop Doggy Dogg

 

 

 

いやー今年初っ端からかなり忙しいんすよねー....

 

 

 

前回までのあらすじ♪

 

時はきっかり1年前、2019年初頭。

モテ要素だったロン毛をバッサリ断髪し、勤勉にそして快活に、2019年を過ごすはずだったおれ。

が、趣味のランニングにおいても快活さがいくとこまでいってしまいオーバーワーク、

結果、足首靭帯に致命的な負傷を負う。

もう二度と走れなくなってしまった挫折感から

昼過ぎに起きたり、ゲーセンに入りびたったり、

虚ろな目で空を見上げながら自作のポエムをそらんじたりと

生活態度が日に日に自暴自棄になってゆき....

(半分は嘘)

 

 

 

そんなわけで

マジで2度と走れなくなってしまったのです。

足首の靭帯がユルユルになってて、ラン・スピードで着地すると一発でグネるです。

(ラン初心者女子を「よかったらラン教えてあげよか?」と誘い出し

一緒に走るも、2キロくらいで早々にグネって、置いてかれました..、あー恥ずかしかった。.)

 

 

 

ま、歩くぶんには支障ないので、

ランやトレランをやめたぶん、登山する機会が増えたんですが

 

 

おれ、登山のきっかけがトレランだったので

じつは、終始歩いて移動する、いわゆるふつうの「登山」って、今までやったことなかったんです。

(急坂や岩場以外、基本走れるとこは走ってた)

 

 

あのー、でね、

歩きよりランが上、とかさ、

登山を楽しんでる方をおとしめる意図はもちろんないんです!

山小屋とか山頂とかで出会った老夫婦の方々とかとおしゃべりしてると

四季折々に、鳥たちや花たちや木々の梢のいろんな顔を楽しみながらゆっくり登山を楽しんでらっしゃって

それって素晴らしいなーーいいなーーー

と思うんですよ?

おれも人の子なんですよ?

 

 

なのですが....、

おれやっぱ歩きじゃモノ足りないんだよお!!

 

 

こうさ、肉体にも精神にも刺激がビシビシこない感じっていうの?

2速までしか入らなくなったスポーツカーに乗ってる感じっつーの?

 

登山における歩行術の基本は「運動強度をいかに上げず=体力を使わずに、登るか」

なので当然といえば当然で、

これはおれの嗜好の問題です。

嗜好だからこそ誰にも押し付けたくないし、

逆に自分の素直な意見は誰にも押し付けられない、おれだけのモノ。

 

 


 

丹沢縦走2泊(状況によっては3泊いける)ぶんの装備でヤマに入ったのですが、歩きがかったるくなって1泊で下山。

 

 

 

あーあ、

最後に残ったおれの楽しみの登山も

足がこれじゃなんだか食い足りないなあ....

勝手をいえばですよ、

 

足首にダメージ与えずに

かつ運動強度ほどほどに高め

かつ全身を使ってできるエンデュランス系の運動

 

こんなムシのいいのねえかなあ?

ん.....?

 

あった!!

 

 

 

 

ロードバイクだ!!

 

 

ということで選びに選んだ結果、Y's Roadで一目惚れしたロードバイク、

チネリ・ジデコをゲット!

さっそく週末ごとにツーリングに出かけ、100キロ、200キロと航続距離&体力を伸ばしてゆきました。

幸いなことに足首への影響もほぼゼロ!

 

 

 

 

 

鈍重な純正パーツを変えて、コンフォート度をアップさせたりー

 

 

 

 

小さなパーツも自分流のカスタムにコツコツ仕上げてみたりー

 

 

 

 

このチネリ・ジデコ、最初にロードバイクと書きましたが、

厳密にはシクロクロスというオフロード・レーサー。

舗装路はもちろん、太いタイヤを履かせることでオフロードもガンガン走れるので、

 

 

 

 

最近は林道で登り下りして遊んでばっかしですー。

都心からちょっと外れたら東京都にもこーゆう林道が無数にあり、フィールドは無限大!

 

 

 

 

ひとしきり走った後は、峠や渓谷でランチとコーヒー楽しんでみたりー。

今まで使ってたトレランや登山のギアがいろいろ流用できるので

お金もかからず一石二鳥やで!

 

 

 

 

 

時にはガレ場に突っこんで両輪パンクしたりー

(担いで下りるの辛かった,,,)

 

 

 

 

輪行(専用の袋に入れて電車などの交通機関に持ち込んで輸送すること)して京都の出張にもってたりーー

嵐山から大阪まで遠出しすぎて著者との打合せの時間に戻るのギリギリだったぜ。

 

 

 

 

自転車をうっとり眺めながら手料理で酒を飲む至福のひととき。

 

 

というわけで、明けて2020年の現在も

おれはもっか自転車に夢中をこじらせ中!

気づけば去年は2000km走ってたとです。

今年もいろんなとこバイクで行ってガンガン楽しむんだ〜〜♪

 

 

 

 

...え?

 

楽しいのはわかったから

「2019年、ブログ更新も新作アップも一切ナシ。

なにゆえ殿下が怠惰と堕落にまみれてしまったのか?

の答えをそろそろ教えてくれって?

 

そんなもんもはや言わずもがな、

 

 

 

毎日毎日自転車をいじって遊んでいたのだ!

ブログも新作アップもやってるヒマなんてな〜いのだ!

 

ということです。

ちゃんちゃん♪

 

 

 

(大急ぎで振り返る2019年  終わり)

 

 

 

 

 

 

 

前回のブログ、読んでくれました?

 

2019年、おれがいかに怠惰と堕落にまみれてしまったのか?

なぜに大東京に呑みこまれちまったのか?(長渕風)

その理由が徐々に明らかになってきました!よね?!

ただ半裸で暴れまわってただけのような...

 

 

 

さあ前回の続き、時は2019年初春、です。

 

ボーズ頭に戻ったことでココロもカラダも爽やかな美大生に戻ったような気分♪

古今東西、爽やか青年が快活に汗を流すアクティビティといえば、

やはり

 

 

 

登山。

 

 

 

 

 

トレラン。

 

 

 

そして、ランニングですよね。

 

ランニング、かれこれ一人で7年くらい続けてたんですが、

カメラマンのアッキーとか集英社編集のタジマックスなど

周囲の仲間たちもランを始めるようになって、

誘い合わせてみんなで大会に出たりして遊んでたんです。

 

 

アッキーもタジマックスも学生時代は陸上部の競技者(しかもそこそこ入賞常連だったらしい)だったので、

市民ランナーとしてはかなり速い方の部類。

 

 

上の写真は2018年夏の大会ですが、アッキー(真ん中)1位、タジマックス(左)4位。

(右のマッサンは遅すぎて何位か忘れた)

対しておれは8位、と思いっきり凡庸で平凡な市民ランナーなわけで

どうもこう、プライドが許せません。

 

 

とはいえおれも小学生の時はずっとリレー選手、

徒競走では1位以外とったことないので、陸上にちょっぴり自信アリ。

元競技者たちと一緒に走ってると、こっちもなんとなく

「もっとハードにトレーニングすればなんとか追いつける....かも...?」

などと根拠のない欲が出てきてしまって

 

 

思い立ち、ほぼ1日おきで5km程度のスピード練習、

15〜20km程度のロング練習を週2回。(自営業はこんな時、トク)

黙々と練習を続けた結果..

皇居ラン大会15km部門で3位を取れるまでになりました!

参加者は十数人だったけどネ...

 

 

 

なので、調子に乗って

毎月ひとつふたつラン大会にエントリーして

ハーフマラソンや10kmランを走りまくってたんですよ。

そのうえ前述のトレーニング・メニューもずっとこなしてたもんだから

足首(両足首とも過去に靭帯損傷も断裂もやってるの腫れが引かないうちにさらに走り込んだりして

これ、ちょっとやりすぎなんじゃね?と自分では思いつつも....

 

 

 

 

そして運命の2019年4月

 

その日はタジマックスと

 

 

 

多摩川ハーフマラソンに出走。

 

ご存知のようにハーフマラソンとは21kmちょっとをいかに早く走るかを競う陸上競技。

 

 

 

スタートから前半10キロくらいまではけっこう調子よく、

想定より速いペースで走っててたんですが

後半になってすぐくらいに

左足首が、まるで巨人につかまれてバカヂカラで無理やり折られようとしてるくらい

強烈な痛みが発生。

 

 

 

そのままビッコをひきながら、後半ほぼほぼ歩いてやっとゴール、

という最悪の結果になってしまいました。。

 

 

1時間40分台を目指してたのに、2時間も切れず....

 

 

トレーニングのしすぎ、やみくもに大会に出すぎ、

要は走りすぎゆえの故障なのは明らかで、

 

 

 

アイシングしても

 

 

2〜3週間しても足首の腫れはまったく引かずで、困ってしまい

スポーツ医学に精通した病院を紹介してもらって

レントゲンやMRIで精密検査してもらった結果、診断はと言うと、

 

足首から足につながってる太い腱が6本あるそうで、そのうちの

 

「4本がズタズタに切れてますねw」

 

とのことでした.....

ヲワタ..........

 

 

 

 

もう履けなくなったランシューズが哀しい

 

 

そーいうわけで、結論を言うと

いま足首の関節に足がダランとぶら下がってるような状況なので

この足ではもうランは不可能、になってしまいました。

 

 

人工靭帯で足首をつなぐ手術をすればよくなるようなのですが

全身麻酔手術だから怖いし手術費用高いしヒマ人じゃねんだから1週間も休み取れないしなので

とりあえずそのままにしてあります。。

まー歩くぶんには普通に歩けるし、走らなければヤマも登れるし、

特に日常生活に不便はない。

ただ走れなくなっただけ、と言う感じなのです。

 

 

でもねー、

楽しんで一生懸命に続けてたことがある日突然閉ざされる...

今まで味わったことのないこの感覚は

挫折、って呼ばれる青春ドラマなどでよく聞くアレのことなのでしょうか.....。

 

 

せっかくロン毛も切ってやる気マンマンの2019年のスタートだったのに

 

 

嗚呼、神よ、これはいったい何の仕打ちだというのです?

私はこれからどう生きればいいのです!?

 

 

 

つづく

 

 

 

遊びの話ばっかでいまんとこ仕事の話が全然出てこないな

 

 

 

 

 

ワッツア!

 

新年はとっくに明け、世間はとっくに通常仕事モードですが

前回のブログの続きなので、去年2019年のことを記さないとなんないんです。

そう、

去年は前半以降ほぼブログもアップなし、

新作デザインもアップなしというTEITARAK(体たらく)でしたので

2019年、いかにおれが怠惰と堕落にまみれてしまったのか?

その理由をつまびらかにしていきたいと思います。

 

 

とその前に...

 

 

おれ、去年までこんな感じで↑ロン毛にしてたじゃないですか?

ロン毛にするとモテるって聞いてたし、

自分では結構お気に入りだったんだけど、仲間内では

「売れないヘビメタの人」とか

「ソラミミスト安斎先生」とか

かなり評判悪くってさあ...

 

 

さあ、ここで時はきっかり一年前に遡り、2019年1月。

悪目立ちするこのロン毛スタイルをすっぱり脱して

身も心もスッキリして、2019年は働き蟻のように勤勉に仕事するぞ♪

という決意のもと断髪式を行うことにしました。

 

 

ヘアカットしてくれたのは、アコちゃん率いるB.I.G.S.所属のヘア

生井澤(なまいざわ)くん。珍しい名前の男の子です。

 

 

あ。

カットの前にどうしてもしたいことがあって、

せっかく4年くらいかけて伸ばしたロン毛だし未練があるしなので

メモリアル的に撮影をすることにしました。

 

 

ロン毛ってモテるってことでよかったんだよね?ね?

 

 

救世主キリストをイメージして

 

 

 

 

ちょっぴりセクシーに悩殺ポーズ

 

 

レニー・クラビッツ風に

 

 

直視しろ!これが真のおれの姿だ!

 

 

 

 

どうです?

 

「エモ〜〜〜〜い!💗」

 

ってガールたちの黄色い嬌声が聞こえてきた。

ちなみに衣装は当然フレディ・マーキュリーをイメージして

自前の登山用テクニカルウェアを装着しました。

 

 

ミレー メッシュ 変態 で検索すると出てきますよ。

 

 

 

 

さあ、これで未練はナシだ!

断髪式に戻ります!

 

 

 

容赦無くバリカンを入れるやわいざわ君

 

 

 

 

 

ヘアカット中、始終ノリノリのゆでいざわ君

 

 

 

 

 

 

 

揚げいざわ君の華麗なテクでおれはボーズヘッドにバックアゲイン!

 

 

 

 

 

 

刻(とき)をともに過ごした愛しき髪を惜しみ慈しむおれの図

 

 

 

 

さ、掃除しよ...

 

 

 

と、こんな感じで

勤勉な日本国の男性のシンボルともいえる丸刈りに回帰したおれ。

2019年(←去年。しつこいようだけど混乱するといけないので)は素晴らしい年になる!!...

はずだったんです。

そう、あの時までは.....

 

(つづく)

 

 

Special Thanks 撮影:古谷昭洋、ヘアカット:生井澤勉(B.I.G.S.)

こんな茶番につきあってくれてありがとう!

 

 

 

 

 

ワッツア!

 

2020年。あけましておめでとうございます。

そして...、久しぶりだなお前ら!

 

大晦日にめでたく誕生日を迎えることができたにもかかわらず、

あーあ。おれあと80年くらいしか生きられないんだな、って人生の儚さを哲学的に憂う51歳、

YO! おれが斉藤啓 a.k.a. BDAP!

 

 

 初詣の帰り、ふしぎな白ネコの導きで立ち寄った豪徳寺で招き猫買ってしまった!

 

 

今ね、

久しぶりすぎるくらい久しぶりにこのwebをセルフチェックしてみたら

なんと2019年3月でブログ更新が途絶え、新作アップも5月くらいで途絶え、

以来まーーったく何もアップしてませんでした ( ´ ▽ ` )ノ

 

いやね、

やれインスタだわ、やれYoutubeだわ、SNS&動画全盛の令和のこの時代(とき)

こんなWEBのブログ(2005年あたりから始めた)なんてもう時代遅れなんじゃないの?って思って.....

....

というのは後付けの理由で、ホントは

うん...、なんかめんどくさくって!...他に色々やることあるし...

 

 

 *

 

 

新作デザインも半分くらいは撮影まで済ませてるんだけど

レタッチするのとか超ウザいしめんどいからすっかりほっぽっちゃって溜まっちゃってくいっぽう。

なぜ去年のおれはこんなにもめんどくさがり屋さんなのか?

その理由(ワケ)は去年2019年におこった諸々の出来事にあった!ということで

次回からは「大急ぎで振り返るおれの2019年」という連続企画をやってみようと思います!ステイ・チューン!

 

 

つづく

 

ワッツア!!

 

おれ、テレビをまったく見ないんです。

というか、そもそもウチにはもう15年以上テレビがありません。

たまーにガラの悪〜い&ド失礼なNHKの受信料徴収員がインターホンごしに

「うそでしょ?」なんて顔してやがりますが、無いものは無い。のであります。

 

そんなテレビのワイドショーやら、ネットニュースやらで

世間をお騒がせしてるんですって?、この本。

 

 

こころの真実 23年のすべて

著:河野景子

 

 

 

そーなのです。この本、おれがブックデザインを手がけた一冊で3/5解禁。

装幀のほか本文デザインも担当しました。

著者本人が発売日にワイドショーで紹介したってゆう効果もあいまって

発売翌々日にはどかんと重版かかってて、おれ的には嬉しい悲鳴。

 

 

テレビ。

オールドメディアとか、口の悪い人(おれのような)に言わせるとフェイク・メディアとか散々罵られて

すっかりポリコレの奴隷機関と化してる感がバリバリにあるけど

あらためてテレビってまだまだ大きな大きな影響力があるんだねーーってボク思いました(棒)

 

 

気になる本書の内容は...

ま、買って読んでみてください→ここ  wとしか言えないけど、

世間で叩かれてるような「暴露本」の類ではないと思いますけどね。

 

 

とにかく本の内容が内容だけに

著者の河野さんはじめ、編集、装幀、撮影、DTPなど各スタッフ全員が

かなりのスピード作業で発刊にこぎつけたことは事実。

女性の生き方・自己実現を描いたご大層な自己啓発モノとしてではなく

著者自身が自らを綴った「時評のスケッチ」のようなものとして読んでいただけるといいかな、と思うです。

 

 

 

ワッツア!

 

今日は3月11日。

 

2011年の今日、あの時間。おれは新宿の映画館で

すべてにおいてほどほどな映画を観終わって帰宅、

まだ元気だったネコのハリーとくつろいでいたところ。

 

 

「恋とニュースのつくり方」 監督:ロジャー・ミッシェル

ハリソンフォードが出てた以外何も覚えていません。。。

 

 

あの大災害を体験した全員が、その全員の数だけ

いろんな感慨を持って今を暮らしてるんだと思うけど、

今日は一冊の本をご紹介。

 

 

南三陸日記 (集英社文庫)

著:三浦英之

 

著者は、現在さまざまな著作で開高健ノンフィクション賞、小学館ノンフィクション大賞などを受賞している

気鋭のルポライターで現役の朝日新聞記者でもある三浦英之さん。

この本は、震災直後の5月、被災地真っ只中の宮城県南三陸町に三浦さんが転属し

そののち約1年間現地に滞在し、精力的に取材を続けた記録です。

 

 

カバーデザイン・本文デザインはおれが担当、

写真は三浦さんが撮った少女の写真を前面に出しました。

この少女はいったい誰なのか?本書を読み進めたあと

みなさんは「あっ」と驚かれると同時に、どんな感情を持つのでしょうか...。

 

 

本文は写真もふんだんに用い、変則的なデザインも用いて、

当時の現地のナマナマしい迫力や人々のエモーションが記録されてます。

 

 

8年の節目となる2019にあの震災をいまいちど振り返ってみるもよし

防災意識を高めるのもよし、興味深いヒューマンドラマとして心を震わせるのもよし。

なによりあの震災を「なかったこと」にして生きることは

なくなってしまった人たちのためにも、そして自分のためにも絶対にダメだとおれは思います。

 

おかげさまで発売すぐに重版もかかって大好評、

ぜひ読んでみてください→ここ

 

 

 

ワッツア!

 

遅ればせながらで恐縮ですが

みなさま新年あけましておめでとうございます。

 

殿下の年末→お正月はですね、

年末に買っておいた鴨肉の塊をほぼベースにして

年越しのカモ南蛮そばからはじまって、カモ鍋、お雑煮(カモ、蒲鉾、小松菜)、カモのすき焼き、カモネギ焼きどんぶりなど

おいしいカモ料理を作っては食べ、作っては食べの無限ループ。

初詣いって帰ってきたらまたカモカモカモ。もうカモはいいカモ。

 

あとは

おれシリーズもののTVアニメってふだんなかなかチェックしないので、

ひたすらamazon primeで話題のアニメを鑑賞して研究していました。

「SHIROBAKO」、「サクラクエスト」、「花咲くいろは」、「のんのん日和」、「ウマ娘」、「Re LIFE」などなどなどなど。

ゆっくりとしかし確実に2次元と3次元の境界が自覚できなくなっていった結果、

ついにおれはラブライバーになってしまいました。

 

 

 

SNOW HALATION / μ'S

あらためて日本のアニメのパワーと情熱ハンパねえ。

これ系を見ないであざ笑ってるんだとしたら、本当にもったいないよ。おれはまさかの矢澤にこ推しで!

 

 

 

 

 +

 

 

 

 

....さてさて

定期的におれにお金を振り込んでくれる大きなおともだち(=クライアント諸氏)には届いたと思うけど

届いてない方々に公開、

これが2019年のブッダプロダクションズの年賀状です。

 

 

 

 

 

折りたたんであって広げるとB3サイズのポスターになる、ってのは毎年恒例 。

で、今回のビジュアル、このコラージュ作品は

おれが18〜19歳 〜ちょうどムサビのシカデ中退したあたり、かな?〜

ナイフみたいに尖っては触るものみな傷つけてたころ作ってたスクラップブックをそのまま使用。

タイポグラフィを特色シルバーで施して、いわばセルフ・リメイクって感じ。

題して、スクラップ&ビルド!

 

 

あれから30年以上の時間が流れ、

そのときどきに感じた、これがかっこいいんだ!を本気で追求していった結果、

作っては壊し、壊しては作って、ブラッシュアップを重ね変化してきたおれのグラフィック・スタイル。

 

...だったつもりですが、

 

いまこうして10代の自分が作ったものを見たら、核となる部分はいっさい何も変わってないように感じてしまった。

経験や知識やスキル。年月を経て積み重ねたもの。それらの装甲をひとつひとつ剥がしていって丸裸になっても、

でも最後に残って決して奪われないもの、

それがおれ。

2019年から運勢もガン上がり(らしい)、総攻撃モードでたんまり稼がせてもらうぜ、

YO! おれが斉藤啓 aka BDAP!

 

 

 

 

 

 

と、新年からドヤ顔で一発カマしたところで

登山報告の時間で〜す♪

 

 

 

年末のブログでご覧いただいたとおり

都内市街地の「ヤマ」にのぼってはみたけど当然ぜんぜんつまんなかったので

やはりこの冬は積雪の少ない低山をユルユルとたのしむことにしました。

 

 

陣馬山の山頂にそそり立つちんぽウマの像

 

今回は手近に奥高尾ルートということで高尾山→陣馬山のトータル20キロ程度のコースで〜す。

雪は山頂にうっすら、道のところどころに霜柱。という感じでトレランシューズでまだ問題なしレベル。

地図には標準歩行時間7時間、とありましたがおれは3時間ほどで...

 

...ってか

 

ブログ読者のみなさんにこーゆう最新登山情報を待ちわびてる人っていったい存在するんですかね?

豚に真珠....、あ、いやいやこっちの独り言ですごめんなさい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とまあこんなカオスな感じではじまった2019年、今年もひとつよろしくお願いします!

ではみなさんごいっしょに!

 

にっこにっこに〜〜〜

 

 

...え?知らない!?

 

萌えも映画もHIPHOPもアイドルも登山もランもお仕事も、好きなものは好き。それがおれ。

ラブライブ愛を隠す気など...無い!

 

 

 

ワッツア!

 

 

ただいま2018年のお仕事よーやく終了。

年明けの早々の仕事準備もしっかり済ませ(原稿をチラ見した.。ただそれだけ。)

来る2019年=「啓君元年」(過去ブログ未来予想図参照)に益々意気上がる

YO! れが斉藤啓 aka BDAP!

 

 

ひさびさの、そして年の瀬キワキワのブログ更新ということで

みなさまにおかれまして旧年中はたいへんお世話になりましたが

今日はそんなことどうでもよくて(バッサリ)

おれ的2018年はどーゆう1年だったか?というと...

 

 

 

総論: 登山にハマりまくった1年でした。

 

もはやおれの日常と化したランニング。

そこからはじまって → もっと激しいランを! → トレイルランニング→ 登山

という流れで、とっかかりは高尾山やその周辺のゆるい低山で

ひとりで走りまわってうぇーいと遊んでたんですが、

 

ときには「走る」という枠をひとつ外して、

あえてじっくり悪所・難所に挑む、とか、山小屋でのんびり時間を過ごす、みたいに

「登山」と「ランニング」のいいとこどりみたいなスタイルを自分なりに作りながら夢中で遊んでいるところ。

(もちろん必要装備を削る、という意味ではなく、ギアもタイムスケジュールも安全第一、で組んでます)

 

 

奥多摩  御嶽山→日の出山→金比羅山をトレラン

 

 

 

登山なんて小学生のとき家族旅行で大雪山に登ったとき以来。

あと高校サボって藻岩山でタバコ吸ってヒマツブしてたくらいのシロートだったわけですが

 

 

オトナになってあらためて登った山、とは!

景色もいいし気持ちもいいしスポーツとして超ドーパミン出るしコッヘルご飯もおいしいし下山後の温泉も最高だしー!

もう、楽しさいっぱいインスピレーションいっぱい。

そしてそれらと隣合わせで滑落、道迷い、遭難、野生動物など、命にかかわる危険もいっぱい。

 

 

街暮らしで忘れてしまってたスリル冒険という危険ドラッグ。

人間のDNAにはそーゆう好奇心があらかじめプログラムされてるんでしょーね。

とにかくヤマという“阿片窟”の魔力のジャンキーとなったおれ。

山の高低にこだわらず、行ったことのない場所へ!見たことのない景色へ!

 

 

東京都最高峰  雲取山(2017m) テン泊中シカに襲われるという非常事態発生

 

 

初の3000m級! 南八ヶ岳 赤岳→横岳→硫黄岳を縦走。 難所横岳を無事通過!

 

 

南八ヶ岳 行者小屋付近。うしろにそそり立つ絶壁が横岳。

 

 

晩秋の丹沢大山。山頂は氷点下でした。

 

 

高尾山で初ナイトハイク(ヘッドランプをつけての夜登山)。夜の高尾山をナメちゃいけない、ヘッドランプを消すと完全な「闇」。

 

 

と、

晩秋まではほぼ毎週山へ出かけてるくらいハマってしまいました。(忙しい忙しいいってたのはこのせいだったのか)

さー次はどの山にいこうかな〜〜♪

 

 

しかし!

 

 

季節は冬。

当然ながら多くのヤマでは積雪がすでにはじまっており、山頂の気温も氷点下。

夏山にくらべて冬山登山は滑落、雪崩、登山道が雪に覆われることで多くおこる道迷い、からの遭難、低体温症、凍傷などなど...

速攻死に至るレベルまで危険度が数段上がるのでありまして

おれのようなトーシロ、しかも単独登山者がホイホイと手を出せないゾーンにあるんです。

以上はすべてネットのまとめサイトで得た真実の情報なり!

 

 

 

なによりさー。その冬山リスクを回避するべく販売されてる登山ギア、

冬用ウェア、冬用靴、アイゼン(靴に装着する鋭利なスパイクのようなもの)冬用グローブ、GPS、雪崩センサー、かんじきetc

ぜんぶそろえるとしたらすっげえ値段になりまして...。

登山環境的にもフトコロ的にも超苛酷。なので

俺ちゃんレベルは、伊豆とか?温暖で雪の積もらない低山を選んでゆるゆる登るという

選択肢しかないのでありましょうかねえ....?

 

 

 

...いや、ちがうそうじゃない!!

 

 

 

「い、いきなりどどーしたんですか!?、殿下」

 

↑お馴染みアッキーこと古谷昭洋カメラマン、ここで登場。

 

 

人はすぐ勝手に自分に限界を作って、自分には無理だと言い聞かせて、

己の枠内に作ったチンケな世界を後生大事に守ろうとする、恥ずかしながらいまのおれがそうだった」

 

 

アッキー 「.....」

 

 

季節がどうとか装備がどうとか標高が遭難がとかそんなもん一切関係ない

場所なんて選ばねえ、

自分が登った踏み跡、それがありさえすればそこはもう山なんだ

 

 

アッキー 「あ、えっと...はい.....」

 

 

「よし、アッキー車をまわせ、街に出るとしよう

 

 

 

 

ということで

登山ギアフル装備でやってきました東京都千代田区

こんなところに山があるというのか,,,。

 

 

 

おっ。ここか!?

 

 

 

と思ったら自転車屋さんでした〜。

どーやら殿下は2019年はチャリ遊びデビューを画策している様子。

どんなバケモノマシンを手に入れるのか乞うご期待...!

 

 

 

あ、そーだ!

ちなみに今日12/31おれ誕生日 だった

 

フルカーボンのロードバイクぽちい

 

 

 

...気をとりなおして、さらに港区へ移動。

 

 

 

 

お。

 

 

 

ここは芝の愛宕神社(標高25m)

名物の出世石段はかなりの急こう配でまさに登山気分!か?

 

 

 

 

もう山頂。たった2、3分の登山でした。

 

 

 

 

「よし、このヤマは制したぞ。次はあっちだ!」

 

 

 

 

こちらは芝公園内にある芝丸山古墳(高さ106m)

古墳時代(5世紀)に築造、ということでもはや形は留めていませんがもとは前方後円墳だったそうで、

こんもりとした小山になっています。

 

 

 

 

!?

 

 

 

 

 

 

はい、これがおれの山岳用テント。NEMOのタニというモデルです。

公園内なのでキャンプはもちろん不可能、テントのペグダウンもダメゼッタイ!ですが、

本日はテントの整備&組み立て練習ということですよ。

 

 

 

 

 

東京タワーをバックにすっかりテン泊(←山用語:テント泊のこと。ちなみに山小屋に宿泊するのは小屋泊気分!

1人用山岳テントのなかでも最軽量の部類に入るこのテント。本体は約1kg。収納時はエコノミークラスの枕くらいに小さくなるです。

そのためテント本体の生地がかなり薄く、ポールや各部のプラスチックパーツもかなり華奢なので

まじめな話、たまに広場などでじっさい張ってみてチェックするとよいと思われます。

 

 

 

 

テントを片付けたらこんどはシュラフ。

これはナンガというブランドの夏低山用のダウン封入量が少なく軽いもの。

 

 

 

 

 

10月初めに行った雲取山(2000m級)山頂近くのテン泊でちょい寒かったってのもあり、

この季節はどんなもんなのか体感温度をチェック&虫干し中。

やはりちよっと寒いので動き回って体温を上げてみました。

 

 

 

 

 

このナンガというブランドのシュラフはすべて国内生産品。

しかもシュラフ全製品に永久保証がついてるという世界に誇るMADE IN JAPANブランドなのです。

 

 

 

 

 

 

なんともシュールな絵です。

ともあれ、もっか冬将軍に行く手を阻まれているおれの登山熱は、こうしてしばし落ち着きを取り戻した。

 

 

 

 

さ、帰ろ...

 

 

 

 

 

 

 

 

そーいやまったく仕事の話が出てこなかった2018年最後のブログはこれでおしまい、ですが

ここ数年でもっとも忙しい1年(仕事が、だよ)であったことはうれしい事実。

クライアントのみなさまとお前らブログ読者のおかげです、いつもありがとう!

 

とはいえグラフィックデザインの頂点を目指すおれの縦走はまだまだ道の途中。

もうとっくに引き返せねえし、こんなとこじゃ絶対に終わらせねえ。

さらなる飛躍を遂げたいブッダプロダクションズ斉藤啓を

来年もどうぞよろしくお願いいたします!

 

というわけでみなさまよいお年を〜!

 

 

 

 

Marvin Gaye & Tammi Terrell / Ain't no Mountain High Enough

 

ワッツア!

 

先々週からスタートした新作ブックデザイン13冊連続アップは

昨日アップぶんでひとまずおしまい。

憂愁の美を飾ったのは

 

 

アッキーこと古谷昭洋の1st写真集、このWANNA DANCE

わたくしとハジメさんが創立した、謎だらけ(&不備だらけ)の出版社「黒羊舎」から出版しておるので

みなさん買ってください。→webではいまんとここ  書店ではここで買えます

 

 

唐突ですがここで雑誌掲載情報です。

いま書店やコンビニで発売中のメンズファッジ11月号。

 

 

こちらの「BOOK」コーナーにて軽い書評的なものとともに掲載いただきましたぜ!

(ちなみに表紙の写真はアッキーの手によるもの。)

 

 

 

 

そのことじたい非常〜にありがたいことなんですが、

なんかアッキーをベタ褒め、というか彼の感性や生き様を100%賛辞し甘やかすような書評だったので

若干苦虫を噛み潰す気分で読ませていただきました(ねたみそねみ)

どーぞみなさんもチェックしてください!

 

 

 

 

 

 

 

さて

このWANNA DANCEができあがるまで制作年月苦節4年余!

てか3年10ヶ月くらいほっといてたんですがね。

 

きっかけは、4年前にアッキーとオンボロワンボックスででかけた「夏休み旅行(by おっさん2人)

フラッとたどりついた岐阜県郡上八幡。

有名な奇祭「徹夜おどり」ってのを、夜通し降りしきる雨の中撮ってきたもの。

 

 

いやーええもん撮れたなあ、って

その当時も写真集にまとめようと、セレクトもページ割もほぼ済ませてたんですが

膨大なページ数になってしまい、予算的に&おれの飽きっぽさ的に

「めんどくさいからやーめた♪もうかんねえし

と放置していた次第。

なぜか今年になってその未完成のカタマリ(うちにはそーゆうものが無数にある)が妙に気になってて、

そのプロトタイプを再編集して生まれ変わったものが本書、であります。

 

 

サイズもページも大幅に変更、

そして新たに写真を再セレクトするにあたって、被撮影者の年齢層・性別をギュッと限定

可愛らしい子供、味のある中年、個性豊かな老人、そして大好物の熟女たちまですべてカット、

「若い女」一本に、文字通り焦点を絞りました。

 

 

伝統や因習という同調圧力から束縛されたい気持ちと、解放されたい気持ち。

この正反対のふたつの気持ちを同時に切望する、少女という未熟な「器」

まさに青いエロス、

そんなイメージで物語を組んでいきました。

 

 

 

 

文章がなんでかロリコンっぽくなってきたので (さっき熟女が大好物って書いたばかりなのに)

気を取り直して!、

隠れた本書の目玉は、

米国デトロイトのインデペンデント・レコードレーベル Benedict Records のご好意で

音楽史に埋もれた佳曲 ハンク・モンク&ゴッド・フリーツの1977年のナンバー

WANNA DANCE」のリリックの使わせていただきました。

訳詞は不肖ながらおれがいたしましたぜ。

 

 

(この曲はyoutubeで検索してもノー・ヒット!隠れた佳曲、というかほんとに隠れちゃってます)

 

 

 

 

もうひとつの目玉は...

奥さん!なんとTシャツのオマケつきです、

 

 

LサイズとMサイズがあります。

てか写真集にTシャツがついてるのか

Tシャツに写真集がついてるのか...

 

 

 

 

 

 

 

ということで、みなさん

 

WANNA DANCE ほしくなってきましたか〜〜〜?

てかここまで読んだんだから当然買うよな?な?

 

大事なことだから2度言うけど  →webではいまんとここ  書店ではここで買えます

 

 

また、近日このBlackmarketでも

代引きやクレジット決済が可能になる予定です!

本書ふくめいろいろ販売して、みなさんからどんど小銭徴収してゆきますんでよろしくー

 

 

 

 

平成最後の夏は彼方に過ぎ去ってしまったけど

おれとアッキー、そして黒羊舎の夏は終わらねえ!

 

 

 

 

 

 

ワッツア!

 

は〜〜〜〜〜あ。(怒声にも似た嘆息)

 

お盆もガッツリ仕事させられて、

お盆も打ち合わせや〆切ふつうに入れられて、

つくづくわたくしめはかわいそうでござ〜い....

 

などと、

おれが自分で選んだ仕事、好きでやってる仕事のはずなのに、

過度な被害者意識自虐史観が心身ともに染み付いて取れなくなった

ある意味戦後日本の落とし子、YO! おれが斉藤啓 aka BDAP!

今年は忙しくって敗戦の日に靖国参拝もいけなかったよ、ったく。

 

 

さあさあ

今日はちょっと趣向を変えて挿絵のお仕事!

 

 

 

 

一個人(KKベストセラーズ)9月号はつばいちゅう〜

 

今月号は、ちまたで盛り上がってるフェルメール特集。

それの「フェルメールとプルースト」ってとこに1枚だけですが描いてます。

 

 

挿絵って

自分がADやってたフリペとか、小説や実用書の本文内ではちょこちょこ描いてはいたんですが

 ちゃんと雑誌の上で描いたのははじめてかも?

 

 

 

 

で、その初体験はいかに?

テーマが、フェルメールに魅せられた文豪プルースト。

ってことでヘタなもん描けないし、雑誌内の整合性とかもあって、

あーだこーだ頭パンパンに意識しすぎちゃったかもですが

いざ描きはじめたら、やっぱ絵を描くことって単純にたのしいね。

 

 

ってことで、挿絵のお仕事もバンバン募集しておりますよー!

 

 

 

 

と、

今回はわりと健全な感じで描いてみたけど

次回があればちょい毒っ気のある絵もかいてみたいですねー。

 

たとえば....

 

 

 

 

 

 

こんなのどう?

あ。ちなみにこのイラストは当ブログ2014年の「アナコンダ」の回と

Harder Than You Think」の回からの抜粋でした。

 

 

ということで本日は軽めにこんなもんかな。

文豪プルーストの代表作「失われた時を求めて」つながりで、

最後にこんな一曲をどうぞ。

 

 

 

失われた伝説(ゆめ)をもとめて /アンディ

 

「機甲創世記モスピーダ」のオープニングタイトル。てか80年代アニソンをなめちゃいけません。

作詞:売野雅勇、曲:タケカワユキヒデ、編曲:久石譲という超豪華布陣。

本編は「可変型ロボット meets ロードムービー」という異色&意欲作。

エイリアンに侵略され荒廃した地球がなんとなく西部開拓時代に回帰してる雰囲気とか

話運びや人(?)種混生チームものとしても、クリント・イーストウッドの映画「アウトロー」によく似てる、

なので当然というか残念なことにコドモにあんま人気出ず、打ち切りが決まった後半は物語をかなりはしょっちゃってたのが残念。

特筆すべきは、バイクが、乗ってるニンゲンごとパワードスーツに可変する「ライドアーマー」。

今見てもまったく色褪せないアイデアとデザイン。

 

学研もこんなもの出してたんですよ。おれもいまだに持ってます!

 

 

 

 

 

 

 

 

あーあ なんもやる気しねえなあああああっ!(怒声)

 

 

あっ、すんません、

前回にひきつづきついつい大声を。

 

じつは前回ブログの靭帯損傷&毛虫アタック事件@高尾山は

1か月前くらいにおこった出来事でありまして

あれからアレルギーは3、4日できれいに治り、

くるぶしも断裂には至らず、ギブスすることなしに順調に回復中(もうランニングできます!)でございます。

どーもご迷惑おかけしました

てかさ。

おれが20代のとき働いてたデザイン事務所の社長は趣味のバイクで

ツーリング中に事故って死んじゃったんですよね、彼が48のときに。

 

 

おれも気をつけねばいかんなあ。。

トレランだの登山だの、一見ゆるい趣味にみえるかもしれんけど、

山に入って、一歩間違えて転倒でもして崖下に落ちりゃ即命にかかわるわけだし。

やれ毛虫だスズメバチだヒルだクマだ天狗だ、魑魅魍魎が跋扈する

じつは山は危険がいっぱいのサンクチュアリ。

 

 

捻挫と毛虫だけなのに大げさに考えすぎ〜、って言われるかもだけど

今回の靭帯損傷だって緩い低山の下山寸前だったからよかったものの、

あれ3000m級の山頂周辺でやっちゃったら確実に1人じゃ下山できないからね?

なんか山ってふだん暮らしてる人間世界の価値が通じない、

いわば異界なんだな〜ってのは実感しましたよ。

ま、初心者なんで3000m級なんて行ったこともないけどね。

 

 

と、自然に対して謙虚になったところで、

現在右足がうまく使えないのをいいことに、今度は自転車をつかってアグレッシブに遊んでみようと、

長らく放置していたMTBを某サイクルショップでリフレッシュ&魔改造中。

 

 

こんな感じで毎日遊ぶことばっか考えながら

仕事ばっかしてるシリアス・ジャパニーズ、YO! おれが斉藤啓 aka BDAP!

 

 

 

 

 

さあて今日は軽く7月から発売開始してる新刊を紹介するね。

もちろんすべておれがブックデザインを担当してます。

 

 

親鸞がヤクザ事務所に乗り込んで「悪人正機」を説いたら

著:向谷匡史 (KKベストセラーズ)

 

 

装画はしりあがり寿さん、タイトルどおりのストーリーw ですが

「浄土真宗」の理論体系がかなり噛み砕いて理解できます。これを読んだあと(でも前でも)

五木寛之の「親鸞」でも読んで、さらに理解を深めてみてはいかが。

 

以下、余計なことですが...

ブッダと呼ばれ、スーパーブッダなる超仏像を造ってているおれ的には、浄土真宗と親鸞、

....ちょっとエモいんで苦手。

(真言密教の理論体系が抜群にクール。しかしなぜか斉藤家は代々、禅宗。)

 

 

 

 

 

 

UNSEEN FACES, UNHEARD VOICES   Portraits of Injustice

Livingston & Miyako Armytage (IBCパブリッシング)

 

こちらは「途上国の人権」についての写真集&ルポルタージュ。

カンボジアやネパール、アフガニスタンなどの貧困地帯の低下層の人々の現実を写真とテキストで紹介してます。

人権派で知られるおれ 的に、ガッツリ力を入れた一冊で、

装幀はもちろん全ページのデザインを担当してます。

 

 

 

 

 

 

叡智の風 50の物語

田坂広志(IBCパブリッシング)

 

原子力の専門家で、元内閣官房参与、思想家、詩人と多才に活躍する著者が書き記した

「ライトな哲学本」って感じの一冊。日英対訳になってます。

こんないろんな肩書きを持つ人間というのはどんな仕上がりになるのか?

と思ってたら田坂先生自身はすげーナイスないい方でした。

 

 

 

 

 

いけばな 花の話を聞くとき

熊野寿哉(IBCパブリッシング)

 

ビギナー向きの花の生け方から花材のエピソードまで、

小原流で人気を集める華道家の熊野さんは世界的にも活躍しており、こちらも日英対訳。

てか花を「生ける」。って、

ホント日本語って慎ましくて儚くて美しい言葉ですね。

 

 

 

 

 

 

 

シートン動物記 対訳狼王ロボ

Ernest Thompson Seton  (IBCパブリッシング)

 

おれも子供のころ読んで、すっかり夢中になった「シートン動物記」、

の、これは対訳版&カラーの挿絵もつきます。

この「ロボ」のブランカを愛するゆえ捕らえられてしまうくだりが泣けます。。

わくわく動物ランドなおれ的にはシートン動物記の中では

「灰色熊ワーブ(だっけ?)」の物悲しいラストの無常観が好きです。

 

 

 

7月発刊ぶんはこんなもんかな。

これらの本、またアッキー君にブツ撮りしてもらってこのBlack Marketにアップするんでしばしお待ち....

って、

あっ!!

大事な本をご紹介すんの忘れてました!

このブログでもおなじみあのカメラマンアッキーこと古谷昭洋

ファースト写真集をドロップしたんです!

 

 

WANNA DANCE

古谷昭洋(黒羊舎)

 

謎の出版社黒羊舎(BLACK SHEEP SQUAD)からドロップされたアッキー初写真集は

「郡上八幡徹夜おどり」をモチーフにした青いエロスがしたたるジューシーな1冊。(あ、エロ本じゃないスよ。)

都内の意識高い系ブックショップなどで細々と絶賛発売中!

 

webだとここで売ってます → AKIHIRO FURUYA

 

なんとTシャツもついて3,200円!奥さん、安いよ!

こちらもすべておれがデザインしておりますのでよろしくどーぞ。

 

次回のブログあたりでこの写真集について書いてPRしてみよっかな?

なぜならおれ自身が黒羊舎メンバーそのもの、なのだから。

 

 

 

 

 

ワッツア!

 

 

 

▲先月、日本歌劇団東京公演「夏のおどり」にいってきました。その話はまた次回

 

 

 

とにかくこの夏は忙しくて忙しくって忙しくって...ガクッ(死)

目は死んだ魚、身体はなまっちろい豚、

いわば生ける屍、ええそうです、おれが斉藤啓 aka BDAPです。

 

 

いわゆるお盆進行ラッシュってやつ(お盆に入ると各印刷所が一週間丸々お休みしてしまうため

その前にとにもかくにも滑り込みで一斉に入稿!)で毎日ヒーヒー言ってるんですが

それは、まー度合いはあれど毎年のことだからわかるのよ。

 

 

最近はさ、むしろ⭐︎ライフスタイルの多様化⭐︎っつーんですか?

お盆期間中もフツーに、通常どーりに、なんの憂いも衒いもなく、会社出てらっしゃる編集さんも多いから

そっちの仕事や納期もキチンとこなしていかなきゃならない。

 

 

我が誇り高き有限会社ブッダプロダクションズ、いうても

実態は下請け零細企業 aka 蟹工船。

 

メインの書籍装幀という いわば「目にみえる仕事」 以外にも、

大量の本文デザインや書籍・雑誌の挿絵イラストなどの

「目に見えづらい裏方仕事」も当然キッチリ請けおってるわけであります。

おれはやらないけどDTP作業とか、むしろそっちの裏方仕事の方が

圧倒的に時間と労力がかかり、反比例してギャラも極端に安いわけ。

とはいえ書籍のを決定づける重要なファクターだから、

おれとしてはそこは逃げたくない、どころか積極的にかかわっていきたい!ってのは本気で思ってるんだよ?

思ってるんだけど....

ふと冷静になって時給換算してみたら

フツーにマクドの中国人定員の時給よりたぶん(けっこう)下......

 

 

あ〜あ やんなってきたなぁ〜〜〜ああっ!!!(禁句)

 

 

 

 

とはいえ資本主義の搾取構造バランス&働き方改革的に、

おれひとりがそんなワガママも言ってらんないじゃないですかぁ。

なので、

ここは気分転換&リフレッシュしてモヤモヤ感を昇華・発散しようと

ある日の仕事明けの早朝、あんま寝てない状態で高尾山トレランにでかけたおれ。

 

 

 

高尾山といっても、おれが走る登山道は「高尾南陵コース」って呼ばれてて

高尾山の少し南方にある低くてなだらかな(5〜600m級)山系からスタートし、

ぐるっと大回りして最後に高尾山に登頂・下山するというトータル16キロのコース。

 

 

 

 

どーですこの景色。天気も最高、

割とマイナーコースなので人も少なく気持ちいい。よってランニング・タイムもなかなかいい感じ。

コース終盤、高尾山頂を一気に登り切って小休憩して

さあ、帰〜えろっ、と緩〜い3号登山路を気持ちよく駆け下りてゴールまで残り僅か。そのとき

 

グキッ、パチン!

 

 

やってしまいました、靭帯損傷.....(2回目)

緩い下りで気をぬいたのか、とくに難しくも急坂でもなんでもないところでやってしまった。

 

 

テープでぐるぐるに固定してビッコ引いてなんとか下山。

が、悲劇はそれだけではなかった。

その夜、

 

 

 

ぞ、ぞっわぁあーーーーーー!!

 

 

翌日皮膚科にいったら「ケムシアレルギーですね」

茶毒蛾という虫ケラ(←事実そう)の毛虫の毒毛が皮膚中に飛散しておこる症状だそう。

そういや登山道の巻道で藪がボウボウのセクション、半袖で思いっきり手で漕いで進んだな...って....心当たり。

 

 

 

仕事で苦しみ、遊びで苦しむ

ゴータマ・シッタールダの言うように人生は苦、なのですかねえ。。

にしても

 

あ〜あ マジでなんもやる気しねえなぁ〜〜〜ああっ!!!(大声)