8年目の311
ワッツア!
今日は3月11日。
2011年の今日、あの時間。おれは新宿の映画館で
すべてにおいてほどほどな映画を観終わって帰宅、
まだ元気だったネコのハリーとくつろいでいたところ。
「恋とニュースのつくり方」 監督:ロジャー・ミッシェル
ハリソンフォードが出てた以外何も覚えていません。。。
あの大災害を体験した全員が、その全員の数だけ
いろんな感慨を持って今を暮らしてるんだと思うけど、
今日は一冊の本をご紹介。
南三陸日記 (集英社文庫)
著:三浦英之
著者は、現在さまざまな著作で開高健ノンフィクション賞、小学館ノンフィクション大賞などを受賞している
気鋭のルポライターで現役の朝日新聞記者でもある三浦英之さん。
この本は、震災直後の5月、被災地真っ只中の宮城県南三陸町に三浦さんが転属し
そののち約1年間現地に滞在し、精力的に取材を続けた記録です。
カバーデザイン・本文デザインはおれが担当、
写真は三浦さんが撮った少女の写真を前面に出しました。
この少女はいったい誰なのか?本書を読み進めたあと、
みなさんは「あっ」と驚かれると同時に、どんな感情を持つのでしょうか...。
本文は写真もふんだんに用い、変則的なデザインも用いて、
当時の現地のナマナマしい迫力や人々のエモーションが記録されてます。
8年の節目となる2019にあの震災をいまいちど振り返ってみるもよし
防災意識を高めるのもよし、興味深いヒューマンドラマとして心を震わせるのもよし。
なによりあの震災を「なかったこと」にして生きることは
なくなってしまった人たちのためにも、そして自分のためにも絶対にダメだとおれは思います。
おかげさまで発売すぐに重版もかかって大好評、
ぜひ読んでみてください→ここ