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ワッツア!

 

YO! おれが斉藤啓 aka BDAP!

 

 

 

さて7月。

去る週末、よいこのみんなはちゃんと参院選いきましたか?

お前らみたいな政治リテラシー弱者の投票行動については

よく知らんし知るつもりもさらさらないわけだけど

おれはもちろん投票当日、起床したらまっさきに嬉々として投票場へむかった善良な市民。

 

そしてこの人へ清き一票↓!

 

 

うっそーん♪

にしても参議院選の「唯一神」って...。この強いハートは見習いたいと思うの。

 

 

 

 

 

 

いきなりですが予告です!!

すまんことにさいきんバタバタしてまして(←イラっとする言い訳の王道

しばらくのあいだ新作ブックデザインを更新してなかったわけですが、

YO、ガールたち、準備はいいかい?

ここで一気に大量放出するぜ!

ピュピューーーっ

 

 

ということで、

明日からこのブログで

毎日1本づつ新刊のブックデザインをアッしていきます!

さあ、新作ネタがいったい何日続くのか?

ブックデザイン界の唯一神(←さっそく盗用、少しドキドキしている)であるおれの一挙一動、

1日も、いや片時も見逃せないね! ね?

明日からHPの更新ボタンをクリックしまくれ!

 

 

 

 

ただし、

ただしですよ?

そんなことネバーありえないと思うんですが、

万一、中途半端な日数でブログ更新が滞っておれが超カッコ悪いことになったとしたら

以下の原因が考えられますので対策とともに提示しておきます。

 

 

 

原因1...出版社からの配本・献本が予定より遅れている場合

対策:みんなで出版社に電凸クレーム。(ただしその出版社に二度と仕事をもらえなくなるリスク大)

 

 

原因2...アッキーが忙しぶって撮影をサボっている(堕落&怠慢)

いまやまあまあそこそこの売れっ子に成り上がった(ホメてます)アッキーこと古谷昭洋

このところも相当忙しいらしく、新刊ブツ撮り程度の仕事を頼むのは本当に心苦しいのです...。

が、上下関係は守るのが人の道

対策:全身の毛をむしりとりながら失神するまで罵倒する。

 

 

 

という感じで、

ブログ更新の遅延はすべておれ以外の誰かのせい。

というマスゾエ・スタンスで今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

いったいブッダプロダクションズの新作ブックデザインは明日からいつまで続くのか、

このBLACK MARKETをよくチェックしとけ、エブリデイ!

 

 

 

 

 

 

ワッツア!

 

季節はもう梅雨もとびこえて初夏!な本日。

思い起こせば4月末あたりからけっこうな量のお仕事をシコシコやっつけてまして

それらがまとめてやっとこさ完成間近!

 

▲アッキーのバカチョンカメラで書籍カバー

 

▲おれ自身気にいってたデザインだったけどボツ!

 

▲発色いいなー。Pantone 354Cはおれの大好きな色。

 

▲久々に金ハク押してみたぜ!

 

つごう30冊ほどはやっつけたかな。

だいたい色校も責了を終え、発刊日も決まりホッと一息ついてます。

ときに楽勝あり、ときに苦戦あり。

奇襲戦あり、消耗戦あり。おまけにときに空中戦(=舌戦)あり。

デザイン界のトータル3割バッターおれが斉藤啓aka BDAP(打率はけっこう高い方だよ♥)

 

 

さて一方、

これらに先んじて書店にならび始めた新刊のご紹介でーす。

 

トルーマン・レター   高嶋哲夫(集英社文庫)

 

 

本書、

太平洋戦争末期、広島・長崎への原爆投下命令を発動した、

故トルーマン大統領のプライベートな書簡をめぐるポリティカル・サスペンス小説。

 

前回のこのブログでも書いたけど、

オバマ大統領の広島訪問をみてなおいっそう感慨深かったのは

この小説のデザインを担当したからかも。

事象を一歩踏み込んで考えるためのツールとして、

ネットと比較すると、やっぱ読書ってのは身体に直接くるね。

 

んで、

ブックデザインはもちろんおれなのですが、

今回のウリはカバーの不穏な雰囲気たっぷりのコラージュ。

こちらもハサミとスティックのり片手におれがシコシコ作りましたので

その悪戦苦闘の模様も次回以降ご紹介できるかなーと。

 

 

書店には「ナツイチ」の可愛い帯にくるまれて並びます。

興味あればぜひ読んでみてくださーい

 

本日はこんな感じ!

 

 

 

 

 

 

 

ワッツア!

 

うぐぉおおおおおー!

超忙しいンだよォ!!!だよぉ だよぉ だよぉ

 

GW明けから怒涛の仕事ラッシュで、瞬間風速お仕事40(←これマジ死ぬぜw)

MACの前に座し左手にストップウォッチをはめて1時間単位で区切りながら

効率的なマシンと化して超高速で仕事をやっためたらに斬っていく。

もはやここには人間斉藤啓 aka BDAPという人格はすでになく

むしろAI(人口知能)です。

 

もう〜みんな〜

これ以上おれを儲けさせてどーするつもりィ♥

 

 

 

 

ところでサミット後、オバマ大統領が広島においでになったわけで

新聞のアンケート調査結果とか見るに、日本人の多くはかなり好意的に受け入れてる模様。

が、おれ的には微妙。

原爆投下は非戦闘員に向けられた史上最大の大虐殺であり

ナチスのユダヤ人殲滅よりもっと悪質な人体実験であり

ハッキリと戦争犯罪なのであります。

これは世界や時代がどう変わろうが動かない事実なのだから。

 

とはいえどっかの国みたいに日本は謝罪や補償は求めない。

ただこの虐殺と犯罪はフェアにキッチリ認めて猛省せよ!

アメリカの教育の中で教えられてる「原爆投下の意味」を正しく問い直せ!

 

例の原爆死没者慰霊碑の碑文を

 

「過ちはマジで繰り返すなよアメ公コノヤロー」

 

と、彫り直したいほど

ダーティ・ジャップのおれは原爆投下に心底怒ってるのであります。

 

 

 

 

おっ!しかもこのタイミングで

原爆投下の命令を実際に発動した張本人である元KKK幹部トルーマン大統領をめぐる

日本を舞台にしたサスペンス小説がもーすぐ発売です。

おれがカバーデザイン担当したのでお楽しみにー!

 

 

 

 

 

とにかく、5/27のオバマ大統領ご訪問が

ほんのすこしでも被爆者のみなさんの心の慰めになったのなら、

一瞬で死んでしまった10万超の広島の人たちの霊魂にとって

マジカルな夜になったのならいいんですが。

 

マジカル・ナイト / 小野木久美子

ストリングスがマジでかっこいい。アーバンでせつない和物ソウル!

 

 

で、もちろんこのブログも片手の腕時計を気にしながら

速攻で書いております。

じゃっ急ぐんで!ばいばい!

 

 

 

 

ワッツア!

 

まずは熊本震災(地震でなく震災、と呼びたい)でお亡くなりになられた方々へR.I.P。

そしていまなお被災されている皆さまに熱いエールを!

 

311のときも思ったんですが

我ら日本国国民にとって「今そこにある危機」とは

やはり地震・火山噴火・津波・水害などの天災である、

というのは衆目の一致するところで間違いないと思います。

 

 

〜コンクリートから人へ〜

ダムや河川防災、道路などの公共投資は自然破壊であり、

国家権力と大手ゼネコンの既得権益のための存在であり、

すなわちすべての公共事業は無意味であり悪である!

 

などといった

美名スローガンの名を借りた偽善に酔った時代はもう終わらせなきゃなんない、とおれは思う。

一個のダムが洪水をせきとめるうることで、

一本の林道が災害救助の命綱になりうることで、

ひとつの橋が各地からの救援物資の出入り口に変わりうることで、

一人でも救われる命があるのならそれは意味あることなんじゃないか。

 

データと知恵をもちよって天災に耐えうる国土デザインを新たに設定し、

どんどん財政出動して予算をつけて、ガンガン雇用を促進して働き手を増やすことで景気も上げる。

基本にもどって、いわば平成版ニューデイル政策を今こそ我らに!

もちろん

国土すべてにコンクリートを流し込むような前時代的な方法じゃなくて

自然の景観やその土地の雰囲気を最大限生かしながら

国家インフラを合理的にかつかっこよくバージョンアップしてゆく。

 

「自然災害で亡くなったり困ったりする人を限りなくゼロに近づける社会」

 

そんな未来の日本が見てみたい。

それが自然災害大国日本のあるべき完成形であり、急務であるのだと

強く思う今日このごろ。お前らはどう思う?

 

 

黒部の太陽(予告)

皆の命を助けるため己の命を賭ける。直視しろ!これがインフラストラクチャーづくりの熱い現場だ!

 

 

 

 

 +

 

 

 

 

ということで、

もーすぐゴールデン・ウィーク。

GW前進行でなかなか忙しい毎日です。

 

そんななかとつぜんですが、

さいきんのおれのキブンとして

コンピュータ上で完結しないデザイン、つう新たな試みのもと、いろいろなブックデザイン製作中です。

小説から学参まで、各々の書籍内容はもちろん違いますが

おれがデザインするうえでの裏テーマはズバリ「図画工作」。

 

紙の上でハサミやノリを使って体全体を大きく使いながらデザインすると

不思議にアナログ独特の圧みたいなものが生まれて

グイッと目を引くマグネティックな絵柄ができることに気づいたのです。

 

 

 

 

 

ブックデザインって

デザイナーそれぞれのカラーや方法で多種多様なアプローチがあるわけで、

タイポグラフィーから入る方法、ビジュアルから入る方法、

個性をとことん消して作品そのものに奉仕するやり方、逆に作り手の個性をギラギラ見せつけるやり方。

などなど。

 

でも最終的には

書籍の内容に寄り添って、かつ読者を惹きつけることができれば

やり方は何でもアリなんだと、さいきんとくに実感してます。

 

で、そのやり方は

やっぱしデザイナー各人の性格や個性や感覚にぴったりフィットしたものを選ぶのが、

フツーーーに唯一の正解。てかあったりまえですよね。

 

というわけで、

自らの基本に還って編み出したこの「図画工作メソッド」が

おれがいまもっとも気にいってるやり方。

 

さあ、これからこれを出版の現場で思うまま実験・実践させていただき(編集のみなさん、ハラハラしないで。)

いろいろ結実させてゆきますのでよくチェックしとけ!

 

 

 B FLATT / BACK TO BASICS

 

あ!神保町へカバーの色校チェックしにいかなきゃ!

このメソッドで作った初のカバーデザイン、

はたして吉と出るか凶と出るか?

 

 

 

 

 

 

ワッツア!

 

なんやかんや夢中で労働してる間に、世は新年度!

どうもごぶさたです。

街ですれちがう初々しい新入女子社員のおぼこいスーツ姿にむしろ劣情をもよおす

おれが斉藤啓 aka BDAP!インザハウス!

 

 

いやあごぶさたしたうえアレなんですが

本日も軽〜くうちがデザインを担当した新刊のご紹介だけをさせていただければ(忙しいんだよ)

 

 

集英社文庫から3/25発刊の、

 

沖縄コンフィデンシャル 交錯捜査

著:高嶋哲夫

 

 

映画「ミッドナイト・イーグル」の原作などで知られる

高嶋哲夫先生の本格警察小説。

本書は、新米刑事と老刑事のバディものでありつつ

舞台が、いま何かと香ばしい沖縄県!ということもありポリティカル・サスペンス色も濃いですが

あまりに深刻な方向には行かず、

どっちかというと「フレンチ・コネクション」的な感覚の娯楽作なので

一気に楽しくよめちゃいます。

 

↑ミッドナイト・イーグルの予告編を貼っておきますね。(正直観てないんでアレなんですけど)

 

 

 

この沖縄コンフィデンシャル 交錯捜査

ブッダプロダクションズとしては初の「小説」のカバーデザインなので

沖縄ロケをも敢行し、かなりリキいれて作らせていただきました。

ぜひご一読を!

 

▲沖縄ロケ三日目。リキ入りすぎて知恵熱を発生しながらも写真セレクトをするいたいけな殿下の図。ベッドで横になりたくてたまらない。

 

 

んで、

今後、高嶋先生のこの沖縄コンフィデンシャルはシリーズとして

何作か続いてゆきますのでおっ楽しみに〜。

では本日はこんなとこでSAYONARA、ロボコップ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特別ふろく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おわり

 

 

 

 

 

ワッツア!

 

まずは311東日本大震災で命をおとしたすべての霊魂に黙祷

と、一方で

「日本死ね」「私活躍できねーじゃねえかよ」「手当て20万よこせ」

本日も何かとかまびすしい平和な我が祖国、日本。

 

いつのまにかわたくしのまわりの女子たちも

子を産み母親になる人たちが増えてまいりました。

待機児童問題は言うにおよばず、いったいどーやって子育てしたらいいのか?

いろいろ悩みながらもトライ&エラーしている模様。

 

ということで、

子育て問題をおのれの喧伝に利用させていただきますね?

わたくしが装幀を担当した新刊が発売されました〜

 

 

 

ほめて伸ばす 「白井流」で子どもの才能を見出す

(著:白井勝晃 白井徳美 世界文化社)

 

今年のリオ五輪で内村航平選手とともに大活躍が期待される白井健三選手。

著者である彼のご両親が健三くんにどうゆうふうな子育てや教育をしたのか、っていう内容です。

おいそこのママ!

きみも我が子を天才に育てあげてみないか?!、ってまあそーゆうゴリゴリの内容じゃあないんですけど

 

帯はこんな感じ↑。

 

もう書店に並んでると思いますので

興味のある方、どうぞお買い上げください!

とくに子育てに悩んでるお母様方、これを読んで子育ての参考にしていただければと思います。

日本のママたちがんばれ!

 

 

....てか

装幀を担当した立場からひとこと言い添えさせてもらうと

リオ五輪の健三くんの活躍いかんによってこの本の売れ行きがかかってくるわけです。

ママたちよりむしろ健三くん!キミががんばれ!どうかがんばってくれ!

 

 

 

 

 

 

 

ともかく子育て、って難しそうで、簡単そうで、...

てか...そんな難しいですかね?....(ひとごと。独身なんで。)

とにかくおれの場合でいうと

 

 

 

こんなハンサムで美しい容貌に産んでくださり

なおかつ

 

 

 

 

こんなゴーイングマイウェイな性格に育てあげてくれた孝雄春子に感謝!

 

 

 

 

 

 

 

 

付録:まちがいさがし

 

 誤

 

 

美しくキープマイウェイ、だが間違いは糺さずにはいられない

ブッダプロダクション代表、おれが斉藤啓 aka BDAP!

 

 

 

 

 

ワッツア!

 

日夜の勤労はモチのロン、

前回にひきつづきお勉強にいそしむ現代の二宮金次郎

それがおれ斉藤啓 aka BDAP!

 

先週おれは

銀座で一件打ち合わせを済ませたあと

 

 

日比谷公園にいました。

 

いまは平日の昼下がり、

公園内の松本楼にて悠々とワイン&ランチをすませ、むかった先は...

 

 

 

 

超かっこいい日比谷公会堂

ではなく、

そのむかいにある

 

 

 

 

日比谷図書文化館です。

 

“図書文化館”、というなんともしれぬカビ臭く淫靡な語感と、

隣の日比谷野外音楽堂から聞こえてくる反原発集会(ちょうどやってた)のアジ演説もあいまって

左翼ムードがプンプン臭いますが気にせず進んでゆくと、

 

 

 

エントランスにおかしな大きなイカのポスター↑が!

 

 

 

これフライヤー

てかここはうちの書棚。だってまた館内撮影禁止だったんだもの。

このSNS拡散時代、いいかげんそろそろ美術系の施設も撮影可能にしなきゃどっかのアホが日本死ねってつぶやきかねんぞ、ええ?千代田区よぉ。

 

 

そう、

ここでは超売れっ子ブックデザイナー祖父江慎さん率いる

コズフィッシュのブックデザイン展をやっています。

 

祖父江さんの代名詞といえば「ユルい装幀」ってことになってるけど...

 

 

 

みんなー騙されるなーーー!

ユルいなんてとんでもないぞーーー!

 

会場はけっこう小さいんですが、

彼の手がけた書籍が山のように展示してあります。

その中に仕事のプロセスというべき校正紙や指示書も展示されていまして、

それらがユルさの欠片など微塵も無いほど血気迫るスゴさなンです!

造本の設計理論や印刷・製本技術へのとんでもないレベルの知識と造詣、

実戦経験に基づいた細部までのクレイジーともいえる徹底的な作りこみ。

ペラの色校正紙からでも

圧倒的な力強さと溢れる情熱を感じました。

 

ブックデザイナーの末席にウッカリちゃっかり座っちゃってるおれが

こんなこと言うのも僭越なんですが

見事な仕事です!敬服いたしましたです!

 

 

 

いやあ〜

今日もひとつブックデザインの楽しさ、面白さを学べました

ガン上がりで事務所に帰社してメールチェックすると

また新たな装幀仕事が。よっしゃばっちこーーーい!

 

 

 

 

あ、

そーいやイカの帰り道に有楽町でメイクの松井リカ氏にひさびさバッタリ会ったので、

ここは流れ的にいちおうリカさんの宣材写真を貼っておかねばならなイカな。

 

 

 

まーそれはさておき、

 

 

 

ということで

祖父江慎+コズフィッシュ展 ブックデザイ 

の会期は3/23まで(今回は余裕があるだろ?)なので

興味ある君!ぜひ日比谷公園に行ってみなイカ

 

 

 

ではまた次回!

 

 

ワッツア!

 

まずは宣伝

おれが装幀と本文デザインを担当した新刊のご案内です。

NHK出版 10億人に通じる!やさしいブジネス英会話

 

 

著者は柴田真一先生。

先生が講師として出演してるNHKラジオ「入門ビジネス英語」の2015年放送分をまとめた一冊であります。

もう書店にならんでると思うので、興味ある方はぜひチェックしてみてください。

 

カバーイラストももちろん描きましたでーす。

 

 

+

 

 

さてさて

我が誇り高き有限会社ブッダプロダクションズ代表取締役斉藤啓aka BDAP

沖縄でハシャギすぎて高熱出したりするこんなおれですが、一応会社経営者。

年始になるとな〜んとなく今年のテーマをきめてみたりするんです。

 

テーマをガチガチに縛りきつくした結果、結局なーんも達成できませんでした♡

ってんだったらそんなもの決めないほうがいいので

具体的な経営の現状はモチロン、反省・願望・妄想、

あとなんつーか業界の空気ってか雰囲気など踏まえつつも

できるだーけ無意識に自然に、ポンっと浮かんできた感覚のいくつかから

いまの自分にフィットしたものを掴んで、それを言葉に置き換えてゆく感じ。

なんかこう客観的に書くとシャーマニズムめいてて気持ち悪い?かね。

 

 

そんな感じできまった2016年のテーマのひとつが「学習」デース!

「学習」っていうより「おベンキョー」って感じかな。

 

とにかく技術を学習・習得するには見て盗んで学べ!つーことで手始めに

小石川の凸版印刷(←なんか中学高校同級生が何人かいたような)にある印刷博物館で開催してる 

 

WORLD BOOK DESIGN 2014-2015

 

ってのを見にいってきました。

 

 

 

毎年ライプツィヒで開催されてる「世界で最も美しい本コンクール」の入賞作を中心に

ヨーロッパ、日本、中国のすぐれたデザイン&造本の書籍を展示してます。のだそうです。

 

残念ながら会場はなぜか撮影禁止(なんで?プンプン!)。ゆえに写真レポートはできませんが

美しくかっこいい本がいっぱいでしたよ。デザインそのものはもちろん

手にとって紙質や造本の作りの工夫などをしげしげと眺められるのがパクリエイターとしてはうれしいところ。

しかし一方、なぜこの本....?ってのもありますので

興味ある方はぜひぜひ遊びにいってくださ...あっ、

明日(2/28)で終わりだった。

 

 

 

 

またもやってしまいました。でも明日行けばいいじゃん?

と、

こんなウッカリしててもおれももういいオッさん

デザイナーとしてムダに経験年数だけは長いので、

ある程度手グセでやっても70点は取れるレベルだと思うし(※注  おれの中で70点は結構高いレベル。合格/不合格のボーダーラインに設定してある)

 

「商品として合格ラインのものを常時量産できるレベルとスピード」

 

という、プロとしてあたりまえの水準はまあ軽く超えてはいると思うけど、

逆に若い頃の

 

「なんでも見て、吸収して、ぜんぶ自分のものにしてやる!」

 

という気迫や貪欲さ、ヘタクソでもその作品から滲み出す底光りする強さ

がやっぱ薄れてきているのは事実。

これは悔しいが認めざるを得ないな。

 

 

体力だってあのころとは違うんだよねー(↑38.5℃)

 

 

なんて言ってると

オッサンの「昔はよかったナー」的酒場の繰り言みたいに聞こえるような...

違う違う!

そうじゃ...そうじゃない!

 

 

広告デザイナーからブックデザイナーにちゃっかりスイッチ成功(←とりあえず、ね。)し、

いわばグラフィックもブックも両方イケるスイッチ打法を手にしたいまだからこそ

ブックデザインという仕事そのものを

物理的・概念的・美術的・歴史的に徹底的に解剖・分解し、

おのれがいま作っているものはいったい何なのか?をとことんつきつめたい。

もう一度ゼロから学ぶことで

デザインのたのしさおもしろさを自分にとりもどしてみたいんです!

 

 

 

...どうですかこの熱気、そして謙虚さ

熱すぎて熱すぎて毎日夕方くらいになるといつも眠くなっちゃうんだけど...

(沖縄高熱騒ぎ以来、睡眠時間の配分がうまくコントロールできない)

 

 

 

学習と実戦。

理想が現実を高め、現実が理想を磨きあげる。

鶏とタマゴのようにぐるぐるサイクルするこのターボエンジンにシンクロして

一段、また一段、ギアを上げてゆく所存だぜ。

今後のブッダプロダクションズをよくチェックしとけ!

 

 

Boogie Down Productions / You Must Learn"Live From Caucus Mountains" version

 

 

ワッツア!

 

沖縄でかけられた「呪い」aka高熱もすっかり引きまして、

なくなった体力&食欲、

そしてギラつく性欲を取り戻しつつある(←わざわざ報告することなのか?)

おれが不死身のヤマトンチュー、三宿の怒れるオスプレイこと斉藤啓akaBDAP!

なのですが

 

ああっやばい!

ウッカリすっかりみなさんに報告するの忘れてました!!

そーいえば去年9月末から我が有限会社ブッダプロダクションズに

新メンバーが加入してたんだった〜!

 

 

はい、

その前にブッダプロダクションズ歴代アシスタントを軽くおさらいしておきましょうね!

 

第1代目アシスタント 佐野さん

 

 

1999年のブッダプロダクションズ立上げ後、すぐ加入。しましたがいろいろモメて

築地の某広告代理店(A○Kでーす)に引き抜かれていきましたっ。挨拶も何もなかったですが幸あれ〜♪

 

 

 

 

第2代目アシスタント ハヤト

彼は2004年加入くらいかな。

東京電力の大型ステンシル製作を学生ボランティアとして手伝ってくれてて、のちに正式加入。

ブッダの目黒ストリート時代にいろいろ貢献してくれました。

のちに脱走をカマしてくれますが、まあその話は忘れたよ。

 

 

 

 

第3代目アシスタント コバ

こちらのコバは2008年、博報堂から加入。

このときのおれはどっちかというと本業(デザイン)そっちのけで

アーチストBDAPとしてスーパーブッダをつくりまくってた時期で、

そっちのアーチスト・マネジメントを中心にをやってもらってた、って感じです。

親切キャラで、いろいろよく働いてくれましたー。

 

 

 

 

第4代目アシスタント マコ

はい、

このブログでもみなさんの記憶に新しいと思われるマコちゃんです。

彼女はですね、《自分探しすぎ》で、

とうとう離婚&実家に出戻りという残念すぎる結末に....。いい子なんだけど...。

みなさんも自分探しはあくまでほどほどに....。

 

 

てかなんだかこう書いてて、

おれの歴代アシスタント、変わった子ばっかだなあ......。

まあというわけでいよいよ最新アシスタントの登場です!

 

 

 

 

第5代目アシスタント リョータ

 

 

はい、

静岡は沼津からやってきたB-BOY、リョータ28歳

その苛酷すぎる出自はここでは語らぬけれども

ブレイク・ダンスとフォト・レタッチはあえて“超高校生級”とでも言っておきましょうか。

ともあれおれの手足としてストレスフリーで機能するようになるべく

馬車馬のようにコキ使ってる最中でございます。

 

4ヶ月ほど一緒にいろいろやってみて、

彼は基本素直ないいコなんですが

もともとの顔のつくりなのか、それとも その謎の出自が内面に影を落としてる んだかなんだか知りませんが、

つねに仮面を被ってる感じがするんですよね。

だからこないだツラの皮を思い切ってひっぱってみたら

 

「痛い痛い!殿下やめてください!」

 

と、本気で痛がってるようだったんで、どうやら仮面ではないようです。

 

 

ま、

なにはともあれ彼の正体が白日のもとに晒される日まで(どーでもいいんすけど)

この新アシスタントとがんばっていきたいと思っておる所存。

結論!

ブッダプロダクションズは新メンバー加入でさらにパワーアップ!

て無難な結論にまとめたのでそれでよろしくー!

 

Behind The Mask  / YMO

 

 

 

 

ワッツア!

 

年明けから都内を東へ西へ北へ南へ。

おれが斉藤啓aka BDAP!

 

 

 NORTH SOUTH EAST WEST / BLACK SHEEP (Remix by Showbiz)

 

 

いや、もはや都内という枠にもこだわらないで、

おれの興味のおもむくままにどんどん「現場」にでかけてみようじゃあないか。

ということで、

 

 

 

 

ということで....

いきなり沖縄県、那覇に到着。

三泊四日で撮影旅行を敢行しました〜。

 

旅のお供はもちろん

 

カメラマン・アッキー

 

 

この撮影旅行は沖縄を舞台にした書籍の仕事ではあるんだけど

おれ的に沖縄について知りたいこと、確認したいことが山ほどあったので

どっちかというとそっちをDIGする感じの組み立て旅にしました。

好奇心最優先、ブックデザイナーという職種すらどんどんハミ出して行くぜ!

 

 

 

少女がいまもなおそこにいるような、「白梅の塔」の自決壕。

 

 

 

 

F22ラプター@嘉手納基地!初めて見た!

 

噂どおりけっこう美味しかった沖縄そば。

 

 

とまあ

このブログではこのくらいにしときますが

我らヤマトンチューにとって、精神的にハードな場所をまるで地獄巡りのように訪ねていったのは事実でして

この記録を次に刊行する書籍にストレートに活かせるのかは「???」ですが

 

「ブッダプロダクションズはつねに現場へ!」の気焔はいつもあげていきたい。

モチベーションや気合い、知ろうとする気持ちだけはぜったい他者に負けないよう

あらためて自らの心のセッティングに余念のない2016年でございます。

 

 

 

とはいえ...

そもそもこの沖縄行きも2徹明けそのまま強行軍で行ったので、

沖縄でハリキリつつもさすがにいろいろなものに感応してしまいぐったり疲れ...

3日目にとうとうぶっ倒れてしまいました。

 

やっとこ帰宅しても、そこから一週間39度前後の高熱!

沖縄は..ちょっとボクには刺激強すぎたみたい...

正直...しばらくは...いきたくないです....

 

 

 

 

ねえ、

突然ですがみなさん初夢見ましたか?

一富士、二鷹、三ナスビ、なんてよく言いますが

おれの初夢はなんと!、いや初夢というのが正しいのかわからんけど

元旦そうそう「金縛り」にかかってしまいました

 

それからも一晩おきくらいに続いてて、今夜も寝るのが超ウザい(ふしぎに怖さはない)んですが

最近はだんだん慣れてきて絶賛金縛り中にドアから家を出て近所をウロウロできるようになりました...。

これが夢なのかはたまた幽体離脱的ななにかなのかなんなのか、

まーちっともわからないのですが、意識はかなりハッキリした現実感があり、

他の夢のように起きてすぐ忘れてしまうことがないのが夢っぽくないのよねぇ。

 

 

 

 

 

この「金縛り頻発」、いわば「金縛り祭」

童貞高校生のとき初体験して以来、その後も折に触れ何度かあって

いま思い返すとなんだか人生の節目の直前に、まるで何かの予告のように起こることが多いんですよ...。

高校ンときは大学受験のときで、合格前日まで祭ってたし...。

 

 

 

 

かように

めでたく霊的ステージが1ランクアップしたおれ斉藤啓aka BDAPですが

話はコロリとかわります。

 

 

このブログの内容なんだけどさ、

去年は新刊が出るタイミングでそのインプレをするのがデフォルトと化してしまいましたが

いま読み返してみると、正直

「あんまおもしろくなぁい」

ああいうふうにマジでデザインのこと語ってみても関係者以外には興味な〜い♪

ってか

傍目からみると正直ナルシスティックなオナニストっスよ、おれ。

ひきこもって仕事ばっかしてる奴って、客観的にみると、あー気持ち悪っ

 

 

なので今年は

いろんなとこ出かけたりとかさ美味しいもの食べいったりとかさ、なんかわからんけど

とにかく仕事以外のこともアップしてゆきたいな、と。

もちろんしっかり撮影&コメントして、このブログのバリエーションを増やしていき、

おれの脳内概念の引き出しも増やし、ついでにリピート率も増やしてゆこう!と若干意気込んでいます。

だから

話題のスイーツを行列してゲットしました!大人の甘さでやわらか〜い❤️

的な、

まるでクソOLみたいなブログに路線変更することも是か非かでいえば是だと思っておりますので

みなさん引き続きごひいきによろしゅうお願いいたします。

 

 

 

 

 

はい。ということでさっそく

本日は中目黒104ギャラリーにて

KYOTAROさんの個展、サジーと3人の女王を観にいってきましたよ!

 

 

 

アーチストKYOTAROさんの個展であります。

おれは以前からファンだったのですが、幸せなことにさきごろ

「霧のむこうのふしぎな町」のブックデザインでお仕事をご一緒させていただくご縁があって

 

 

 

↑すばらしくもかわいい装画と挿画をたっぷり描きおろしていただきました!

 

滝の水を汲んで紅茶を沸かして飲んだような、

早朝だれもいない神社で参拝をしたような、

KYOTAROさんの作品をみたあとは、そんな清々しくスッキリしたいい気持ちになります。

そんないい気持ちの中に畏怖、というかちょっと触れ難い禍々しさも包まれてあるところが大好きです。

なにより優しくてあたたかくピュアでカワイイお人柄。

これに尽きます。

KYOTAROさんとお話しすると、「クソOL」とか言ってる自分が恥ずかしくて死にた...(以下略)

 

みなさんもお誘いあわせのうえぜひ遊びにいってみてくださ...あっ!?

あれっ今日で終わりだった!!

 

 

 

ここはとりあえず...

 

 

 

KYOTAROさんとワッツア!

 

ではまた次回!

 

 

 

 

 

 

ワッツア!

 

2016年のまくあけ。

おれが斉藤啓aka BDAP!

 

みなさまあけましておめでとうござまぁ↑す♪

今年も我が誇り高き有限会社ブッダプロダクションズをどうぞごひいきにおねがいします。

弊社からの年賀状↓はぶじとどきましたでしょうか?

 

(アッキー撮影です)

 

 

 

ぼくチンのお正月休みはといえばですね、

まずはおでんを大量に作り、これを正月三が日分の食料に充てる。(朝も昼も夜もおでん。)

 

大晦日、

友達と銀座で晩飯食ってその足で初詣に出かけたはいいんですが

年が明ける前(PM11時くらい)から、わらわらと人がわいてきてどこの神社も大行列!

みなさんこの寒い中、年明けをいまかいまかと待ちかまえているわけですよ。

 

当方、

「魂だけはいつも貴族で居よ、」と、両親に厳しく躾けられたので(嘘)

すべてにおいて行列に並ぶのだーいっキライ。なので

そこそこ空いてる神社(赤坂豊川稲荷)におもむき、さらに去年中に初詣を済ませる

という早割ライクに刻を超える禁じ手を使い無事参拝終了。

 

 

まあ

仕事はじめの4日には靖国神社できちんと昇殿参拝をしたんでモーマンタイ。

さあ今年は益々社業繁栄が約束されたぜ!

靖国神社は昇殿参拝するとお酒が一升いただけます。

 

 

 

あとは...ですね...

家でゴロゴロしながらZガンダムを全話見てました...という中2っぷり。

 

Z・刻を超えて / 鮎川麻弥

(そしてZガンダム好きはここをクリック)

 

 

とはいえ

地味にコツコツ30日まで仕事してたし、年始明けのお仕事がちょっぴり立て込んでたので

仕事はじっさい2日からスタートしたし。

なんだかあんま休んだ気がしない、というか新年明けした気がせぬまま

本日に至る...

 

 

ちゅーわけでした。

ブッダプロダクションズの年始はとりいそぎこんな感じで〜す。

みなさん、今年もよろしく!

 

 

 

 

ワッツア!

 

みなさま。2015年はたいへんお世話になりました、

そして散々お世話しました。

それはともあれ、まことにどうもありがとうございました。

 

我が有限会社ブッダプロダクションズの年末進行は、ぶじ30日に仕事納め、

そして31日の夕方さきほど大掃除完了!

そしてふと気付きました。本日大みそか、おれの誕生日であることを...。

 

 

まー

年齢なんぞ聞くだけヤボ、2016もフォーエバーヤング、

おれが斉藤啓 aka BDAP!

ということで

とりいそぎ来年もみなさんよろしくお願いいたします!1/4から営業開始どぇーす

 

 

 

ワッツア!

 

 

「あの〜、殿下さま...」

 

と、のたまったのは本ブログには久々の登場、

我が誇り高き有限会社ブッダプロダクションズの社カメ、アッキー

 

 

一昨年あたりからMEN'S FUDGEのファッション写真の大半(と言っていいと思う)を毎月こなし、

 

 

▲もちろん表紙もアッキー撮影!

 

 

さらには海外ロケでパリ、ベルリン、スウェーデンなどを飛びまわり、

いままさに飛び立たんと勢いづいている彼。

 

 

「ぼく、もっと世の中に討って出るために自分だけの営業ツールをつくりたいんと思ってるんです...

 

「かっこいいアッキー・ロゴが入ったレターセットとか...

 

「機材やラップトップに貼る気の利いたステッカーとか...

 

 

と喋り続ける。

 

 

「とにかくかっこよくて名刺がわりに使えるような営業ツールってなんですか?

ねえ、何か作ってくれませんか?」.....

 

 

 

☆ 一人の人間がさらなる高みに挑むため戦わんとする時、

最強の武器とは、その人が本来持っている個性である

by 殿下

 

おれは迷わず答えた、

よし、お前にふさわしい営業ツールはポケットティッシュだ!!

 

というわけで

 

 

 

↑アッキーのポケットティッシュが完成しました〜♪

写真はもちろんアッキーが撮ったもの。

 

 

アッキーとかけてティッシュと解く。

そのココロは....、

ありとあらゆる意味で、アッキーの本質はオナニストなのだから。

という逃げも隠れもしない事実、そしてまぎれもない個性。

 

ミラノから帰国してしばらく、その実力に見合わぬ不遇の時季を、

ショゲずクサらず拳を固めながらストラグルしてきたアッキー。

いまこそ暗く長いトンネルを一気に抜け出て、

クリエイティビィティという名のザーメンを世の中にぶっかけてやれ!

いや、顔射してやれ!

 

というおれの心からの祈りを込めましてん。(しみじみ)

 

 

 

 

あれ。

このティッシュ、名刺がわりと言いながらアッキーの連絡先などの情報が入ってないじゃん。

って?

よくぞ聞いてくれた。

 

 

!?

 

!!

 

 

 

 

 

こんな感じでティッシュをガンガン使って使って使い切ると

 

 

 

ゲイ連中の写真とともにアッキーの連絡先が現れる、という仕掛けです。

 

 

これ、つくったのは実はだいぶ前(8月ごろ?)でして、

いっときはamana本社にてアッキー作品集とともに閲覧用に置かれてたらしいですが

今はどーなっちゃってんだかよくわかんない。

まあともあれこのティッシュが欲しい方は、至急アッキーに撮影のお仕事を依頼してください!

もろもろ顔にぶっかけられてもよろしければ♪

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに今回のブログタイトルはこの映画から↓

 

八月の濡れた砂/ 予告編   監督:藤田敏八

 

この予告編は超クラシック!(正直本編より好き)あらゆる意味であらゆる角度からぶっかけてきますね。

これを観た後の感慨というか手触り、グラフィックデザインでどうしても自分のモノにしてみたい...!

 

 

 

ワッツァ!

 

 

毎年言ってますが、呆れるほど過ぎゆく歳月が早い!早いよ!

ということでいよいよ12月、誕生日(12/31)も秒読みのおれが斉藤啓 aka BDAP!

本日は11月発刊の新作ブックデザインのインプレッションにいってみましょう!

 

 

 +

 

 

『TOIEC TEST 700点突破のための2ステップドリル』シリーズ

著:ユ・スヨン

 

発行:スリーエーネットワーク

装幀:斉藤啓

◼︎仕様

判型・製本:h205mm×w135mm 並製

カバー:特2c+1c  マットPP貼り加工

オビ:特1c+4c  グロスPP貼り加工

 

 

 

 

とくにTOEIC関連書籍のクオリティには定評がある

スリーエーネットワークから発刊のTOEIC問題集シリージ全3冊でございます。

 

本書は「700点突破」という、少〜しゆるめな目標得点設定の問題集ってのが

ウリでありレーゾンデートルであります。

だからして通勤・通学中の電車バスの中でも読みやすく取り回しやすく、

昼休みのカフェなどでバサッと開いて学習するシーンが似合い、かつサマになる本...

というイメージで造本設計してゆきました。

 

 

想像してごらんよ♪

いつものようにどかっと電車に座りふと見上げると

 

 

向かいのシートで本書をこんな風↑に読んでる人がいたら

なんか気になってくるし、ちょいとオサレだなと思うよね、ね?

 

 

そんな本書のグラフィックデザイン、

またもやストリート・グラフィック・メソッド(前回の『世界が驚いた〜』で実験済み)

さらに大々的に取り入れることに決定。

地色のシルバーとスミで作った『壁』に、蛍光インクをドロっと垂れ流したイメージで

カラフルなペンキドリップ風に仕上げました。

 

 

 

 

いわばストリート・エデュケーションというか

持ち歩きのがよく似合うモバイル・エデュケーション本というのが仕上げの目標としたところ。

判型(本のサイズ)にもモバイルらしさを出すため、通常のA5判よりコンパクト&縦長のサイジングをしてます。

 

全3冊のTOEIC TEST PART5蛍光ピンク

TOEIC TEST PART6&7蛍光オレンジ

TOEIC TEST リスニング蛍光グリーンという、

おれのさいきんお気に入りの蛍光色プラス、メタリックなカラーリングです。

 

ちなみに、

ドリップ・デザインを強調しておきながらなんなんですがじっさいは

 

 

けっこう押し強めのこんなオビ↑をまとって売り場にならびます。

 

 

このオビはストリート感を隠蔽してマイルドな印象にするため...、

ではぜんぜんなくて、

本は本として、オビはオビとして機能を独立させたいな、と。

本体のカバーのエレメントは必要最小限におさえ、タイトルQ数もかなり小さめ

一転、オビはスーパーのチラシばりにセールストークを大きくキツく詰め込

例えるなら、

本は文房具、オビはその包装紙。

そんな気分でそれぞれの役目をハッキリ区別させてみました。

 

というのも、

カバーにタイトル(←書籍名のことね。)をやたらと大きく入れるのがここ数年のトレンドになってて

当然、書店の売り場では目立つ(というか、「読める」といおうか)には目立つんですが

じっさいその本を買って家に帰って、さて静かに読むとするか、という時点になると

タイトルが大きい意味がもうまったくなくなっちゃうんだよね...。もう買っちゃってるわけだから...。

それと、ここもけっこう大事なことだと思うんだけど

自宅の本棚が売り場みたいに騒々しくなるのは、個人的にはやはり好きくない。

 

なのでオビには文字が騒々しくわんさか入ってても

購入後ふつうオビは、ポイッと捨てちゃうわけなので、

ブック本体と、自宅の本棚は静謐を保てる、

と、こういう仕掛けなのです。

この考えを発展させると、きょくたんなことを言えば

「カバー表1にいっさい文字要素が入っていない本」

なんてのも可能だし、おもしろそうだナ。

 

ともあれ、

このこともきのう今日思いついたわけじゃなく

 

 

 

 

 

「坊ちゃん」、「霧のむこうのふしぎな町」などで

ある程度実験&効果確認済みだったわけなのですがね。

 

 

まーそんなこんなで

一所懸命にデザインをひとつ仕上げても

また新たな挑戦のタネがひとつ増えるということで

ブッダのブックデザインの無間地獄は決して終わらない!

また今日も新たなお仕事に敢然と立ち向かってゆくヒロイックなおれ、なわけです。

 

 

 

 

 

あ、そーだ。

蛍光グリーンのTOEIC TEST リスニング、ですが刷り上がり後に造本ミスが発覚!

なんと、なんと用紙の指定を間違っているんどす!

 

 

この見返し部分↑、色上質のアマリリス(←色名)になってやがる!?

ほんとうは

 

↑こんな感じの黄色で指定してたのに!!

 

ということで指定をミスった担当者を血祭りにあげて(うそうそ)おきましたが、

増刷が入るともちろん黄色に改正されるわけなので、

レアversionである蛍光グリーンアマリリス

まっさきにゲットしに本屋にいますぐ走って!早く!早く!

(ナイス・フォロー、おれ)

 

 

 

 

 

ワッツア!

 

秋も深まり、すべてのものが豊かに実りゆくこの季節。

「機は熟した!」

とばかりに進出鬼没、都内各所をうろつく男が一人。

それがおれ斉藤啓 a.k.a. BDAP

 

▲世田谷区某所

 

 

この男の血走った目は何をみつめているのか。

 

 

 

▲目黒区某所

 

もしもし、君は何をさがしているの?

 

 

▲港区某所

 

 

 

 

▲品川区某所

 

 

我がブッダプロダクションズは1999年12月東京都港区で設立し、早や16年目。

最高の状態も、最低の状態も、酸いも甘いもこの身体でキッチリ経験してきました。

すすきのっ子のおれ的には世田谷区三宿1丁目という、いわば「田舎」に移り住み、すでに6年。

そろそろ次のステップを踏み出す時がきた!か〜もね〜

 

 

 

 失われた伝説(ゆめ)を求めて / ANDY

作詞は売野雅勇、作曲はタケカワユキヒデ、編曲はなんと久石讓!

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

ワッツア!

 

なんだかんだもう今年も後半の11月。

朝晩は思った以上に冷え込むので、身も心も縮み切っていやあしませんか?

 

そーそー寒いといえば

去るハロウィンの渋谷スクランブル交差点での乱痴気騒ぎのことですよ。

家畜なう(←説明は省きます)どもがショボい仮装に身をつつみひとしきり大ハシャギ。いかにも

「デカいことやってやったぜ!」

とSNSの更新に余念のないドヤ顔のお前たちに言いたい。

 

この卑小な奴らめ!

【卑小】根性が卑しいこと。取るに足りないちっぽけなこと。けちくさいこと。また、そのさま。 

 

 

よく聞け、

いいか?デカいこととはいったいなんなのかを教えてやる。

たとえばまさにそのハロウィーンの日、

ある男1人女子3人が伊豆の混浴温泉にて2泊3日旅行を堂々敢行した。

賎民がどんなに願っても叶わぬ、まさに「男の夢」をいともあっさり叶えてしまったこの男

これを真にデカいことと言わずして何と言おうか?

そう、

その男とはおれ斉藤啓 a.k.a. BDAP!(事実!)

 

 

 

あ〜自慢したらスッキリした♪ハッピーハロウィーン!

さ、

本日も事務的にかつサクッと先月から今月にかけての新刊インプレッションをやりまぁす♪

そんじゃ本日11/5発刊のこの一冊から。

 

 

 

 

 

ネガティブな人ほど運がいい!?

著:メンタリストDaiGo

 

 

発行:KKベストセラーズ

ブックデザイン:斉藤啓

人物撮影:田中振一

ヘアメイク:永瀬多壱(VANITES)

企画編集:平田静子(ヒラタワークス)、白崎博司

◼︎仕様

判型・製本:四六判 並製

カバー:特1c+マットニス TAKE GA

帯:4c+特1c+マットニス TAKE GA

 

 

▲シルバーの極太帯&DaiGoさんがめじるし

 

メディアでおなじみメンタリストDaiGoさんの新刊です。

いわゆる「運がいい」って状態を

どれだけ人為的にセルフ・コントロールできるのか?って内容。

 

 

▲帯をはずすとこんな感じ。てかおれ伊豆で食い過ぎて腹でてるな。

 

彼お得意の人心掌握モノではなく、

B層向け(←サラっと言ってみた)軽心理学本って感じでおもしろいですよ。

平易な文体でどんどん読めるので興味がある方はぜひどーぞ。

あ。本書は本文デザインもおれがやっとります。

 

 

 

 

 

 

 

さて、次は集英社文庫から10月25日に発刊されたこの一冊。

 

 

大人の発達障害

アスペルガー症候群、AD/HD、自閉症が楽になる本

著:備瀬哲弘

 

 

発行:集英社文庫

カバー&本文デザイン&イラストレーション:斉藤啓

◼︎仕様

判型・製本:h152mm×w105mm 並製

カバー:4c  グロスPP貼り加工

 

 

 

こちらは精神科医の備瀬哲弘さん著の一冊。

おれも46年の間、そうとう傲岸不遜空気読まずに生きてきたところがありまして、どこかで

「自分はアスペなのでは?」

と疑っているところもありましたが本書を読むかぎり、どうやらちょっと違うみたいです。

おれの傲慢さは、完全なる確信犯、でしたネ。悪質ですね。

 

ともあれ

バイト先で、先輩のおかしな対応に「え?」って思った人とか

「うちの子はアスペなのでは?」と不安になってる親御さんとか

けっこう多いと思うんで、そーゆう方はどーぞ読んでみて

まずは発達障害への理解を深めてみてはいかが。

 

 

▲キャラクターのにょろにょろをはじめ、

 

▲章トビラや各種図版も

 

 

▲本文デザイン&イラストレーションはおれが担当しましたよー。

 

 

 

 

 

さて、最後はIBCパブリッシングから10月はじめに発刊されたこの一冊。

 

Instant Japanese (Revised Edition)

Words & Phrases for Survival

 

 

発行:IBCパブリッシング

装幀:斉藤啓

◼︎仕様

判型・製本:h149mm×w112mm 並製

カバー:4c  マットPP貼り加工

 

 

 

 

こちらはIBCパブリッシングから2009年に発刊された同名書のリバイスド・エディション(リニューアル版ね)

英語圏の外国人むけ、全編英語の語句&フレーズ書です。

 

ここ数年の円安&東京五輪も控え、

海外のお客様をオ・モ・テ・ナ・シ♥することが多くなり、東京も楽しくなりそうです。

でもその前に世界のみなさん!このカオス時代にこそ必要なのはちゃんとしたルール&マナーだお!

なので

スプラトリー諸島のチャイナの軍事施設ブ・チ・コ・ワ・シ♥の方向で!

 

 

▲本書はカバージャケットが無く、カバーをめくると直接本文がはじまるちょっと珍しいタイプ。

 

 

 ▲カバー表1のコラージュ・デザインは、Mac上でつくったのではなく、手作りです。

 

 

▲使用する写真をいろいろな大きさに配置して印刷したものを、(ポーズに意味はありません)

 

 

▲ハサミで切り取ってノリでペタペタはっつけてゆきました。

 

 

印刷された紙のゆがみ、紙同士が重なりあって生じる陰影、スティック糊の厚みと湿気。

ありのままの現実感がMacでは出せないカオスな感じを生み出した、ような気がする

 

 

▲そのコラージュ撮影(表1・表2・表3)はやなだいくこ氏

 

 

以上、3冊。本日はこんな感じ。

どれか一冊は買わないといまから殺しにいきますYO

次回はね、TOEICのシリーズものなどをご紹介できると思いまぁす♪

(伊豆での殿下ご乱行の詳細はいつかまた)

 

 

 

ワッツア!

 

またブログアップに間があいちゃいましたが、みなさん調子どう?

 

ウチはここしばらく割とハードめに入稿ラッシュが続きましたが、

年をまたいでず〜っとずっとず〜〜〜〜っと関わってきたシリーズものとかも

やっとこさ印刷所にまとめてズドンとブチ込んで、ホッと一息。

 

したり顔で請求書をまとめる 1 for the Money, 2 for the Show な資本主義のイヌ、

それがおれ斉藤啓aka BDAP

 

 

 

 

ということで本日も軽〜く新刊(といっても8月末発刊)のインプレを済ませちゃいましょう。

 

 

 

 

 

 

世渡り万(よろづ)の知恵袋

江戸のビジネス書が教える仕事の基本

著:田中優子

 

 

カバーデザイン:斉藤啓

発行:集英社文庫

仕様

判型・製本:h152mm×w105mm 並製

カバー:4c グロスPP貼り加工

 

 

 

 

 

 

集英社文庫のみなさんとのお仕事第二弾!

井原西鶴の「日本永代蔵」などの書物を江戸時代のビジネス書と位置づけ、紐解き、

「まっとうなビジネスとはなんぞや?」

てなことを現代の目線で再確認するといった内容の本です。

著者の田中優子さんは法政大学の総長であり、江戸文化研究家でもあります。

 

 

 

 

おれなりに読了した感想。

これって全般的なビジネス指南書というより、

より職種が限定された、

あけすけにいえば、上方商人(あきんど)指南書だよねーって感じ。

 

1....もともと価値の低いものを仕入れて→付加価値をつけてより高く売る、

とか

 

2....商売そのものは薄利でも→徹底的に倹約やコストカットを行って粗利はしっかり上げる

とか。

 

 

てか

日本人っていまだにこーゆう江戸時代的商売スタイルがホント好きよねー。

 

 

12も言ってることはもっともらしく聞こえるけど、

たとえば1については

紀伊国屋文左衛門の例のみかんの話

※関西で有り余っていたみかんを、嵐で閉ざされた江戸へはこび高値で売りさばき巨万の富を得た。(って知ってるよね)

に代表される儲け話って、

要は地域間の需要と供給バランスにもとづき商品を右から左へ流した

ってだけのことですよね??

 

ひるがえって近代から戦後にかけて日本が世界の頂点に立った原動力はというと

アイデアにあふれ、精度の高いものづくり だったわけで、こちらは

 「ニーズってのは新たに作るもんだぜ!」

 という、挑戦的であり、もっといえば世界のルールをも変えるパワーを持った

討って出るスタイル。

こっちの方が断然よくね?

 

 

まとめると、1については

商品を右から左に流してそのギャップから手数料を得る、いわゆるただの手数料ビジネスなわけです。

通貨ギャップで商売してる商社とかがドンズバこれに当たるのかな。

身近に引きつけて言うと、海外でブランドもののバッグ買って日本で高く売りさばき

ヒャーヒャー喜んでるセコいネット・バイヤーと商売の構造は何ら変わらないですな。

 

 

 

次は2なんだけど

究極の「商売」ともいえる国家経営を例にとって見てみましょー。

政府やメディア、評論家やおれらパンピーに至るまで

この(あえて言う→)悪しき江戸時代的倹約スタイルがいまだこびりついてるって感じる。

すなわち「緊縮財政礼賛派」がいまだ圧倒的に多いんだよね。

 

 

あれ?

もしかしてお前も

 

●国家のプライマリーバランスは常に黒字じゃなきゃいかん! とか思ってんの?

●公共事業・公共投資・ハコもの行政はおしなべて税金のムダ使い!とか思ってる?

先端技術の研究・開発に莫大な国家予算を付けることには 「2番じゃダメなんですか?」、とか思ってる?

政府のムダな支出をしっかり削減できるのであれば「増税もしかたないよね?」、とか思ってる?

お金や国債をジャブジャブ刷ってインフレーション(要はカネ余り)にもってゆくなんて「とんでもない」!

 

とか思ってんじゃねんだろな?

 

 

このバカが!

 

 

たとえばお前が、

冴えない給料の冴えない仕事を今日も終え、

古い木造アパートの四畳半の部屋に帰り、

外着のユニクロ上下を脱ぎ部屋着のユニクロ上下に着替え

ブラウン管のテレビを点けカップラーメンをすする。

明日は休日だけど日がな1日ずっとひきこもって何もしないしどこにも行かないゾ。

そうすればブタの貯金箱の500円貯金は貯まっていく一方!

わーい♪

この生活を続けていけばボク(ワタシ)の財政状況って常に超黒字

 

 

↑直視しろ!

これがお前らが良しとしてる緊縮財政の正体だ!

 

 

 

 

 

....えっと、

本書の装幀をやらせていただいてるのにかかわらず

だんだん本書DISみたいになってきましたが、それが本意じゃないんでっせ。

なのでフォローしとくと

江戸時代のプレ近代的な経済活動の中にも、現代に応用できるヒントは事実いっぱいあるし、

むしろ現代よりすぐれている部分もたしかにある。

江戸時代にベストセラーになった数々の「商売指南書」をまとめて現代語訳で読めるチャンスなんて

なかなか無いとおもうので、その意味でも本書は価値ある一冊だと思いますよ。いやホントに。

 

そのうえで

現代のビジネスにも経済にもいろんな価値基準の意見や見解があって然るべきで、

本書もその中の一つの意見・見解にすぎないのであります。

それらの意見を総合的に判断し行動するのはおれたち自身の責任なので

決して特定の利権をもった誰か(緊縮財政論で言うとまあ財務省ですよね一方の意見だけ聞いて盲信しちゃダ〜メダメよ♥

このことを言わずにおれなかったのであります。

ちろん本書は財務省の代わりに緊縮財政論を喧伝してるものではございませんので誤解なきように。

 

 

 

 

ピンクレディー / S.O.S

※とくに2番の歌詞「昔の人が〜」のパンチラインが今回のブログ内容とシンクロ。さすが阿久悠先生。

 

 

利潤追求のため企業があり、資本主義経済はそれで回ってる

ってのを当然全面肯定したそのうえで、おれは

「世のため人のため」

そのことにむかってトライ&エラーしていくことが仕事の本道だよな。

これでも本気でそう思ってるんですってば。

さっきは「バカが!」って言ってごめんね。

 

 

前段の話じゃないけど、

決められた枠の中でセコセコケチ臭い縮こまったデザインで小金稼ぎするんじゃなく

「いまより世界をもっと面白くするため」討って出るデザインに楽しく挑戦していきたいです。

 

 

てかデザイン?やばい!

本書のブックデザインのことにちっとも言及してないことに気づいた!

えー本書は、集英社から単行本として発刊された内容を文庫本化したもので

先代(?)の単行本のブックデザインはなんとあの装幀界の大御所菊地信義さん!

 

 

▲菊地信義版がこれ

 

 

菊地さん版はこの写真で見るとアッサリ目に感じるかもしれませんが、

デザイン・造本設計すべてにおいて目が行き届いているさすがのクオリティです。

その御大の精緻極まるブックデザインから、

バトンタッチしたブッダプロダクションズ版はこれだ↓

 

 

 

▲ブッダ版

 

 

おなじ本なのにデザインの解釈ってこうも変わるもんなんですね。

みなさんはどちらがお好み?

まー絶賛もDISもご意見は謙虚に聞きつつ

おれのデザインにこそ緊縮は無用!ってことでこのままいくけどな!

 

 

 

 

ということで本日はこんなところでおしまい。

あ、今回はプライマリーバランス、緊縮財政などについて、お前ら貧者には馴染みのない単語が

飛び交ったけど機会があったら調べてみたらいいと思うぞ。

経済も歴史もお仕事もデザインもブタの貯金箱

すべてのことがおれらと密接にコネクトしていることをハッキリと知るべし!

 

 

 

 

ワッツア!

 

シルバーウィークもけっきょく仕事づくめでしたが一日だけ抜けて

某出版社の担当編集長さんのナニアレしてる関係で

横浜そごうのそごう美術館で開催してる「明治有田焼  超絶の美」をみてきました。

 

 

 

ちなみに

おれといえば毎日自炊なお料理好きで有名ですが、

愛用している茶碗や小皿は有田焼の源右衛門窯という窯のもの。

 

ダイナミックな織部、詫び寂びの萩、プリミティブな備前といった

日本の代表的な陶器ももちろん素晴らしいけど

ふだんの実用にはやっぱ磁器

清らかな感じがするし、シャンとした姿勢でご飯をたべる気になります。

 

 

 

くちあたりがしっとり清らかなのがいい。

 

 

 

↑これ箸置きなんです

 

 

 

というわけで本日も軽めに新刊インプレッション開始しまーす

新刊っても7月末なんだけど...。

さあサクサク進んで現実に追いつかなきゃ!

 

 

世界が驚いた重大事件トップ20

ニーナ・ウェグナー

 

 

装丁:斉藤啓

発行:IBCパブリッシング

 

仕様

判型・製本:四六判(188mm×128mm) 並製

カバー&帯:用紙TAKE GA  特3c  マットニス引き

表紙:特1c

 

+

 

本ブログではおなじみIBCパブリッシングから発刊したこの本、

中身は例によって日英対訳です。

 

本書はデザインの時点では原稿が手元になく、

しかも最初の打ち合わせからかな〜り短期間で仕上げた感じです。

 

 

↑カバーデザイン

 

 

 

↑帯をつけた状態

 

タイトルを読むに、そしてオビの煽り文を読むに、

「エレファント・マン」「切り裂きジャック」「911」など

けっこうおどろおどろしいかんじなので、

そのファーストインプレッションから、ドロっとポイズンなデザインにしてみました。

 

 

 

※あとでテキスト読んだら実は内容は

「教科書か?」

てくらいかなりアッサリめで膝がカックンしましたが、まー語学書なのでね....

 

 

 

 

ドロドロでおどろおどろしいデザインとはいえ

コンビニで売ってる「都市伝説」ものとか「実録山口組もの」みたいな

血しぶきブシャーッ、鉄条網に血がドロドロ〜みたいなやつはマジでダサいので

むかしガンガンやってたストリート・グラフィックのスタイルでドロドロやってみました。

 

 

 

 

 

奥にあるグラフィックは、ブッダプロダクションズ(たしか2003年くらいかな)DM

とにかくグラフィックデザインをよりハードコアに、よりストリートにもっていこうとして

血眼でジリジリしていた10数年前の自分を思い出す。

 

 

こう比べて見ると

さいきんの自分はストリートを一歩下がって全体を見る目線を獲たのかな。

でも色彩センスはまったく変わってないね。

 

 

 

ちなみに奥の作品には「DON'T CROSS OVER」って書いてある。

クロスオーバーってHIPHOP用語でいうとセル・アウトとおんなじ意味で

カネ儲けのために「体制に寄った」万人に好まれるような音楽をつくる、

要はカネに魂を売るって意味。

 

 

「ビッグバジェット仕事なんていらねえ!アンダーグラウンドでハードコアなデザインするぜ!」

「トーシロがくだらねえ口出しすんな!おれのデザインスタンスは絶対に変えない!」

 

 

当時の自分がこのメッセージに込めていた強い思いを大切に、大切にしつつ

そのうえで人は、

 

変わらないためにも変わっていかなきゃならない。

 

 

現在2015年ここ東京三宿徹夜明け、

いまおれはそんなことを思っています。

 

 

 

EPMD / CROSS OVER

 

 

 

 

ワッツア!

 

本日は新刊インプレッションの番外編ver。

いつもはもちろんおれが装丁を担当した書籍のみを紹介してるわけですが、

今回はちと趣向を変えてブッダプロダクションズの作品が紹介・掲載された本をご紹介します。

今年7月末日に発刊された、クリエイター年鑑というかデザイン業界のイエローページ・データベース本。

いろんな業種のクリエイターが174チームも紹介されている分厚い書籍です。

 

※あ、ちなみにウチの作品が掲載・紹介された書籍であって、ウチでデザインした本じゃないので

デザイン云々についてはもちろん語りません!悪しからず!

 

 

 

※...とはいうものの、このなんとも言えぬブックデザインに口元がウズウズする....

ああ何かを言いたくてたまらない!

 

 

えーーっと、これは

JAPAN CREATORS 2015 という本。

発行元はカラーズ、発売元はボーンデジタル、という会社。

 

 

 

 

我がブッダプロダクションズはたっぷり6Pにわたって掲載していただきました。(ふつうは2P)

豆腐バカ 心のブレーキ〜   坊ちゃんなど比較的最近のブックデザインを数点と

 

 

 

 

 

三菱UFJ NICOS   999.9 など広告モノなども数点掲載されてます。

 

 

 

 

 

ウチ以外にはどんなクリエイターが掲載されているのかな〜とチェック。

てのはね、

こういうクリエイター・データベース本って内容がピンキリで、

平気でヘッタクソなド素人ばっか載せてる本とかもあるんで、

掲載される身としては本のクオリティや人選がけっこー心配なんすよね。

 

 

 

 

 

 

でもこの本はちゃんとメジャーどころも掲載されてて、OKOK、これならだいじょーぶ!でした。

が、ただ一点、猛省を促したい部分があります。

 

 

 

美しきオレ・フォードのポートレイトが小さすぎて見えません。次回は気をつけて!

 

 

 

なにはともあれ約400頁の力作、

カラーズの編集担当のみなさま、ご苦労さまでした。(←ナイスフォロー)

 

 

本書JAPAN CREATORS 2015

大きな書店のデザイン書のコーナーとかに行けばあると思うので

機会があれば探してみてみてくださーい。

 

というわけで今回はかる〜くこんな感じで。