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YO!ワッツア!

 

うう、さぶい。

ふと気づけば寒い時期には湯たんぽがわりに重宝してたハリーがもういないってんだから、もう。

ま、往く人あれば来る人あり。来る夢来る人と書いて来夢来人(らいむらいと)。 ←知ってる?小柳ルミ子の曲なんだけど…

厳冬さえ凍らす冷たい理性と、氷山をもROCKさせる沸騰した血潮を持つ男、

YO! それがおれ斉藤啓 aka BDAP!

 

M.O.P / Cold as Ice

 

+

 

先週・先々週と入稿ラッシュ&大量の外まわり打合せで僕チンへとへと。

ついつい仮病を再発症してみたくもなりましたが、ここはぐっとガマン。

やっとちょっと落ち着きを取り戻した我が誇り高き有限会社ブッダプロダクションズです。

そんなところで、

気づけばわたくしがブックデザインをてがけた新刊がいろいろ発売してましたので

トップページのNew Itemsをチェックしてみてね。

 

そのなかでもとくにおれ自身気に入ってるのがこれ↓。

スリーエーネットワーク『メガドリル』シリーズです。

 

数有るTOEIC本のデザインのなかでも、最も“単純な”デザイン。

装飾を可能なかぎり排したことが、逆に売場では最も目立ってみえちゃうという逆説。

 

▲PART5&6

▲PART7

▲ボキャブラリー

▲リスニング

 

とはいえこのデザイン、紆余曲折がありまして…というのは少しばかり大げさですが、

最初からこのデザイン案で進行したわけではなく、

元々はこれカバー・ジャケットにすっぽり覆い隠されてしまう『表紙』のデザインだったんです。

件のカバーはもうちょい洒落っ気というか装飾っ気があるデザインで了解をいただいてたのですが

入稿デザイン作業がけっこう進行してる過程で、

『あのー、こっちの方がカバーになったほうがシンプルでかっこいいんじゃないんでしょうか?』

とズバリおっしゃったのはスリーエーネットワークのみなさん。

 

おれ的には正直

「タイトルの級数がおもいっきり小さいし、たった1色(バーコードにスミ1色は使うけど)だけだし、

常識的に考えるとこれがカバーになるのはありえないし、これじゃ売れない。

美術書じゃないんだからさァ、素人考えはやめていただきたいな〜」

なんて思ってて、

当初はぜんぜん煮え切らなかったんですよね。

でもこのデザインをプリントアウトしたものをじっさいに本にくるんで棚に置いて四六時中いろんな角度から眺めてたら

さっき自分が思ってたことがヘンな“プロ(ぶった)意識”、に依存したことだってのが見えてきたんです。

それは

『書籍デザインとはこうでなければならない』

っていう、とってもとっても狭いねばあらぬ的考え方。

もっと具体的にいうと絶対に白地&スミ文字でなければ売れない』とか

絶対に書籍タイトルは大きくなければならない』とか

絶対にグロスPPを貼らなければ売場でアピールしない』等々…。

(失礼ながらじっさい出版社の営業とか役員とかいまだに繰り返し言ってますけどね、こうゆうこと。)

ことほど左様に、

実証なんて何もされてない、言っちゃえばおまじないのようなこんなねばあらぬ的考え方を、

いつのまにかおれ自身も身体にまとわせてはいやしないか?

25年続けてきたこの仕事に少しばかり慣れてしまって、

“ブックデザインはこの範囲で作って80点以上とりゃそれでOKっしょ”という

狭くて湿った生あたたかい空気のなかに座りよく落ち着いて、

ひとつひとつの作業を行なう手や、それを冷静に判断する目が緩んできてやしないか?

 

そもそもデザイン、もっと大きく言うならば“表現”を行なううえで

唯一正しいねばあらぬ的考え方とは“自身の表現に自らが制限をかけてはならぬ”じゃないのか?

 

フッとそんな考えが胸の中を駆け巡っていったので、

そう信じたならばおれも姿勢をコロッと180度転換。

あらためてスリーエーの皆様のご提案をそのままお受けさせていただきました。

正直、ご提案を受け入れたあとも「ホントにこれでイッちゃっていいのか??」という葛藤がありましたし

書籍はリアルに売上げ結果が出るので、「このデザインで売れなかったらマジでヤバい…」というプレッシャーも(ま、少々)あったけど

度胸を決めてフィニッシュ。完成したデザインがこれら。というわけなのです。

 

 ▲ディック・ブルーナのミッフィーの絵本の配色を参考に色を決めました。

 

この4冊でいまのところシリーズコンプリート。

amazonのTOEIC部門で一位獲得後も、常に上位にランクインする人気シリーズとなりました。ホッとしてます。。

それもこれも各冊のテキスト内容の充実度が成功の第一要因、なのは当然のこととして、

デザインにおいてさえもスリーエーネットワークのみなさんの、プロぶらない、

いわば「普通の人としての確かな目きき」があってこそ。

 

やってやれないことはないが、

おれ一人じゃちっぽけなものしか作れない、

ガチでぶつかりあうシナジー効果があってはじめて仕事にマジックが起こる、

そんなことをあらためて考えさせられた意義深〜いお仕事でした。

そんなわけで、

さあスリーエーのみなさん、こんなによく書いたのだからもっともっとお仕事をご発注ください。

いやいや!うそうそ、いや本当、だけど…!そんなつもりで書いたわけじゃ…あわ、あわわわ…

 

+

 

と、本日はスリーエーネットワークさんとこの制作秘話を書いてみましたが

おれは出版業界のマスコットなので(断定)、そのほかの出版社さんとも揉み手揉み手で絶賛お仕事中!

今度はくもん出版さんから学習書のシリーズを6冊一挙リリース!です。(そろそろ発売なのでもう言ってもいいだろう。)

その他にも一年越しの電子書籍シリーズ&書籍版、語学書いろいろ、

初の女子向け実用書などなど、今年中には何冊か出せるかな?って感じでシコシコやってまーすです。

 

てなわけで仮病明けでさらに謙虚に、さらに人格者に。

完全無欠にまた一歩ちかづいたこのおれ様を

今後ともよくチェックしとけ!

 

 

ワッツア!

 

前回のこのブログでは

驚愕の仮病告白をさせていただきました。

療養中、クライアント諸氏においては検査やら通院やらなにやらで

いろいろご迷惑&ご負担おかけしてたのでなかなか言い出せなかったナイーブなおれ。

 

まあ、療養中っていっても結果的には仮病だったからなんだかよくわからんことになってるんですけど、

ともあれいやあ、正直一路っていいですね!

胸のつかえが勝手にスッととれたおれの心は本日も秋晴れ!

 

 

仮病明け(病気でもないのに明けって正しいのか?)ということで

遅らせに遅らせたけっこうな数のブックデザインや広告のお仕事をまわしている今日このごろ。

わっしょ〜い!祭りでぃ祭りでぃ♪秋の入稿祭りでぃ〜♪

 

ギリギリのスケジュールで大量の仕事を回してゆく躁状態が

クリエイティブの真骨頂!でもある、って感じでこの祭り感はやっぱり楽しいわけ。

少年時代の学芸会や運動会、学園祭に近い感覚ですよねー、

ってじっさい学園祭で何かがんばったことなんて一度もないけど。

 

そして祭りが終わったあとのあの静寂と寂寥みたいのがまたグッとくるから

この仕事はやめられんのですよ、

 

まあ、マスのビッグバジェット広告という巨大な祭りからは

良くも悪くもちょっと距離を置いた今のおれのスタンスではありますが

自分なりの祭り、いや、奇祭をおこし続けてゆこうと思う今日このごろなんでございます。

まあ、こんな俯瞰でおセンチなことをのたまわれるのも病気明け(仮病だけど)だからこそ

てなわけで

この祭りが落ち着いたところでゆっくり例の

『坊っちゃん』や『霧のむこうのふしぎな町』の作品解説なぞをしてゆきたいと思うけどいいかな?

いいトモロヲ田口は鉄男2!

よーしいい返事だ

 

新刊のおしらせでーす、

amazonのTOIEC部門で1位獲得のスリーエーネットワークの大好評TOIEC本シリーズ

『メガドリル』の新刊が発売しましたー

 

これでシリーズがコンプリート!カラフルです。買ってな!

 

スリーエーネットワークのみなさんにも仮病騒動でご迷惑&ご心配おかけしましたが

みなさんやさしい人格者なので許していただけてると思います、多分きっと。

ふたたびおれがデザインした新刊シリーズがスリーエーから近日デビューするのでそちらもお楽しみにー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜前回のつづき〜

「おれの病名について重大発表があります

!?…

 

+

 

前回、当ブログ内でのおれの衝撃の病名告知予告。

デング熱?、エボラ出血熱?まさか…ガン…?、

 

「あのかわいい殿下が死んじゃう!そんなの嫌!」

「彼を失うことはデザイン界、いや日本国にとっての大きな損失である!

 

あまりのショックで、

取り乱し、うろたえていらっしゃる多くの方々の声が聞こえてくる…。(気がする…。)

特に多くの女性読者においては失禁、もしくはリスカ

はたまたイスラム国への加入を決めてしまった等々、

多大なるご心配&ご心痛をおかけしており申し訳なく、そして何より大変ありがたく思います。

 

しかしそんな皆様の大きな愛にこたえるには、人生はあまりにも短く儚い…。

さあ、覚悟はできましたか?ついに発表いたします。

5月からおれを蝕み、苦しめてきた悪魔のような病気

その病名とは…

 

 

仮病です。

 

「…へ?」

 

という声が聞こえた。

だ〜か〜ら〜、仮病ですが何か?

かいつまんでこれまでの経緯を説明すると

 

●5月末 お腹がすごく痛くなる

●6月 精密検査の結果盲腸炎&虫垂炎発症 抗生物質にて治療開始。

●7月 腹痛は多少収まるも背中や腰の激痛は収まらず。

●8月 背中や腰の激痛は収まらず。

●9月 背中や腰の激痛は収まらず。

 

という感じで、ここ4ヶ月

ずーーーっと一日24時間背中や腰が痛い感じだったんですよ。

全然治らないなので盲腸炎&虫垂炎が慢性化しちゃってるんだなあ〜、と思いこみ

胃腸薬を飲みつつずっとガマンしてたんです。

 

でもほんっとにあまりにも治らないので9月に病院を変えたわけ。

そこは医療技術に定評のある駒沢の立派な総合病院。(ちなみに病院は3つめ。)

そこの消化器科でひととおり検査をしたら驚愕の事実が判明したんです!

お医者さまいわく

 

「盲腸炎&虫垂炎はすでに完全に治っています。

背中や腰の激痛の原因は、

神経(痛覚)が盲腸炎の痛みを記憶&再現しているせいだと思われます。」

 

へ?

そう、長らくおれを苦しめていた病名はなんと

SINKEITSU!

 

ただの神経痛だったのです!

 

…てっきりずっと盲腸だと思ってたのに実は妄腸だったという体たらく。

そうなんです、

長きにわたったこの病気騒ぎの結論は、

れの脳や体が無意識に仮病をつかってもろもろサボっていた

というあまりにも意外なオチ。

おれ自身ひっくりかえるほど驚いてしまった、という大団円。

 

 

病は気から、とよく言うけど

いやー人間の心と体ってのは

自分でもうかがいしれない神秘的な相関があるもんですなあ。。

奥が深いっつーか、何しでかすか油断できねえっつーか。

 まあ

仮病をつかってサボッたりしたけどわたしはげんきです!

 

というわけでおれ斉藤啓 aka BDAP

おかげさまで無事現世にバッカゲン

神経痛はまだちょっと痛むけど〜気功的な何か(その話はまた次回以降に)でだいぶよくなってきたぜ

いろいろ新刊も順次アップしていきますんでしばしのお待ちを。

 

 

+

 

今年は前半からいろいろありすぎたけど、LIFE GOES ON。

いついかなるときでもKEEP IT REAL。

またぞろ前のペースを取り戻せそうだぜ。

それもこれもみなさんのおかげ。ってことにしておく。

YO!これからもブッダプロダクションズをよくチェックしとけ!

 

JAMAL / KEEP IT REAL

スティービー・ワンダー"Ribbon In The Sky"ネタが光るスロージャム

 

 

最後にクライアント諸君、

せっかくのお仕事断ったり、検査でサボったりして

くだんの仮病でたいへんご迷惑おかけしましたこと

 

わざとじゃないんだもん!しょうがないって!

 

 

 

 

ワッツア!

 

西は調布から東は市川まで

そこにデザインというものがあれば直ちに駆けつけるおれが斉藤啓 aka BDAP!

 

 

+

 

時という毒に蝕まれ、老いさらばえてゆくおれの肉体。

盲腸発症以降あいかわらず身体はそこら中痛いし、視力はダメ。

老眼メガネだけじゃますますいけない、労働環境を改善せねば!

ということでデスクの手元を明るく照らすタスクライトを新調しました!

 

トリみたいでかっこいいでしょう、

 

36個のLEDがおれの行く末をも明るく照らす!

 

パッケージもなかなかシャレている。

これケルビンLEDというイッタリア製のスタイリッシュなライト。

いやあいい買い物した〜。

わーいわーい.........

 

+

 

と、

日々の出来事にホッコリしてる最中にも

5月から続く病状・体調不良はおれの肉体を徐々に、そして確実に蝕んでいました。

デング熱...、エボラ出血熱、........ガン......、

思いつくかぎりの難病を想像してみてください。

それらを遥かに超えるほどの病魔の恐ろしさに

みなさんは戦慄することになるでしょう...。

 

次回のブログでは、

おれの病名について重大発表があります

 

 

つづく...

 

 

ワッツア!

 

本日は仕事の谷間、

ということで短めにいきましょう。

 

消費増税前の2月に購入した新Mac

長らくホッタラカシしてましたがようやく換装終了!

それにしても無線キーボード...。テンキーが無くなったためイライラ中。

英字とカナの数字が、「、」とカンマが、どうしても混合しちゃう。(でもそーいう原稿を受け取るとキレるので注意してください)

あ〜あなんだかなぁ〜

 

あ〜あ。

ついにとうとう老眼鏡つくってしまいました...

文庫本とか新聞の小さな文字のピントがあわねんだよ...。

ついこないだまで2.0あった視力も1.2と低下...。

あ〜あなんだかなぁ〜

 

 

 

ワッツア!

 

内閣は改造したけど、我がブッダプロダクションズは

総理大臣も政調会長も財務大臣も防衛大臣も、要職はすべて俺の独擅場。

YO!おれが斉藤啓 aka BDAP!

 

NAS / If I Ruled The World

 

と、あいかわらず鼻息は荒いものの

お盆もずっと働き詰めでクタクタ、体調もあいかわらず良くはない。

ここはサプライズ解散(=予告無しに休暇に突入)、もしくはしばしの外遊(=海外旅行ね)にでも打ってでたいもの。

が、民はおれをほうっておいてはくれねえ、

自分の身を犠牲にしてでもみなさんのためにデザインの命を燃やそうじゃないか!

 

そんな真の国士のおれですが、

前回にひきつづき本日もわたくしめがディレクション&デザインを担当した新刊をサクッとご紹介〜。

 

 

坊っちゃん (著:夏目漱石 訳:ジョエル・コーン 日本文学出版交流センター)

英訳版の『坊っちゃん』。

誰もが知るクラシック、著者はもちろん夏目漱石!

前にこのブログでお知らせしてた『 JAPAN IS BACK! 』シリーズとして9/3に発売で〜す。

 

オビをはずすとこんな感じ。

 

カバーの画はもちろん挿し絵もわたくしめが担当。

 

わたくし、いや吾輩がこのシリーズのディレクション&デザインを担当するにあたって、

「こうすればイケる!」と考えた本企画の肝とは、

 

バットマンを再解釈した→ダークナイトとか

スーパーマンを再解釈した→マン・オブ・スティールとか

JJエイブラムス版スタートレックや、

そしてこれもJJ版、いよいよ公開を控えるスターウォーズなど

ハリウッド映画じゃすっかり市民権を得たリ・ブート(再起動)という作品制作法。

要は単なる焼き直しじゃなく、

〜古い作品の設定やキャラクターをそのままに、

現代にふさわしいテーマを与えたり、新たな解釈を加える。

もちろんCGなど最新の映像クオリティをふんだんに用いて、旧作に新たな命を吹き込む〜

という、いわゆる現代的再解釈ってやつ。

この方法を坊っちゃんというジャパニーズ・クラシックにあてはめ

おれなりに新たなテーマを浮かび上がらせてみようとこころみたのですが、

行き着くところ、それはもしかしたらそれはすごく普遍的で、

もしかしたら漱石が書きたかっことにぐるりと回帰しただけだったかも。

と、この話は長くなるので、あらためて後日キチッとこのブログで語りますね。

 

 

さてお次は、

 

 

霧のむこうのふしぎな町 (著:柏葉幸子 訳:クリストファー・ホルムズ 日本文学出版交流センター)

これも英訳版。

 

本作はスタジオ・ジブリの『千と千尋の神かくし』の原型になったとされる

1970年代に柏葉幸子さんが書かれたファンタジー児童小説です。

長く読まれている本作でもあるしそのうえ、後述しますが諸処の大人の事情も重なり、

挿し絵を描かれる作家さんも代々変わり、その都度イメージも変化しておりました。

が、こちらも2014年にふさわしく思いっきりリ・ブート!

ということで装画&挿画はKYOTAROさんに依頼。

 

オビをはずすと本作主人公の「リナ」という少女が現れます。

 

KYTOTAROさんにはカバーの他に素晴らしい挿し絵を十数点描きおろしていただきました。

ぜひお手にとって見ていただきたいです!

 

 

ちなみに本作、

宮崎駿が映画化しようとするも断念...とか、

装画&挿画を担当した竹川功三郎さんとジブリと講談社との確執

そして発行差し止めののち装画・挿画を変えて再販...などなど...。

さまざまな逸話、というかいわくつき、というか。

本作そのものだけではなく、そのサブストーリーもゴシップ心をくすぐる興味深いものがあります。

全貌はもう話してもいいと思う?ので、これもまとめて後日キチッとこのブログで語っていこうと思います。

 

+

 

というわけで次回ブログの新刊アップもおたのしみにー

 

ハマはいいにゃあ〜(うっとり)

 

ノースサイドは板橋から、サウスサイドは横浜まで(若干狭いような...)

おれのデザインよ、行けるとこまでどこまでも拡散せよ。

そして憶い描いたデザインの完璧なる型よ、今こそおれの腕に結集せよ。

YO!ワッツア、

おれが斉藤啓 aka BDAP!

 

The Beatnuts / Props Over Here

ド渋なウッドベースのJAZZチューン。おれ的オールタイムベスト10入りトラック

 

 

なんだか肌寒くなってきましたがみなさん調子DO!?

今年の夏は病魔&多忙も重なり、海水浴も行けなくてさびしいかぎり。

そのかわりといっちゃなんですがせっせとお仕事に精出したので

これから連投で新刊をちょこちょこご紹介できると思いまーす。

 

今日は3冊。

 超音読レッスン 世界の名作文学編 (鹿野晴夫:著 / IBCパブリッシング)

おれの大〜好きなオーウェルの『動物農場』もテキストに入ってます。

 

 

メガドリル TOIEC TEST ボキャブラリー (能率教育・森田鉄也:著 / スリーエーネットワーク)

好評のTOEIC攻略ドリルのシリーズ。今回は『ボキャブラリー』編。

カバーの色は赤、青、とつづいて今回はイエローです。

 

超音読レッスン フランス語で読むシャルル・ペローのおとぎ話 (シャルル・ペロー原作 / IBCパブリッシング)

 こちらもおれの大〜好きなギュスタフ・ドレのリトグラフを装画にしました。

ドレ師匠はとっくに故人だけど、あこがれの画家さんや作家さんとのコラボレーションは、

ブックデザイナー冥利に尽きる、って感じで感無量ですね。

 

てなわけで

みなさん興味あれば書店やamazonで買ってけれ〜。

これらも順次撮影してWORKSにアップしてゆきますのでしばしお待ちくださいね。

 

そうそう撮影といえば、

我が栄光の有限会社ブッダプロダクションズ 社カメ、アッキー氏。

アッキー氏▲ (元陸上部)

現在多忙をきわめているようです。

うちの仕事以外正直どうでもいいんで早く撮ってけれ〜

と釘をさしておきましょうか。

 

ブッダのBはブラック企業のB!

と、今日は軽くこんな感じ〜

 

 

 

 

ワッツア!

 

きのう8/15は終戦の日、敗戦の日、占領が開始された日であります。

オキュパイドジャパンの突然変異種、誰の手下にもならねえ、

YO!おれが斉藤啓 aka BDAP!

ということで戦死者のみなさんにしばし黙祷!

 

MF DOOM ft RZA  /  Books of War

※まさにRZA節、超オリエンタル!今回はインストにしてみました。

 

+

 

ひさかたぶりのこのブログ。

まだまだ体調が本調子ではないおれ。

病魔に蝕まれ、とっても可哀想なおれ。

 

お盆はゆっくり通院してのんびり療養しようって思ってたんですが、

もう〜クライアントのみんなっったらァ〜。

そんなにおれと仕事がしたいのォ?〜....

そう、いつも以上にバッタバタに忙しい一週間でした....。

 

お盆前から入稿&校正ラッシュ!

 

amazon1位!のメガドリルシリーズ新作も出ます。

 

H工業社の板橋工場にて刷り出し立ち会〜い。

インク量や印圧をその場でいろいろ変えては刷って、刷ってはブラッシュアップ。

事務所のPCの前に座ってるだけじゃ不可能な、デザインと印刷の有機的ダイナミズム。

やっぱし現場は最高にアガります!

 

この現場の、いや日本中の名もなき職人さんたちのとてつもないパワー。

そんなすべてをひっくるめ、JAPAN is BACK!

 

 

あ、オビ文も書かせていただきましたー。

 

このJAPAN is BACK!シリーズ。去年からディレクション&デザインを

じっくりじっくり制作進行してきた書籍シリーズなんですがいよいよ9月発刊!

まずは2タイトル。

夏目漱石『坊っちゃん』  装画・挿画はおれ斉藤啓 aka BDAPが担当。

柏葉幸子『霧のむこうのふしぎな町』  装画・挿画はなんと、

今をときめくアーティストKYOTAROさん。

 

詳細はまた報告しますが、

KYOTAROさんや版元の日本文学出版交流センターのみなさんの力をお借りして、

今のおれの全力をブチ込んで制作した自信作。ぜひとも手にとってもらいたいです!

 

+

 

という感じで書籍制作まみれのお盆。

ブックデザイナーとして新しいクライアントさんとの新しいお仕事もいろいろ控えており、

書籍ジャンルも着実に広がってきてる感じですごくうれしく楽しい。

ほんと、みなさんサンキュー。(偉そうに軽く言う)

 

それに甘えず、さらにいろんなジャンルの研鑽・実践を積まねばなりません!

愚者は経験に学ぶ、賢者は歴史に学ぶ。

ということでグッドなセンスの古本を購入してあれこれ眺め回してます。

小松左京/ウィンク (装填は和田誠さん)

本のつくりだけではなく、挿画の入り方や見返しの色選びなど、学ぶことがたくさんあります。

 

小松左京/ゴエモンのニッポン日記 (これも装填は和田誠さん)

ま。おれが、小松左京がもっとも好きな作家である、ことが購入の第一理由なんですけどね。

 

少年少女世界の文学(金星探検、深紅の帆)

こういう児童文学集って最近あるのかな?

これ1967年初版。まさに日本がどんどん成長している時期ですな。

それらしく挿画はサイケデリックあり未来派モダンあり。造本もかなりお金をかけている立派なもの。

こうゆう旧き宝石のような本を手に取るに、まさにJAPAN is BACK!という言葉の意味の重さを感じます。

 

最後に、

この本は

吉永小百合さんも推薦!(現在は反日ド左翼に成り下がりました)

 

 

 

ワッツア!

 

ハリーの四十九日も無事終わって、

今年の夏はガラにもなくセンチメンタル。そう、

おれが斉藤啓 aka BDAP。

サントリーホールでワーグナー聴いてきました

 

ハリーの最後のオヤツはユーハイムのアップルパイをひときれと水ようかん

 

おセンチだからか、ペットロスか、それともまさか老化なのかなんなのか、

例の盲腸炎&虫垂炎がなかなか思うように完治せず、

おまけに左右2.0を誇ったおれの視力、

このところガタッと近くのものにピンが合わなくなってきた...。

気持ちだけは前に行くのに身体がついてこない....。

まるで遅〜いクルマをアクセル全開で運転してるのに

からっきしスピードが乗ってこない感じ。

あ〜、じれったい!!

 

と、

焦ってもどうもこうもこればっかりはしかたない。

気分をちょいと変えるか、

ということで連休最終日にやってきました箱根は強羅

清らかな空気に包まれて、

ひととき仙人のように俗世を離れ、霞でも食って過ごすのだ!

 

....のつもりが

ウェルカムドリンクにシャンパンを一杯、

ダイニングでおつまみを切ってもらって日本酒を二杯、鮨をつまみながら三杯、四杯、

ラウンジでウィスキーソーダを五杯六杯....。

 

宿のスタッフのみなさんの気持ちのいい客あしらいと

温泉効果&日頃の疲れも手伝って(7月もかなり忙しい)

すっかりいい気持ちになってグッスリ寝ちゃってました。

 

医学的には、盲腸にイイわけない旅だけど、

やっぱ楽しくやるのが一番いいのかな。

翌日、小田原のだるま食堂で天ぷら定食をたいらげて、

さあ、山と積まれた仕事が待つ三宿へ、バッカゲン!

 

 

 

ワッツア!

 

もはや2014年も後半戦の7月に!(ついでに我が社は7月決算!)

賢明なる当ブログ読者の方々ならご存知のとおり

不肖わたくしめの2014年前半戦は、ひと言でいうならば狂乱怒濤

お伊勢参りで靱帯はブチ切るわ、愛猫はコロッとご臨終するわ...、

にもかかわらずお仕事は超多忙でヘットへトかつウッハウハ

そんな狂乱の嵐の中、いよいよ無理がきたのか、ついにおれは病気にかかってしまいました!

 

もしかして...もしかしてあの殿下が不治の病に...?

と悲観に暮れているそこのガール達、まあ涙を拭いてよく聞けよ。

数回にわたって精密検査をおこない↓

 

 

専門医の診断の結果、病名は...

 

盲腸炎&虫垂炎!

あと大腸外部に石灰化(石)!

 

どうです。

思いのほかメジャーな病気だったでしょう!

 

おれの場合、とにかく要は大腸の端っこである盲腸内部が炎症をおこしている、と。

で、盲腸の先っぽにヒュルヒュルくっついてる虫垂も炎症をおこしていると。

あとCTの結果、大腸の外に組織が石灰化してる(石のかたまりになってる)ところもあると。

とまあ、こうゆう診断でした。

ちなみに巷でよく言われる「盲腸を切る」とは本当は虫垂を切ることを指すのだそう。

 

原因としては虫垂にゴミが入って炎症をおこしちゃったり、

盲腸の場合はストレスだったり、盲腸と虫垂が相互に作用しあったりと

いろいろなパターンがあって、特定はできないのだそう。

 

ま、とにかく現段階では手術して切除するほどは腫れてないそうでひと安心。

抗生物質やお薬で散らし、経過をみて判断する、という実にモヤモヤした治療を継続中でありますが

お酒も飲まず消化のよいものを徹底して食べてるので、

だい〜ぶよくなってきたかな。

 

 

ちなみに....、

盲腸の内部の炎症具合をより詳しく(CTスキャンを3回撮ったのに)チェックしたい

ということで担当医ったら

「お尻の穴から内視鏡いれてみる?」

と、またとんでもないことをおっしゃる。

 

そう、内視鏡って胃の場合は口から、腸の場合はアヌスから挿入するわけ。

イマジン!

つまりは....前回のブログにもご登場願った内視鏡専門の美しい女医様が

「もう〜今度はガマンしなきゃダ・メゾ♥」

とか言って

ゴソゴソとこんなことや

ときに激しくあんなことも....

 

ああっ先生っダメ!そんなことしたらおれ....

違うところが石灰化しちゃうじゃないですか...!

(これが言いたかった)

 

そのうえ局部石灰化リスクに飽き足らず、

「先生、あのー、軽くお尻をぶってもらえませんかね?」

とか思わず言っちゃったらヤバいので、内視鏡はまたもカンベンしてもらいましたー。

ああ危なかった。

 

+

 

と、この一〜二週間、

みなさま、とくにクライアント諸氏においてはお騒がせ&ご心配おかけしました。

みなさまのあたたかいお見舞いのお言葉やご温情、お気遣い、心にしみました。

魔女の宅急便よろしく、

おちこんだりもしたけれど、私はげんきです!♥

まさにこの言葉であります。

 

という感じで狂乱怒濤の2014年、なんでもまとめてかかってきやがれ!

イエー!

いかなる状況でもストラグル、おれこそがアンブレイカブル、

寒い国から来た不死身の男、おれが斉藤啓 aka BDAPドンスタ!

 

Harder Than You Think / Publc Enemy

 

とはいえしばらくはちょっとゆっくりめでいくぜ!

 

 

YO!ワッツア!つッ!痛っ!痛たたッ!

 

そうなんですよ、前回のブログでカマしたとおり

ハリーの崩御のあたりから右横腹が痛くて。。

まるで、食事後すぐ運動して痛たた...ってなる感じ。

 

ほっといてもいっこうに治らないので

おそるおそるネットで『右横腹 痛い』って検索したら

なんと肝臓ガンだの肝臓ガンだの肝臓ガンだの、

怖い病名がいっぱい出るではないですか!

やばい...死ぬ...のか...?

 

おいでおいでニャー♪

 

短くも儚い人生だった...

ハリーがむこうで待っててくれるんなら死んでも本望だよ.... 

.......

そんなの嘘だ!

おれはまだ生きることをあきらめきれねえ!

金!女!権力!高級外車!天もり!...

 

こういうのを往生際が悪い、というのでしょうか...。

ともあれ生への執着を捨てきれないおれは近くのT総合病院にむかったわけです。

総合内科から消化器科にまわされ、

まず血液検査とエコー(超音波)検査に。

 

(※なんか怖いから目をつむってたので検査機器はイメージです)

 

以上の検査結果は『異常無し』

あれ?ガンじゃないの?、

▲※これもなんとなくのイメージ

 

が、担当の医師いわく

『念のため胃カメラでも撮ってみようか?』

ということだったのでこの日はお薬だけ出してもらって

日をあらためて内視鏡科にむかったんです。

 

 

それにしても胃カメラ....。

もう聞き飽きたかもだけどおれはホントこういう

フィジカルに直接攻めてくるやつに弱くて...。いまだに注射も大嫌い。

カゼで口あけたら金属の棒とか突っ込まれるじゃん?あれだけでもう嫌。

この前日は怖くて怖くてあまり眠れなかったよぉ(甘え声)

 

が、おれももういい大人なのでそこはガマン。

内視鏡の前に、まずは看護士さんがのどの麻酔として苦〜〜〜いシロップを喉に含ませる。

もうこれだけでテンションガタ落ち。

もう一刻も早く家に帰りたくなってきた。

 

 

そこに内視鏡科の担当医(女医さん)が登場。

『よろしくお願いしますね♥』

 

 

いかなる場合も美は強し

『お年寄りの方でも耐えられるので大丈夫ですよ♥』

とか言われてなんとなくがんばれそうになったのでいよいよ本番。

ベッドに横たわって胃カメラを待ちます。

 

『お待たせしましたー♥』

の声を聞いてふと彼女を見ると、

 

へ、へ、へ....、蛇じゃん!?

 

それ蛇じゃん!?

 

そんなもの口に入れたら....

内蔵を食い破られて...

チェストがバスターしちゃうンじゃん!

 

女医さんたちはなだめたりすかしたりして

お口に途中まで入れかけたものの、おれはジタバタ大暴れして断固拒否。

検査中止!!ということで超空気悪くなったので

逃げるように内視鏡科から走り去りました。

 

.....。

 

ということで消化器内科にもどって涙目で、

『ぼくアレ無理ですぅ〜 他のやり方で診てもらえませんかぁ!?』

と担当医に泣きついた結果、CTスキャン検査にしてもらいました。あー危なかった。

 

てかさ〜

自らの名誉のために付記しておくけど、ここT病院は設備が古くて内視鏡も旧型、

最新設備が整ったいまの病院はだいたい1/2くらいの細さになってたり、

鼻から入れるタイプがあったりするらしいよ!それはそれで嫌だけど。

おれが弱虫なんじゃないよお!設備が古いからいけないんだよお!...

 

...ああわかってるさ、

なんと言い繕おうが、お前らの言いたいことはわかってる、

ああそうさ、おれはヘタレさ!

 

これまでもこれからも正直一路でいくぜ、

おれが斉藤啓aka BDAP、無理なもんは

 

気になる病名は次回をお楽しみに!

 

 

ワッツア!

 

あーぁ。ハリーのいない世界はたいくつだなあ、

と思いながら窓の外をぼんやり眺めていたら

え?なにあれ?

いかんいかんこれはおれの目の錯覚なのだ!

なぜならここはオシャレシティ三宿。こんな東京砂漠に野生動物なぞ存在するはずがない!

しっかり目を開けてもう一度見てみよう!

 

ええっ?狸?イタチ?

 

そうか....、わかりました....。

いよいよ襲ってきやがったな、ペット・ロス....。

おれを脳内から惑わそうというのだな、ペット・ロス....。

ペット・ロスとはかくも人に幻視を見せるものなのか...。そうか....。

 

(てかこのハクビシン的ななにかはしばらくしたらどこかに消えていきました。)

 

+

 

ペットロスといえばさ、

ハリーの介護疲れ(実質一日しかしてないけど)なのか、

仕事のしすぎなのか(5月はかなり忙しかった)

はたまた走り込みすぎ(ほぼ毎日13kmランニング)なのか?

 

なんだか2週間前から右のお腹がいたくって....。

ご飯食べてすぐ運動すると横っ腹が痛くなるじゃん?

あの感じが断続的に続いてなかなか消えない状態。

おれが痛みにものすごく弱いのはブログ読者なら当然知ってると思う。こりゃ

すわ、ガンか!?

冥界からハリーが手招きしているというのか!?

 

おいでおいでニャン!

 

ぶるぶるっ!、あー縁起でもない!

てか実は

もう病院行ってきたんだよね!そのできごとは次回のブログ

『蛇!蛇!!』の巻をお楽しみに!またやらかしちゃったぜ!...

 

+

 

さてさて前回ご紹介した新刊、

「オドロキモモノキ英語発音 子音がキマればうまくいく」

は6/13発売!みんな買ってね!なのですが、

 

発行元のジャパンタイムズのみなさまも盛り上がっていただいてるみたいで

ジャパンタイムズFacebookでいろいろ発信してくれてます。

僭越ながらおれも嬉しいかぎり。

この本、本文の展開とともにいろいろキャラクターがあらわれるのですが

その主要キャラクターのプロフィールをじゅんばんにアップしてもらってます。

編集担当のKさん渾身の作、面白いんでのぞいてみてみてください!

あ、おれ2年ほど自分のFacebook見てない...!

 

というわけで今回は軽めにこんなもんで。

バイバーイ!

 

 

 

相棒ハリーが天国へ旅立って、膝を抱えて毎日ションボリ....してるとでも思ったか?

YO!ワッツア!

おれが斉藤啓 aka BDAP ドンスタ!

 

そりゃね、まあね、実際ね、ちょっとはね、ションボリ気味だよ!

しかし人生は続き、イヤもオウも無くまた陽は昇りだす。

さっさと涙はふいて、行けるとこまで行くしかねえ。

 

というわけでブッダプロダクションズはピットロードから通常レーンに復帰。

ある日は、お仕事打合せ時に思わぬ方からお悔やみの温かい言葉をいただき、

ある日は、礼を欠いたと残念ながら言わざるをえないクライアントとの打合せで爆発5秒前。

あらゆる意味で元気でました。

みなさんありがとう!非礼な方もありがとう!

 

+

 

ハリーの祭壇スペースがどこにもないので打合せデスクの上にドカン。

生きてても亡くなってても正直ジャマはジャマ。それもハリーらしくていいかな、と。

 

あのさ、

仏教で四十九日ってよくいうけど、亡くなって49日間はこの世界と天界の中間的存在になって、

もといたこの世界を普段とおりにうろついてるんだって。

たしかに気配は感じるんだ。

デスクの上でひなたぼっこしてたり、お風呂場にいたり、ベッドの定位置でゴロゴロしてたり。

気のせいなのかな...

ということで

ハリーを可愛がってくれたみなさん、

彼がこっちにいるうちにぜひお線香あげに遊びにきてほしいな。

そのときはお菓子を忘れずにね!(おれが食べるから)

 

+

 

さて

ガラにもなくスピリチュアルになってしまったので軌道修正、

現世の実弾の話に移りましょう!

3ヶ月ほど新作書籍のwebアップがとどこおってて申し訳ないッスがいろいろ発売中〜。

最新作はこれ↓

『オドロキモモノキ英語発音 子音がキマればうまくいく』 藤澤慶已 著

タイトルがふるってるこの本はジャパンタイムズから刊行、来週には店頭にならぶ予定です

初心者にも学びやすい『英語発音』の本で、発音本によくある発音記号とか舌の動きの図解とか

そーいうの一切無しでそれでもネイティブっぽく喋れるよーってな内容。

全体のブックデザインはもちろん、イラストもたっぷり描きましたのでぜひお買い求めくださーい。

そうそう!

買えばハリーの供養にもなるよ

 

買わないなんてひとでなしだニャン!

 

 

ワッツア!

 

本日はわたくし斉藤啓 aka BDPから、みなさまにご報告。

たくさんの方々に可愛がっていただいた愛猫ハリー・キャラハン享年18歳

2014年5/25(日)20時に天国へ旅立ちました。

 

 

10日前、

急な腎不全から入院、そのまま2日間の昏睡を経て、なんとケロッと回復w!

しばらくはご飯もモリモリ、トイレもぶりぶりの絶好調!だったので

25日(日)に退院が決まってたんです。

が、退院前日からまた状態が悪化。

お医者様にはできることは全部やっていただいたので、

その晩もどうにかこうにかがんばって乗り切って、

翌日、呼吸も意識も落ち着いてきたので予定通り午前中に帰宅。

 

もう起き上がれなくて、ご飯ももう食べられなくなっていたけど

おうちでゆっくりくつろぎながら、撫でなでされながら、

きっと住み慣れたおうちでぐっすり眠りたかったんでしょう。

ハリーはそのまま眠るように天国に旅だってゆきました。

 

▲こんなふうに

お葬式をしながら18年間(!)いままであった楽しかったことや、くだらないアホな話。

そしてハリーを可愛がってくれた忘れられない人たちの思い出などを、

2人水入らずで朝までゆっくり語りあいました。

このままずっと今夜だったらいい(と言いつつ気づけばおれも寝ちゃってたけど...)のにねー

 

 

 

翌朝、

お寺に併設されたペット斎場にて荼毘に付し、

↑天国へのおともはトルコ桔梗と、三宿ラ・テールのチーズパン。

 

これで彼は天国まっしぐら。

四十九日が終わったら、ハリーゆかりの地へ散骨の旅にでかけようと思ってます。

 

というわけで、

ハリー、18年間お疲れ!

おれがクサらずフテらずどうにかこうにか前を向いて歩いてこられたのは

いつも明るく楽しいハリーの存在があってこそでした。ありがとう!

 

そしてみなさま、

今までハリーを可愛がってくださって本当にありがとう!

彼と一度だけしかお逢いしてない人も、いつもお馴染みの人も同じく

ハリーもおれもすごく感謝しております。

 

+

 

天国というものがもしあるんだとすれば

いまごろは目もみえて、立ち上がって、自由きままに軽やかに駆けまわっているんだろう。

 

ハリーよ

またどこかで逢えるそのときまで。

安らかに眠れ、そして

 

 

 

ワッツア!

 

またせたなお前ら。

おれが斉藤啓 aka BDAP イ〜ンザハ〜ウス!

 

くるぶし靱帯断裂からグングン回復してきたら、

いやあ世の中って不思議、仕事量もそれにぴったり正比例して追いついてきやがった。

ビッコひいてる間は勝手ながら仕事量も制限させていただき、

だいぶゆっくりじっくりやれましたがもうその時期は終了。

いよいよ走り出す時がきたって感じだぜ。

 

にしてもなっかなか忙しい毎日やで....、

と思ってたら早やGW。はええ..はやすぎるよ月日...。

 

だがな、

そんな矢のような月日をただ目を細めてまぶしがってはいられない

ということでサングラス購入。

 

くわえて、

時代にどんな風が吹こうともハートにはつねに火を灯しつづけねばならぬ!

ということでダンヒルのライターを胸に忍ばす。

 

あ。

やる気を前面に押し出すはずが

僕ちゃんのオシャレな持ち物自慢になっちゃった。てへ、しっぱいしっぱい

▲いま描いてる書籍内のキャラクター

 

てかまあかっこいいモノをそれなりの値段で買うってことはさ

8%増税後の消費落ち込みから日本国を、いや人民を救う、

むしろ救世主(メシア)的な役割をいやいやながら買ってでてるって感じだよ。おれ。

(ライターはだいぶ前お義父さんにもらったのを最近オーバーホールしただけなんだ。実は。)

 

ま、とにもかくにも言いたいことは、

あらゆる意味で

足、いよいよ軽し!

てことだぜ。

 

13kmのランが最近の日課。すっごく遅いけど。。

そう、ランの途中でフラッと誘われるように入った『豪徳寺』。

その三重の塔に

招き猫?

 

招き猫!かっわゆ〜い♥

 

なんでもここ豪徳寺、『招き猫発祥の地』なのだそうな。

江戸時代、彦根藩滋賀の上のほうね)藩主の井伊直孝がネコにいざなわれてフラッと入ったのが縁で

井伊家の菩提所にまでなったんだって。

真田太平記とか読んでたから地方大名や井伊一族のことも一応浅く広くは知ってたけど、

小説で読んだ昔の人がたしかにここに存在してた、ってことが何だかうれしくたのもしい。

かように

ひとくちにランってったってただの体力作りじゃなくて、

見慣れた景色も見ようによってはこんなインスピレーションも隠れてるわけです。

変なトリがいたりとか。(サギ?)

 

 

あ、

うちの招き猫こと愛猫ハリーですが

5/5が誕生日。もうすぐ18歳!

 

人間で言えば90歳前後にあたるとか。

そんなトシなので最近両目がみえなくなっちゃったみたいなんだよね。。

ライオンのたてがみのようなカラーを巻いてるのはそのせい。

めくらのハリーたん。

こんな感じでキョロキョロしたり、壁やイスにごつんとぶつかっちゃうことも。

他は元気で食欲モリモリだけに、自由に動き回れないのはほんとに可哀想。

治療も点眼で症状をなるだけ抑えるくらいしか手はないんだって。

ま、

「やれ可哀想、やれ不運、」と人は言うけど

老いてゆくのが可哀想という発想っておれは違うと思う。

そんなセンチメンタルな嘆きかましてるヒマあるんだったら

彼が暮らしやすい環境を整えたり、明るく楽しくコミュニケーションをとり続ける

おれがやるべきことはそれだけだね。

 

月日の流れはあまりに無情だけど、生きとし生けるものすべてに公平。

そうなってるんだね、きっと。

 

 

 

 

ワッツア!

 

 

YO、三寒四温!

負傷している足首も50%程度は可動するようになってきまして

「前へいこう!前へいこう!」

と、はやる気持ちをぐっと抑えて1時間ウォーキング程度でリハビリ中、

おれが斉藤啓 aka BDAP!

 

 

これ↑先週の北沢川緑道の桜。

この緑道を三宿から北沢あたりまで往復して4キロ、とことこ歩いて休憩しながら1時間くらい。

ウォーキングには最適な緑道でござんす。

緑道ぞいに上水がさも小川のように流れてて、せせらぎに鯉やカモやおたまじゃくしが遊ぶ。

その両岸には桜の木が並び、いろんな草木や花もいっぱいで、

冬の無彩色の街並から一転、で心が浮き立ちます。

性犯罪者もしくは露出狂が増える季節到来!ですね!

中山美穂 / 色・ホワイトブレンド

ミポリンかわいいなあ...辻と別れるらしいからおれと結婚しねえかな。

 

ま、そんなことは置いといて

2014年春とともに我がブッダプロダクションズも

どんどん色つけてくぜ!よくチェックしときな!

 

 

さ、地味〜に書籍装画の彩色仕事やーろうっと。

今回の装画は新機軸にチャレンジ。

試作を重ね、いよいよ本番へとおれ自身にGOサイン。

 

グレー。

 

グレーっていいよね。

 

薄紅(うすべに)

 

ブルー。

使ってるのは日本画の塗料で、この色は白群(びゃくぐん)というのだそう。

日本語の色名ってそれだけで綺麗で、慎ましく格調高いね。

 

今回は「色」繋がりということで 宇多田ヒカル / COLORS

数ある宇多田楽曲の中でおれがダントツに好きなのがこの曲。

 

 

 

赤橙(あかだいだい)

 

黄白(おうはく)

 

白緑(びゃくろく)

 

「色」繋がりということで ICE-T / COLORS

クリップスブラッズのカラーギャングの仁義無き抗争。このころLAはマジで熱かった!

 

はてさて、この個性豊かな「色」たちが

装画としてどう新たな命を吹き込まれるか。それは発売をお楽しみに〜!

 

 

本日のブログは最後に、

新宿の画材屋さんで絵具を選んでるときに見かけた

いやらし〜くかつ男らし〜いモノを紹介して締めたいと思います!

 

エッチ液...。いやらしい....。

MC...。男らしい....。

 

 

YO、ワッツア!

 

いつのまにかうちのマンションの隣の公園の桜の花が咲き誇っちゃってて、毎年毎年

「もう春が来たのか...」

と、月日の流れの早さに驚愕し、しばし呆然...。

おれが斉藤啓 aka BDAP!

 

 

消費増税(ふざけんなよ財務省)とともにいよいよ新年度スタート前夜ですが、

おれの新年度のテーマも変わらずBTBバック・トゥ・ベイシック!

 

B FLATT & TYRANNY / BACK TO BASICS

このサウンドがまさに90’S HIPHOP!

 

と、

鼻息荒く絶好調お仕事中!なのはいいんですが、

これがメタ・シークレットいうところの引き寄せ(苦笑)っていうんですかねぇ?

 

いや、何かっていうと

おれが美大受験したりデザイナーやったりアートやったりの

基本中の基本=初期衝動というか心の原風景って

やっぱ『ボクお絵描き大〜好き!ってことなんですね。

 

物心ついたころから絵を描いてた、というか...

あ、ごめん、

正直に言わせてもらうと

物心ついたころから絵がズバ抜けてうまかったわけで...

....札幌のド田舎の少年の与太話だからあんま気にしないで...。

 

何を言いたいかというと〜

絵を描くことでクラスの輪の中心になれる、というか

あ、ごめん、

正直に言わせてもらうと

おれが才能をほんの少し発動するだけで

学友・教師たちは驚愕の目でおれを取り巻き、讃え、そして崇める

ことがとにかく愉快でたまらないわけじゃないですかぁ。

....札幌のド田舎の少年の......

 

なものでなにが、なもので、だ)

やっぱ『絵を描く』、その思考力が感覚としていまだにおれの中に大きく残存し続けていて。

美大もあっさり中退し、画力を磨きこむ、なんてことはまったくしてこなかったはずなんだけれども

グラフィックデザインやアートディレクションもやはりその「感覚」一本でやってる気がするわけです。

 

そこでこのBTB

去年あたりから書籍イラスト、挿画、装画にかかわる仕事がだんだん多くなってきて

じっさいに鉛筆やWACOMのペンを手に取って、紙なりコンピュータ上なりの

真っ白い画面に直に手で描いてゆくたのしさ、おもしろさ、そしてむずかしさ

これってやっぱ胸躍るものがあります!

 

これは電子書籍の本文イラスト。もうすぐ発売だからチラ見せだよん。

撮影したモデルちゃんの写真を組み合わせて、WACOMでガシガシ描く。

ちょっと遅れて一般書籍にもなるようです。

 

これも書籍用に描いてます。

 

これも近日発売。みなさんお馴染み日本文学のリ・ブート。その挿画の下絵。

方眼パッドでHBの鉛筆でガシガシ描く。手が真っ黒になるのが勲章?

 

2014年に、人面魚!?

 

 

暴力って良くも悪くも絵になるよね〜

 

って感じで、

やっぱ絵を描くのはたのしいぜ。ってこと!

少年時代を思い返してみると、

絵を描くおれの机の周りをぐるりと取り囲むクラスメイト。

おれの描く絵をみんなで見まもり、次はなに描くの?啓くんあれ描いて!

あのみんなの興奮して上気した顔をまた見たい、それだけがため

おれは今日もここに立ってるのやもしれん。

 

というわけで

グラフィックデザインやブックデザインはもちろん、おれの描く「絵」たちも

この先いろいろなかたちでみなさまのお目に留ればうれしいなと思っております。

今日チラ見せした絵たちも、順次書籍として世にでてゆくので、

そのときになったらまたご報告させていただきまーす。

 

しっかしさ、今年に入って大小取り混ぜ200個以上は描いてるもんね!

あ〜おれ偉い。おれ超〜頑張ってる。

 

と、

自画自賛してた折も折。

さきほどの日本文学リ・ブート書籍をもう一冊おれがディレクションしてまして

装画と挿画を描いていただいている某アーチストさんから仕上がった作品が届きました。

 

げえっ!す...、すげえ...!....

とにかく...すっげえ....いい!....

(まだお見せできないのが残念!)

 

圧倒的な存在感と、突き抜けたクオリティ

ああ...。これが本当の『絵』っていうものなんだな....

すっかり脱帽、その作品に無条件降伏してしまったおれ。

と、さっきまでのオラオラ自画自賛がおれの脳内に情け容赦なくリフレイン....

 

物心ついたころから絵がズバ抜けてうまかったわけで...わけでわけでわけで

学友・教師たちはおれを、讃え、そして崇めたわけで...わけでわけでわけで

 

...................。

....おれ恥ずかしい...

おれできればここから消えたい.....

 

 

そのすっげえ装画&挿画の書籍も近日発売!

気になるアーチスト情報も発売日決定とともに解禁しますのでお楽しみに〜

 

 

 

YO!ワッツア!

 

このブログ、気づけば一ヶ月以上放置してました....。

ご無沙汰してごめんね。

こないだのブログではどこまで話したっけ?

そう、松葉杖をポイ捨てしたとこまでだ。

 

しばらくはサポーターに依存してましたが、

 

今は完全無防備で軽くびっこひきながらもガシガシ歩いてますって感じ。

最初はやはり歩くのがかなり辛くて、徒歩10分の三軒茶屋駅まですら歩けず、

か弱いバンビのように道端にうずくまって涙ぐんでしまう日々が続きました。半分

なので仕事の打合せやもろもろはすべてタクシー移動。

バブル期か と見まごうほどタクシー領収書がたまっていく.....。ああ.....

 

日常のお買い物もやはりままならず、

友人にクルマ出して買い出しつきあってもらったり、

食材などはネット通販をあれこれ駆使、ネット時代の恩恵も積極的に利用しながら

この2ヶ月なんとかサバイブしてきたわけです。

こーなると男やもめはやっぱキツいねー

 

せっかくネットで食材を取り寄せるのだから、と

高知県の有機野菜やら、ふんぱつして比内地鶏セット1kgやら、おいしそうな物探しては

試しにいろいろ注文しちゃいました。(写真は比内地鶏鶏ガラ)

 

比内鶏の肉はもちろん塩焼きやきりたんぽ鍋にしてペロリ。ガラはよく煮込んで美味しいスープに。

(てかなんだかんだイイもの食ってんじゃねえか)

 

受注会で注文したブーツ。せっかく早めに届いたのに全然履けませんでした。(足首が曲がらないから履けない)

 

アートディレクター&グラフィックデザイナーというおれの職業柄、

『ケガしたのが手じゃなくてよかったねー』

なんてみなさん慰めてくれますが、意外というか、足が悪いと仕事能率が半分くらいガタ落ちしますやね。

 

とはいえ仕事のクオリティは落とせないので

まーここはどんと構えて

年末年始にかけて働きすぎ(月間=両手両足の指の数ペース)だったってのもあり

仕事量をすこし抑える感じで(月間=両手の指の数ペース)営業しておりまして

泣く泣くお断りしたお仕事もいくつかあり、クライアントの方々、すんませーん。

 

+

 

そんなこんなで、少し時間的に余裕ができたので

今がチャンス!

とばかり、前々から試そうと思ってたグラフィックの新機軸的スタイルにいろいろチャレンジ。

前々から思ってたんだけどおれのデザインって、

完成型よりも発想段階の手描きラフのがより自由度が高くて未完成で面白いなあ、と思ってて、

なんとかその初期衝動感瞬間パックしてフィニッシュまでもってくことができやしないかな〜

と考えながら、いろいろじっくり時間をかけて取り組んでみてるところ。

 

書籍のカバーデザイン。

打合せのときスケッチブックにサラサラ描いた手描きのラフなタイポグラフィを

テクニックでキレイにならしてゆくことはあえてせず、モロそのまま使う

 

こちらも書籍カバーデザイン。

鉛筆で描いてそのまんま使う

 

紙と鉛筆・ペン。糊とカッターとピンセット。

これのみで完結させるグラフィックデザイン。

かなりの勇気が必要とされる世界へ再度ウェルカム。

これがおれ流バック・トゥ・ベイシック

 

装丁の手触り感を確認するためじっさいの紙にプリントしてじっくり選別、

って、こんな基本的なことみんなやってると思うんですけどね。

 

作業上、もちろんMACやWACOMなどデジタルもガンガンに駆使するけども

なにより一番大事な想像力や衝動をそのままストレートに定着させることに、

おれはもうなんらためらわないぜ。

イロハの『イ』からもう一度、ひとつひとつ確かめるようにやってみよう。

 

って今はそんな気分の

おれが斉藤啓 aka BDAP!

 

 

 

ワッツア!

 

ビッコをひきずりひきずり今日もおれはハードコア。

障害者も健常者も国籍も肌の色も日本人も在日も在特もチャイナもメリケンも関係ねえ

生き方がくだらねえ奴は全員差別なく差別する

おれが斉藤啓 aka BDAP!

 

足しげく整体に通い、足を調整中の毎日です。

くるぶしの靱帯が切れたんで、くるぶしから下をガッチリ固定するため

取り外し可能な簡易ギブス(シーネ、というのだそう)を常時装着してまして、

整体院で包帯を変えるときだけ取り外してもらってたんですが、

さあ大変!

 

 

このシーネが四六時中、肌にずっと密着してるもんだから

足の裏に『床ずれ』が盛大に発生してました!

皮がぐじゅぐじゅになっててそこから黄色い体液があふれてて....オエッ!

いかん、

このままでは足の裏からメタモルフォーゼがはじまって

ついにおれは『ザ・フライ』になってしまう!

 

これはザ・フライ2 二世誕生のほうね↑

 

元凶は物質転送機、ではなくこのシーネつけっぱなし状態。

なもので思い切ってシーネを取り外し、卒業!

松葉杖もポイ!

 

さながら四足歩行の猿人から人類へと進化をとげたように、

ブッダ斉藤、いまふたたび二本の足で大地に立つ!

イエー!立った!立った!ブッダが立った!

 

 

ということで↑お約束のこのシーン

 

二本足で歩ければもうこっちのもの。

三宿のキング、殿下バックアゲイン!だぜ。

とりあえずここ一週間ばかりお風呂に入れてなかったので

なにはともあれシャワーに直行!

↑ ※サービスカット

 

足の裏をキレイに洗って、よ〜く乾かしたら

翌日には床ずれ治っちゃってました。

あー、あのまま脱皮して成虫にならなくってよかった〜。危なかったな〜

 

というわけで

まだガッチリとテーピングはしてますが、

歩行訓練や足の筋トレもしつつ

しだいしだいにふだんの日常生活へもどれることの喜びをかみしめてます。

ケガの功名、というか

ケガもムリヤリ功名にしちまえ、というか

なにせおれの脳内にまたひとつ新たな引き出しが加えられたのは事実。

理想のデザインを追い求め創り出すため

ハタチのときはじめたおれの長い旅はいまだ道の途中。

よくチェックしな、

おれはまたふたたび歩みはじめるぜ!

 

 

 

YO! ワッツア!

 

想定外の負傷のすえ、伊勢からトンボ帰り。

はかなくもアッサリ終わりを遂げたおれの冬休みでしたが、

結局先週いっぱいは

「お休みったらお休みじゃい!」

と、仕事も一切せずメールも一切見ず、の久々にダラダラした一週間でした。(あー退屈だった)

 

ということで今週から戦闘開始!

松葉づえを駆使してひょこひょこデザイン活動中、

おれが斉藤啓 別名BDAP!

 

☆今日の患部報告☆の時間です!

だいぶ腫れもおさまってきましたが内出血がこんな感じ。

 こちらは患部の反対側のくるぶし。(患部を回せないためこっち側しか撮れない)

まさにゾンビっぽくなってます。

あの撮影はまさか何かの予兆だったのか...。

 

そんな話はおいといて(=おれは無神論者です)

外に出るときは、松葉づえ2本でえっちらおっちら歩いてるんですが、

いやあ日常生活ってものがこうも一大事だとは!

歩いて5分の整体に通うところが余裕で15分かかり。しかも汗だく。

スーパーでカートを引いて買い出しなんて、とてもじゃないけど一人じゃできない。

レンタルDVDを借りにいくのも大仕事。

歩いてお店まで行くのが大変なんじゃなく(いや大変なんだけど)

松葉杖をつきながら棚からDVDを取ったり、返してたり、

何本もDVDを持って店内をそぞろ歩くという

超普通のことが本当に脂汗が出るほど大変なものなんです。

 

こうなって初めてバリアフリーのありがたさとか、

歩道脇の小さな公園に何気なく置いてあるベンチのありがたさがわかりました。。

なにより、ドアを開けてくれたり、エレベータ待っててくれたり

「大丈夫ですか?」「手伝いましょうか?」と声をかけてくれたり

市井の人たちってホント親切なのなーってもの身にしみてわかりました。

 

さすがのおれも45年もひねくれてるのはもう止めて

「絆」「つながり」を大事に、心清らかに生き、

都知事選では宇都宮たかし候補に清き一票を....

....入れるわけねーだろコラ!

 

 

ま、とにもかくにも

市井の方々のご親切はほんとにありがたく頂戴いたしました。

感謝の気持ちを大前提に踏まえ、ちょっと感じたことを二、三。

 

銀行振込のためATMに並んでたら、前にいる人に「お先にどうぞ」と譲られたんだけど

その譲り方って何かヘンじゃない?って何か釈然としない気持ちになって...。

せっかくのお申し出だけど丁重にお断りしたら、今度は先方が何か釈然としない顔になってた...。

 

それとは別に、

歩道歩いてるとみんなサッと道を開けてくれるんで

こっちは逆に堂々と「そこどけ、殿下のお通りだ!」とばかり道の真ん中ふんぞり返って歩いてて

どかない人がいると「なんだテメエ、おれ足悪いんだけど?」ってキレそうな自分に

ハッと気づいたりとか....。

 

何が言いたいかというと、

 

障害を持たない側の「善意」の奥には

障害を持つ人を“弱者”として実はバカにしたり見下したりてはいやしないか?ということ。

障害者に親切にすることがある意味「ひとときの快楽」になってはいないか?

障害者は決して健常者をハッピーにする道具じゃない。

 

それとは逆に

障害を持つ側が、その障害ゆえ“強者”になったような錯覚を持ってはいやしないか?ということ。

(最大の弱者こそが最高の強者になりうる。家庭内で例えると「赤ちゃん」)

どんな瞬間でも健常者は道を譲ったりエレベータを開けて待っててくれるべき、

それをやらない人はひとでなしであり差別主義者である、

というように、障害を水戸黄門の印籠代わりに使ってはいやしないか?

 

 

この、常に反転しながらも決して交わり合わない弱者と強者」の2つの思考の関係は、

障害を持つ側と持たない側という話を飛び超え、

たとえば「働く者と働かざる者」というふうにも置き換えると生活保護受給者の問題や、ニートの問題を思い起こさせる。

「支配する者と支配される者」に置き換えるとアイヌや琉球などの少数民族と、内地の日本人との関係もそうだろうし、

在日韓国朝鮮人や、同和。

パレスチナとイスラエル、中国とチベット、白人と黒人、アメリカと日本.....

 

単にこれ、

靱帯切ってちょっとの間松葉づえをついて歩いてるおれのミクロな話が

地球上の国家間、人種間の問題にまでつながってゆくとてつもなくマクロな話なのかもしれん...。

 

 

ゴツン!

 

あ、

松葉ヅエをつきつき物思いにふけって歩いてたら

開いてたドアに激突しちゃった......(オデコから流血しました☆)

 ああ、もうっ!早く足よ治れ!

 

弱者と強者」。おそらく永遠に融合しあえないのだとしても

思考停止することなく常にそれを考え、

自分自身の偽善や欺瞞や驕りや見くびりをおそれ、

希望や理想や信念を持って正しいと思ったことを堂々と行動すること。

それしかないね。

立場や意見の違いがあったとして、その人の立場は立場で尊重しつつ

自分の立場からガチで真摯に真剣にそれと闘うこと。

それでいいじゃん。

 

いつか、きっと全員が理解しあえる日が来るさ!

そんな日が来なくても、それはそれで面白いし!