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ワッツア!

 

人が働く時に休み、人が休む時に働く by 池波正太郎

 

そうだそうだそのとおりだ!

わたくし不肖ブッダ斉藤 aka BDAPもこのシルバー(プッ)ウィークのあいだ

お仕事&営業活動などもろもろみっちりやらせていただとります。

 

そのうえで〜、

遅れに遅れてた新刊インプレッションを今から書くのであります。

この連休中にコツコツ書いてリアルタイムを追いかけねば!

もはや発刊から2ヶ月も経っちゃいましたが7月末の新刊のご紹介でーす!

 

 

 

 

岡本の入試化学をいちからはじめる シリーズ

 

岡本富夫

 

 

 

装丁:斉藤啓

発行:文英堂

 

仕様

判型・製本:A5(210mm×148mm) 並製

カバー:(理論編)特4c / (無機・有機編)特3c   マットPP加工

帯:プロセス4c / グロスPP加工

表紙:特1c

 

+

 

 

 

本書は文英堂のみなさんとの初仕事!

高校・化学の学習参考書シリーズ全2冊です。

 

 

それにしても化学ばけがく

なんとも懐かしい響き。

高校時代(=童貞時代)のおれは完全なる文系男子

小中学生のときは「神童」と呼ばれ(←親戚のみに調子にのっていたさすがの殿下も

進学校に入学したとたん理数系のあまりの難しさ、というか

あまりに興味がわかない学習内容のおかげで学力レベルが中国株ばりに大暴落

 

官僚へのエリートコースを泣く泣く諦めざるをえませんでした。(←うん。目指してないよね?)

 

 

ちなみにおれが入学した美術大学の必須科目は国語と英語だけ。

正直アホでも受験できまぁす♪↑

 

 

 

 

 

とはいえおおむね「お勉強」するのは好きなほうなので

デザインを手がけるうえで、本書の内容をざっくりでも把握しとかなきゃなんない!って

ともかく原稿を読んではみましたが予想通りさーっぱりわかりませんでした♪ココハドコワタシハダレ

 

 

いやたとえば分子と原子とかさ、

陽子、素粒子、量子とかさ、概念はおおざっぱにはわかるよお!

(B級SF映画とかによくでてくるモン!)

 

でも理論的具体的にそれはなにでなんの働きをしてどうなってそうなったらああなって

どうやったらあの民主党の議員たちは少しはまともになるんですか?

 

などと真顔で問われたらですね、

無言で腕組みしてその場から速やかに立ち去ることだけしか考えられません。。

 

てかそんな高校のお勉強っていったいなんだったんですかね(鼻くそをほじりながら)

 

 

 

 

 

かように大学お受験レベルで早くもつまづき

東大とか慶應とか早稲田には入れなかったおかげで、

おれが財務省事務次官になり消費税10%増税する機会は永遠になくなりましたがね。(意味不明)

 

 

それでも人にはひとつくらい世の中の役に立つことがあるよおー!

というわけでわたくしの本業、

ブックデザインの話にやっとうつりましょう。

 

 

 

 

学習参考書(出版界では「学参-がくさん」と呼びます)

のブックデザインをするにあたり

まず各書店の売り場をまわって、他社の類書がどんな印象で見えるのかを大掴みにリサーチ

その結果、高校生向き大学受験本のブックフェイス(カバー表1のことね

やはりというか当然というか、

おカタイ優等生&マジメくんがずらりと整列しています〜って印象。

 

まーそのマジメなデザインが「信用度」や「内容の充実度」や「学習しやすさ」を保証しているわけだから

それはそれでひとつの堂々たる王道であることは間違いないわけですやね。

 

 

翻って本書。

発行元の文英堂は、学研やベネッセなどのメジャー出版社に比べるとちょっと地味(失礼!)

な印象ながら、実質本位の実力派。

問題や設問内容の練り込み・充実度・学習しやすさにはすこぶる定評があるのです。

(amazonレビューとか読むと文英堂の学参は高校生からの評価がかなり高い)

 

トヨタというよりスバルorマツダって感じ?

 

 

くわえて本書は、基礎〜標準レベルの比較的平易な(※再度言う。おれにはサッパリだった)学参

ということもあり、担当編集Sさんの「とっつきやすさ・親しみやすさを出したい」

という意見も大きく取り入れて、

ここは思い切って学参の「質感」からちょっと変えてみようと思ってデザイン作業をスタート。

 

 

 

 

「質感」を変える、

っことを具体的に説明するのはひどく難しいけど、

その本のジャンルやカテゴライズがあらかじめ纏っている前提常識縛りから、

フワッと軽やかに逸脱する、もしくは解放する。っていうイメージ、かな。

 

ブックフェイスの要素って、おれの考えではざっくり3つあるんだけど

 

1.グラフィックデザイン

2.色彩設計

3.触覚 手に持ったときの用紙の感覚や造本など

(2と3は印刷加工含む)

 

この3エレメントにおいて、ちょっとずつ違和感をプラスすることで、

ジャンルの縛りから少し浮遊した状態にしといて

売り場で目立つ=売り場で手にとらせるためのレトリカルなテクニックというか。

 

 

 

逆に言うと、超革命的で奇抜なデザイン高価な印刷技術を使い放題

ってことをやれば超グッドなブックデザインが完成するわけじゃあ、当然ない。

前述の3エレメントを欲張りすぎ&ハミ出しすぎれば、

その本が前提として持っていたジャンルやカテゴイライズそのものをシャットダウンしてしまうことになり、

 「なんの本かわからない....」

 と、

売り場で読者が混乱することがあればそのデザインは失敗。

本だけに本末転倒、なわけであります。

(作為的にカスタマーの混乱を想起させるためのデザイン、とはまた別の話ですYO)

 

 

 

 

まーでもね、

どんな理屈で言いくるめようとしても、要はブックデザインって、

いまだ本の姿をしていない、クリップでとめられた原稿の束が呼びかける

 「こんな本に生まれたい....」

という小さな声。

その声を懸命に聞こうとする作り手側のアティテュードこそが重要なんじゃないかなと思います。

 

その小さな声はときに原稿の中から聞こえるときもあるし、

ときに担当編集者や営業さんの口を借りて聞こえるときもある。

その本とはまったく関係ない書籍や映画や絵画から、

ときには、遠い少年時代の記憶から聞こえるときもある。

 

 

 

 

おっと、話を元にもどして、

本書の「質感」なるものを具体的にどーしたのよ?

 の話ですが、

さきほども触れたとおり学参らしさをふまえると

高価な用紙を用いて手触りに上質感を与えまショー、とか

ハードカバーにして一流カメラマンの写真を使ってホログラム加工を加えまショー

ってやり方は、違う。(たとえやりたくっても予算的に×ブー×)

 

なので本書は「色彩設計」に重きを置きました。

ブックフェイスのグラフィックデザインそのものは、

ちょっとカジュアルなフォントにして、くだけた印象にはしましたが、

あくまでフツーの学参の範囲内ギリギリに設定しておき、

シルバー蛍光色という類書にはない強い色彩の組み合わせを用いました。

 

 

 

 

 

 

イマジン!

 

想像せよ!シンプルなベージュのトレンチコートを

ある朝クロゼットを開けたらそれが明るいブルーに変わっていたところを想像してください。

お気に入りのネイビーブルーのスカートが、シルバーに変わっていたところを想像してください。

カタチはそのままなのにガラッと印象が変わるはず。

 

ディテールやシルエットそのものには冒険を求められない(する必要がない)モノであれば

もっともスピーディに「質感」を変える方法は、

バカみたいに単純ですがやっぱ色こそもっとも効果が大きい。わけです。

 

 

 

 

と、口でいうのは簡単ですが

印刷物の色指定ってのは、正直20ウン年この仕事をやっててもやっぱり難しい。

デジタルのモニター上の発色と、現実世界の色は大きく異なるので

MACでも完全にはシミュレートできないし、むしろデジタルを盲信すると大きな誤差が出る作業。

DICやPantoneの市販の色チップをあれこれ見比べながら

最終的にはカンと経験を使って結果を予想することしかできない超アナログ作業なのです。

 

 

じゃーどうすればうまくいくの?

 

と問われれば

結局、気の済むまで出して、最終的には見た目で判断することしかできません。

このデジタルでグローバルでイット革命(by もりよしろう)な世界なのにもかかわらず

色校を出して→見て→修正→ブラッシュアップ。本当にこの方法しかないんです。

 

 

にもかかわらずこの浮世は色校一回のみで責了を求められる東京出版業界砂漠!

「印刷技術だけで本のクオリティは20%上げられる」

って持論を持つおれから一言、

コラ!印刷予算をケチってんじゃねえ!

 

 

 

しかしですねみなさん、

良心ある方々は間違いなく出版業界内にも存在します。

本件は、ま〜こ〜と〜にありがたいことに

文英堂のみなさんの全面的な暖かいご理解・ご協力をいただきまして

事前にカバーのみテスト入稿実施!

色校を実験的に気のすむまでいろいろなパターンで出させていただきました。

 

 

 

 

いやーありがたいありがたい。

ってかこのスタンスがフツーにならなきゃモノ造り大国の名がすたるぜニッポンよ!

 

 

テストした蛍光色はオレンジ・ピンク・グリーン・ブルーの計4c、

あがってきた色校をおれはもちろん担当編集さんや営業さんなど大勢がぐるりと取り囲み、侃々諤々のなか

本書のイメージにあう色はどれか、発色度合い、耐光性、PPありなし、仕上げはマットかグロスか、

写真部分の印刷線数はどーか、などを細かく指摘し、それをふたたび色校にフィードバック

 

 

 

 

これを繰り返した結果、

地色はシルバー90%(10%紙地を出すことでアッケラカンとした1円玉みたいなシルバーになる)

蛍光色はピンクとオレンジに決定(ブルーもよかったんだけど耐光性に難アリ)

蛍光オレンジのみ可読性アップのため200%(二度刷り)

著者の顔写真のみスクリーン線数を通常175線程度から60線に変更(網点が大きく荒くなるが、メリハリがアップして見やすくなる)。

 

などなど、仕様は確定。

 

現場(印刷会社)は京都なので刷り出し立会い出張はかないませんでしたが(基本おれは行ける現場はぜんぶ行きます)

おおむねベストな感じで仕上がったンではないでしょーか!!

 

 

 黒板風のオビ(2冊共用)をくっつけてぶじ完成!とあいなりました。

はあーめでたしめでたし♪

 

 

 

 

 

ん?何?

 

「こんな専門的な話されたってアタシわかんな〜い」

 

だぁ?

いいか聞けこの白痴!

こんなもん高校化学より1億倍簡単だっちゅーの!だっちゅーの!だっちゅーの!......

 

 

 

 

 .......

 

ヤア!高校生のみんな(^-^)/

おれみたいな人間にならないために本書を買ってうんと勉強するんだよ!ヤクソクダヨ!

 

 

 

+

 

 

 

ということで今回はおしまい。

さあ、次はどんな本が発刊されるのか、次回の新刊インプレッションまで、

 

ブログ読書よ、震えて眠れ!ビシッ!

 

(いまだこのコーナーの決めゼリフが流動的)

 

 

 

 

(前回までの24あらすじ)

 

夏休み。

都内各所に散らばる歴代ブッダ事務所をたずねハリーの慰霊・散骨をするおれジャック・バウアー

旅の果てに行き着いた伊豆にてグルメや酒、そして水着ギャルを刹那的に楽しむ。

が、温泉で身も心もリフレッシュしたその夜、寝床についたおれに暗闇の中から足音が近づく....

 

(以下稲川淳二っぽく読んでみてください)

 

 

ひたっ

 

 

ひたっ

 

 

ひたっ

 

 

 

.................

 

 

にゃぁあああーーー!!!

出たなこの化け猫!

 

 

 

ハッ!

 

夢か....(寝汗ぐっしょり)

 

前回ブログで、生と死が共存するこの世界はすんばらしい♪

なんて知ったようなこと言ってても、

この殿下もやはり人の子、

死ぬのも怖いし、ましてや幽霊なんぞ死ぬほどこわい。

 

でもなぜですかね

怖〜い怪談やホラー映画は大好物

大好物が高じておのれをゾンビへと変化させた過去もアリ

 

 

ともあれ“怖い話”

もっと広く捉えると、“恐怖”ってものの正体って

「人間のダークサイドとしての残酷さとか悪魔性」ってだけの単純なものじゃなく

善意や優しさや愛情、夢や希望の延長線上にある、とっても哀しくて切ないものでもあるんですよね。

 

するゆえにそれが嫉妬憎悪に変わり、

かなえられなかった儚い夢がいつしか世界への呪いに変わってゆくように。

 

要は、“恐怖”って

おれたちみんなが本来持っていて捨てられない「人間の業(カルマ)の物語」

だから魅きつけられるし、震えるほど怖がれるものだと思うんです。

 

 

 

 

 

ま、そんな小難しい話はいーや。

せっかく夏なので

そーだ!

怪談聞きにいーこおっと!

 

 

 

 

 

 

 

啓ちゃんのなつやすみにっき

 

その3

いながわじゅんじのかいだんをききにいきました

 

 

 

 

 

港区メルパルクホールにて開催された「稲川淳二の怪談ナイト 2015」。

さっそくネットでチケットをゲット!

 

「怖がりなのになんでわざわざ怖い話聞きたいの?」

 

と問われても、

そんなのシラナイサー♪

 

いちいち前述の説明とかめんどくさいんで

 

 

 

 

こーゆう怪談イベントって

 

「どんな物好きがくるんだい?」

 

と思ってでかけたら会場は満員御礼ですごい熱気。

 

 

雰囲気的にお客さんはほとんど毎年来られてる常連な感じでこなれてる印象。

怪談界の巨星、いまだ衰えを知らぬ、

間違いなくTBN(多分)

 

 

 

開演時間。

幕が上がり、御大が登場、

テレビでおなじみの軽妙なトーク(←早口でほとんど聞き取れない)で会場をひとしきり盛り上げたあと

会場は一転、

照明は落とされ、不穏なBGMが流れ出し雰囲気はいよいよMAX

そんな中、ゆっくりと稲川さんが怪談を語り始めました。

 

ひんやり冷えた場内で、まっ暗闇の中に薄暗いスポットライトを浴び、妙に穏やかでひそやかな語り口で....

 

 

その途端、

 

 

グーーーーーーッ ムニャムニャ

 

やー面目無い。

連日の遊び疲れっていうんですかね〜ネチャッタ

怪談は3話ほどあったと思うんですが1話ぶんほど気持ちよく眠ってしまいました。

しっぱいしっぱい。

 

怪談が終わってからは、稲川さんによる心霊写真解説コーナーとかもあって

そこそこ楽しんで帰ってはきましたが

やっぱ怪談は一人っきりで、自室で静かに聞くほうが、より怖くより楽しめる

といったところがおれの感想。

 

というわけで稲川淳二座長のキラーチューン中のキラーチューン、

もはやライフワークともいえる名怪談「生き人形」をライブでどーぞ。

 

 

あ、85分あります

 

 

 

 

 

 

 

あとこの夏休みにやったことといえば...何かな?...

女子たちとの飲み会翌日おれの預かり知らぬところで(FACE BOOK)「荒らし」認定されてて超心外だったり

パリから一時帰国中のユミコとひさびさ朝までカラオケしてみたり

ケータイぶっ壊れてiPhone6に買い換えたついでにLINEを復活してみたり

中目黒でお金やカードがぎっちり入ったおサイフをひろってみたり(持ち主さんに無事お返ししました)

 

って感じかナー。

 

 

 

伊豆のくだりでは書けなかったけど沼津の帰りに、

先日世界遺産に登録された→とたんラクガキされた韮山反射炉とか、

バスでゆっくり天城越え♪とかいろいろいってきましたYO!

東京から近すぎてアレだけど意外に伊豆って土着っぽいってか奥が深いっすよ。

 

 

その韮山反射炉(原始的な溶鉱炉)で鋳造されたキャノン砲。

ペリーの黒船襲来ショック後、国土防衛のため先人が純国産でつくったもの。

この浮世はアンポアンポとお祭り騒ぎ。

オレは賛成!ワタシは反対!そこで思考停止してあとはギャーギャー乱闘すんのもやりたきゃやればいーけど、

時には知力というタイムマシーンを駆使して歴史を何百年単位で遡り、

地に足つけてリアルに、国を、自分の家族や友達を守るってはいったいどーいうことなのかってのを

じっくり自分のアタマで考えてみない?

 

 

+

 

 

と、おれの夏休みはこんな感じ。

 

おのれの経済活動=仕事をすっかり忘れて(MACを起動すらしませんでした)ひたすら遊んだ一週間。

気持ちも新たに三宿にバッカゲン!

といきたいとこですがこの秋の長雨じゃやる気にならんなー。。、

 

 

とはいえシルバーウィーク(って呼ぶネーミングセンス)前でお仕事もたまってきてるし

夏ごろから構想を練ってたブッダ発の新たなプロジェクトにもそろそろ取り掛からねばならんし

本日は決算の報告に会計士クンもやってきてくれたし。

ま〜ぼちぼちとエンジン始動してまいりましょうかね!

 

 

YO,YO!

リフレッシュ完了したタフでラフなきかん坊、

 

しかしピュアなハート STILL 生まれたての赤ん坊!

 

そうおれが斉藤啓 aka BDAP!

 

 

 

バブバブ!

 

 

〜啓ちゃんのなつやすみにっき 完〜   

 

あ!おれの子供じゃないから!

あと化け猫ハリーの顔についてたのは「エクレアのクリーム」

 

 

みなさんおまたー♪

 

さあさあおまちかね!

前回から引き続き

啓ちゃんのなつやすみにっき第二弾、はーじまーるよお!

  (反応が薄いのも気にせずいざ進行!)

 

 

+

 

 

啓ちゃんのなつやすみにっき

 

その2

ハリー慰霊まつり

 

 

ニャーー!!

 

昨年18歳にて寿命をまっとうし、天に召された愛猫ハリー。

荼毘に付して、お骨はずっと保管してお線香あげてたんだけど

そろそろ現生の肉体という器を脱し、霊的なステージに送り出さねばいかんなあ。

 

 

というとこで

 

ハリーが生まれ育ったゆかりの場所、

要はおれが歴代住んでた家をまわって

それぞれの場所に少しづつ散骨することにしました。

 

 

 

ハリーと仲良しだった盟友鈴木さんの車に乗って都内散骨ツアー開始!

 

 

 

おっと忘れてた。

これが↑なんか体に良さそうな猫骨パウダー(この量でハリー一匹分。粉にするとけっこう少ない)

100均で買ったドレッシング・シェイカー(!)に骨粉を入れていざしゅっぱーつ。

 

 

 

 

 

 

まずは品川区旗の台

子猫だったハリーをブリーダーさんからもらってきて、飼い始めたマンション。

丘の中腹に建つきもちがいいマンションでした。

 

ここの植え込みやらどこやらにお骨をパラパラ〜。

 

 

 

 

 

 

お次は港区芝

働いてた会社を辞め独立、いよいよ世の中に討って出ようとしてた時季に住んでたマンションです。

半年くらいしか住まなかったけどなっつかしいなー。

元バトミントン選手でスポーツキャスターの◯内さんも当時住んでたりして。

 

ここにも骨粉をパラパラー。

 

 

 

 

 

お次は港区港南

 

周囲に流行りのタワーマンションなぞ一棟もなかったころなので、

11階の部屋から東京湾岸がスカッと一望できました。

バルコニーのてすりにハリーがフラフラ立っててビビったこともありまぁす

 

この場所でブッダプロダクションズを法人設立、

稼ぎに稼いでとくいの絶頂だったころ住んでたってのもあり、思い出深い部屋です。

 

 

 

この建物の裏手には大きな運河が流れていてきもちがよい。

(スズキも釣れます)

 

 

 

 

そしてここ港区港南4丁目(港区ですが品川駅の海側です)は

いまだにおれの本籍地でもあるんで、運河に骨パウダーを景気良くバラ撒いてやりました!

 

 

 

 

 

 

次は港区芝浦

ここにもパウダーをパラパラー。

 

ところでなぜ独立後、港区湾岸エリアばかりに住んでるのかというと

当時主要取引先であった博報堂が芝浦にあったから。(真夜中フツーに呼び出されたりすっからさ)

担当してた得意先のJTも港区虎ノ門だったし、必然的に両者に近いこのエリアになったというわけです。

 

ここでは同マンション内で二度ひっこししたり

一足早く天国へいってしまった犬のクフィルとともにぎやかに暮らしてましたよ。

お隣に巨乳タレント◯とうれいこ&プロゴルファーの横◯要夫妻が住んでいらっしゃいました。

 

 

 

 

 

 

世田谷区弦巻

 

いままでのとこは基本的に住居兼事務所だったんですが、

事務所と住居を分けてみようと考えて事務所は目黒に、住居は弦巻に

分けてみたんだけど、もろもろうまくいかなかったな。。

 

やっぱしおれは住居兼事務所で、暮らしと仕事が一体化してるスタイルが性にあってるみたい。

仕事場にいる時間帯はハリーやクー(犬)ともぜんぜん遊んだり触れあったりできないわけで、

逆にこっちも気になって仕事に集中できなかったりして(すぐ家に帰りたくなっちゃう)

お互いみんながさみしい思いをしたような気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

目黒区目黒

前述した〜もろもろうまくいかなかった〜どころか

要はぁ、離婚してからぁ、弦巻の家を引き払ってえ、

おれはここ目黒の事務所で生活するようになったんですっ!

 

仕事もプライベートも、積み上げてきたもののほとんどを失ってしまった目黒暗黒時代。

具体的個別的にどーこーは語りませぬが、すべておれ自身の責任。

いまもって痛恨の極みです。

 

すさんだ心と正比例して事務所内は完全にスラム化

 

 

ハリーも感性が尖ってビンビンに。

 

それでもここにはいろんな人たちがわらわらと集ってきては、

どうにか浮上しようと寄り添い語り合いふざけあいながらも、

遥かな上を見つめてみんなで全力であがいてた。

 

そのおかげでおれの血と骨がさらにタフに、さらにアグレッシブに再生しはじめた、

そんなここ目黒、

忘れられない人たちの思い出がいっぱいです。

 

 

 

ここにも骨パウダーをパラパラーっと。

 

期せずしてこの慰霊ツアーは、ハリーの生涯はもちろん、

おれの半生をふりかえるノスタルジックな旅とあいなったわけです。

 

 

 

 

ここで運転手鈴木さんのお仕事は終了。

銀座「らん月」にてすきやきを食わせて労っておきました。

 

おつかれサマ〜

 

 

 

 

 

 

で!

翌日踊り子号に飛び乗り

前回ブログの沼津に戻るわけです。

 

 

 

沼津市はハリーの生まれ故郷、

仔猫だったハリーをいただいたブリーダーさんが住む街なんです。

慰霊ツアーの最後の地は、ここ駿河湾の静かにたゆたう海の底。

 

 

 

 

もの言わぬ小さないきものとともに過ごして学んだことは

生きることと死ぬことのふしぎさ、はかなさ、そしておもしろさ。

 

富士の霊峰を遠くにのぞみながら、

我が友ハリーよ、I LOVE YOU. SAYONARA!

 

 

チェッカーズ / I Love You, SAYONARA

 

 

 

 

別れに涙はいらぬ。

 

この世界からハリーの肉体はきれいさっぱり消滅しましたが

同時に世界のすべての場所にハリーが息づくことになるという大いなる反転。

呵呵、なんと世界は素晴らしくもうまいことできているものなのか、

 

 

PETE ROCK & C.L.SMOOTH / ALL THE PLACES

 

というわけで

慰霊にかこつけてのおれの自分語り、本日もお楽しみいただけましたですか

さあ次回は!

 

啓ちゃんのなつやすみにっきPART3に続く!

 

まだ続くんかーい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワッツア!

 

「あっ....」

というまに終わってしまった2015年の夏。

 

大水害でパクリエーターが戦後70年談話出したら阿蘇山噴火して安保法案反対デモの12万人が実際は3万人でSEALDsと森喜朗がイット革命によって少年AのHPめでたく開設パンパカパーン♪

 

、と、まさにカオス状態。

妙にドキムネムネする狂った夏。でありました。

 

ま、

こんな時代やさかいどこまでもポーカーフェイスでキープ・マイペース。

おれが斉藤啓 aka BDAP!

 

 

マイペース、といえばいまだコツコツ続けているランニング。

愛用のホグロフスのシューズの履き口が裂けて、雨の日には泥水がジュワッと出てくる!ので

 

 

 

アシックスの新型を購入。これで秋もさらにスピードアップしていくぜ。

 

 

 

ついでにMARNIのオサレスニーカーも購入。下に敷いた朝日新聞の意見広告がノイズに感じる人は立派な保守。

 

 

 +

 

そしてこのブログといえば

夏休みの告知のあとそのまんまホッタラカシ状態。

あいかわらずマメにブログを更新するクセがつきませんでまことにあいすみません。

なので本日は遅ればせながらおれの夏休み日記をしたためようと思います。

 

 

啓ちゃんのなつやすみにっき

 

その1

いずにいっておよぎました。

みずぎのおねえさんがいっぱいいて

はじもがいぶんもなくちちのたにまをこじしていたので

「いまいましいめすいぬめ。わしをくるわせおって。」

と、啓ちゃんはにがにがしくみつめていました。

でもそんなことばとはうらはらに啓ちゃんのぐそく

まるでしゅもくざめのようにかのじょたちのおおうなばらを...

 

 

 

てか、めんどくさいんで小学生言葉やめてOK?

 

西伊豆の沼津千本松にほど近い三津浜と

南伊豆の河津っていう海街ダイアリーに遊びにいってきたんで〜す。

 

 

往路は「踊り子号 aka 小梅ちゃん」で。

 

 

この旅の第一義は、とにかく頭空っぽにしてくつろぐ。ただそのことのみ。

どちらの町でもハイソな日本旅館に泊まってグルメと酒と温泉と海遊び。

 

三津浜の旅館は大きな窓から駿河湾が一望。いやいやけっこうですな。

 

 

 ウエルカム・プリン。

 

 

ヘタカワイイ近くのマリン・パークの看板絵

 

 

太宰治が「斜陽」を執筆した旅館なんて素敵ね〜。

 

 

 

三津浜の旅館は料理がハイレベルでした。

 

 

なんといっても見知らぬ町を気分のおもむくまま歩く楽しさよ。

歩く。ただそれだけが楽しい。

そんなレジャー的に安上がりなおれ。

 

 

 

 

 

 

 

小高い場所には必ずといっていいほど神社や祠があり、津波や増水の場合の避難所になっている。

水際にもそこを指す避難経路の標識が町中に立っている。

湾内とはいえ海の災害に悩まされてきた町なんだろーな。と思ういっぽう

「暮らし」と「防災」と「祈り」がひとつになったコミュニティに、なつかしくも安心するのはなぜだろう。

 

 

 

 

 

 

あ?わかりましたァ?

柄にもなくこんなに詩的な写真をパチパチ撮ってるわけは

そう、新しくカメラ買ったんでやんす。

 

 

ニコンのミラーレス。NIKON1 J5。

レンズが取り替えられるのでけっこー遊べておもしろいです。

 

 

 

 

 

 

にしても本当、海街はいーよねーー。(憧)

 

 

あ、

調子にのってやたらと撮ったポエム写真どんどんアップしてたら

OLみたいなブログになってしまってた。悪い悪い。

 

そろそろ紙面もつきました。というわけでなんと!

啓ちゃんのなつやすみにっきは次回にも続くってことでOK?

 

 

 

 

ワッツア!!

 

全国的にお盆休みらしいね、チッ。

てか三宿の町が超〜静か

まるでウルトラセブンの傑作エピソード「第四惑星の悪夢」を思わせる静けさ.....

 

 

 

 

 

とつぜんですがお知らせーッス。

我がブッダプロダクションズもお休みをとることに決めました!

 

 

来週まるっと、

8/17(月)〜23(日)までお休みいだだきまーす

再始動は8/24(月)からになります。

 

 

休み中、わけあって静岡・伊豆あたりを放浪してると思いますが

固定電話もPCメールもいっさいチェックしないので(本当にしないので)

基本、おれにいっさい構わないでくださいね。

まあ

ケータイくらいなら出てやってもいいけど

 

 

しっかし今月は決算(当社は7月決算)もあったし、

ブックデザインもいっぱいやったしいろいろよく働いたよ。

いい空気吸っておいしいご飯たべて温泉入ってリフレッシュしなきゃもうがんばれねー

 

 

とダダをこねたところで、ここで

伊豆・静岡の純情なガールたちに警告しておく。

この夏は土用波、エチゼンクラゲ、シュモクザメ、

そして殿下の襲来に気をつけろ!

 

グヘッ、ぐへへへ。

 

てことでみなさん楽しい夏を。またね!

 

 

ワッツア!

 

さあ!もう8月になってしまっていますが!

「6月の新刊インプレッション」第三弾でえす。

早く7月発刊ぶんに追いつかなくちゃ!

 

 

 

 

IMAGINING JAPAN 〜A Memorable Journey〜

 

 

テキスト:ジェームス・M・バーダマン

 

 

 

装幀・本文デザイン:斉藤啓

発行:IBCパブリッシング

 

仕様

判型・製本:180mm×148mm 並製

カバー:プロセス4c/マットPP加工

帯:プロセス44c/マットPP加工

表紙:特1c

 

 

 

 

 

 

本書、

ブッダとは長いおつきあいのIBCパブリッシングから発刊した

日本のうつくしい自然風景やら建造物やら世界遺産やらの写真集です。

外国人向けいうことでオール英文。

てかさ、

先週ヤボ用で銀座いってきたんですけど、行くたびに外国人比率ふえてる印象。

マナーや立ち居振る舞いについてあれこれ言いたいことはあれど、

やっぱしいろんな国の人たちが東京や日本を楽しんでくれて、

その思い出を大切に持ち帰ってくれんのは素直にうれしいこと!

などと、柄にもなくコスモポリタンぶってみましたが

本書もお土産として紙オムツ同様爆買いしてくれることを切に願いま〜す。

 

 

▲東京タワー

 

東京オリンピックにむけて、ってこともあるのかもだけど

この手の「日本絶景写真集」っていろんな出版社からいろいろ出てるし

IBCパブリッシング内でも何冊か出てるし、おれも何冊かデザインやらさせてもらってます。

このテの本は外国人の需要はもちろんですが

日本人自身が日本のことをああだこうだ英語で説明表現するためのツール、

てな参考書っぽい使い方としてけっこう需要あるみたい。

 

 

▲おれの街、北海道札幌市

 

 

本書の構成としては、北海道から東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州、沖縄

エリアごとに各地の絶景スポットや名所・名跡がまとめられていて、

そのすべてに解説テキストが入ります。テキストはジェームス・M・バーダマンさん。
 

 

▲福島の大内宿など

 

 

本書は装丁まわりはもちろん、本文のデザインもすべてブッダにてレイアウトかましました。

写真はおもにAFROから借り受けたものを使用。

この写真たちは縦型・横型といったサイズや、クオリティの意味でもけっこうばらばらなので

それらの持ち味を活かしたり、欠点を補ったりするうえで

全ページがそれぞれ違う、変則的なレイアウトになってます。

 

 

 

 

 

 

 

▲島根の出雲大社など

 

 

 

 

▲長崎平和公園  と、出た!端島こと軍艦島!

 

 

 

そうそう、そうなんですよ。

 

軍艦島といえば例の世界遺産登録妨害の件

かの隣国の立ち居振る舞いについてみなさんどう思われましたでしょうか?

おれはもう正直あきれ果てたというか、残念ながらこういった国家と

心を通わせたおつきあいをするのは無理だと

ハッキリ理解せざるをえませんでした。。だいぶ前から気づいてはいたんですがね...

 

 

わたくしの祖父は北海道の「万字炭山」という炭鉱町の出で、

(いや、ひとくちに「出で」といってもその背景に壮大なるストーリがあるのですが、ハショります)

まさに軍艦島の端島炭鉱で働く人々と同じく、炭鉱会社の社員だったのであります。

 

 

彼の息子=わたくしの父親から戦中・戦後当時の話をいろいろ聞いたことがあります。

炭鉱(=ヤマと呼ぶ)での労働って文字通り命がけで過酷なもの

(北海道の夕張炭鉱では93人、福岡の三井三池三川炭鉱では458人がいちどに亡くなった)

であるがゆえ給料が破格に高額なわけで、

小さな炭鉱町には、多くの普通の日本人の家族に混じって、

高給の一攫千金に惹かれて一発当てるべく野望を持ちやってきた若者や、ワケありの流れ者も。

そして隣国からやってきた朝鮮の方々もいたわけで。

みんながヤマで働くという連帯感を持ちつつも、ときにぶつかりあい、ときに身を寄せ合いながら

猥雑に賑やかにやかましくも誇り高く、毎日を暮らしていたそうです。

 

 

日本が一気に近代化を成し遂げ、先進国の仲間入りを果たす過程の中で

当時の炭鉱労働者たちの労働環境・待遇の整備などは

もちろん充実したものではなく、現代の目から見るとそれはかなり粗悪なものだったと聞きます。

 

 

そんなヤマで、祖父は労働組合に参加、

労働時間の短縮や労働負担軽減、賃上げ要求や、遺族への保障厚遇要求など

夢と希望以外は何も持たぬ多くの弱者たち(もちろん朝鮮からやってきた人々も含む)

のために力を尽くしたのだそうです。

 

 

 

 

さてここで世界遺産登録妨害の件にもどるのですが、

この一件で、韓国の交渉担当者たちは自国の経済的・外交的優位をはかるために

いやもっとストレートに言うと、

嘘八百をならべてでも日本の地位や立場を貶めるために

軍艦島の炭鉱町をこともあろうに

 

「アウシュビッツ」

と呼びやがった。

 

 

嘘八百だけなら彼の国のお国柄としてどうぞ勝手におやんなさいな、

と嗤うこともできたが、この発言だけはもう許してはおけない

 

さっき述べたように、貧しく過酷な労働だったとしても、生きる活気と喜びと希望に満ちあふれたヤマと、

目をそむけたくなるようほど非道な人種差別と隔離・大量虐殺・人体実験を行った強制収容所と

どこがどうやったら結びつくんだ?

さっさと教えろこの韓国のクソ嘘つき担当者ども

 

 

彼らは、日本を、長崎を、端島炭鉱を、北海道を、万字炭山を、ヤマを侮辱し、

日本の資源産業に命がけで尽くしたたちを、

悲しい事故で亡くなってしまった炭鉱夫たちを

貧しくとも生き生きと暮らしたヤマの女性や子供たちを、

資本主義の矛盾からくる格差ををどうにかして埋めようと生きたおれのおじいちゃんを、

そして、

ヤマで手に手をとって暮らした

朝鮮から来た仲間たちまでをも

侮辱し、愚弄し、貶めやがった!

 

絶対に許せねえ

 

 

 

お目汚しを綺麗にするため ▲沖縄 美ら海水族館

 

 

ハアハア......

 

あーしっかし何度思い出してもハラタツわー。

サイコパス国家とか、キチガイ国家とか(あえて伏せ字をせず)

言いたかないから言わないけどさあ(言ってるけど)

遅ればせながらの嫌韓ブームになんぞ乗る気もないし

国家と国民個人個人は分けて考えなきゃ、ってのもその通りだとも思う。

 

だけどやっぱ

 

「国家のレベルは国民のレベルを超えられない」

 

この至言、このことに尽きると思うんだよ。

 

 

 

 

 

 

てなわけで

本書の内容からかなり逸脱した(いや、ほんとうはしてない!)内容になってしまいましたが

今日のおれの憤り、

良心をもった日本人、韓国人、在日のみんななら

国籍や右や左の考え方をのりこえて、わかってくれるよね?ね?

 

いかなるパワーゲームであろうとも(たとえ戦争でも)

そこにはギリギリお互いのフェアネスがなければ、虚無しか残らない。

虚無は人の心を醜く歪め破壊し

我欲だけを求める動物に人は、堕す。

だからこそフェアネスを貫くうえででそのもっとも大事な根拠は唯一

ファクト(事実)でなければならないはず!

 

 

 

+

 

 

 

 

って....

ほんとは今日は、例のサノケン氏作東京五輪エンブレム問題について

いろいろ意見をのべてみようと思ってたんだけど、

もー怒って疲れたし書くのめんどくさくなってきたので

まっそれはお前ら適当に居酒屋ででもやってくれや(丸投げ)

 

 

ていうか

このエンブレムや新国立競技場のことについて、

この日本独特のタテ割り官僚お役所仕事主義責任が霧消するウヤムヤ体質

ってのはほんとうに.....どっうしょうもない(怒)

決定事項はテコでも覆んないのに、

その決定者じたいがヒドラのように分裂・再生し、万事つかみどころが無く。。。

 

これがあるから大東亜戦争も始めちゃったんだし負けちゃったんだと思う。

われわれ日本人も隣の国のことを嗤ってばかりじゃいられないよね。。。

 

 

国家のレベルは国民のレベルを超えられない.....

 

 

 

などと、

敗戦記念日を今週末にむかえる2015年の夏真っ盛り、おれは思ったわけだ。

自戒をこめて、DO THE RIGHT THING!

というかんじで本日はこれまでこれまで〜

(せめて新国立は見直しできて本当によかったよ)

 

Fight The Power (DO THE RIGHT THING Opening ver) / PUBLIC ENEMY

 

 

 

 

ワッツア!

 

前回からはじまった「今月の新刊インプレッション」。

どうゆう感じにまとめればいいのか正解がまったくわからないまま

すかさず第二弾!

 

 

 

知っておきたい日本の名刀

 

監修:杉浦良幸

 

 

装幀・本文デザイン:斉藤啓

発行:KKベストセラーズ

 

仕様

判型・製本:四六判並製

カバー:4c/マットPP加工

表紙:特1c

帯:4c

 

 

 

ねえねえ、

そこのおじさんおばさん。

知ってる?

いまナウヤング腐女子のあいだでなんと日本刀がブームなんですって!

 

きっかけはこれ。

オンラインゲームの「刀剣乱舞」略して「とうらぶ」。→HPはここ

どんなゲームかざっと説明するとですね、

 

 

日本のいろんな名刀が刀剣男子なるイケメンに姿を変えて登場するんですよお〜、(←たいていの人はまずここが理解できない)

 

んでそのイケメンどもは刀の性格(?)に沿うようなかたちでキャラ設定されててですね

 

美少年系や豪快系やフェミ男系やショタコン系などいろーんな刀剣男子がいるわけですよー。

 

んで好みの彼らをゲットしてですね、育てたり、強化したり、決戦にいったり、

 

また新しいイケメンをゲットしたりして、自分好みのイケメンチームを編成。

 

それを神の視点で眺めながらキュンキュン萌え狂い、

 

いや〜ん♥きゃわゆ〜い♥

 

 

 

.......そんなゲームです。。

 

 

わかった?

え?わかんない?

 

 

概念的には〜

おなじくオンラインゲームから火がついて、のちにアニメ化した「艦これ」とかと同じ流れ。

 

日本海軍の歴戦の艦船が美少女になったよ♥

 

というこれも文字にするとなにそれ?ってか、説明しずらいっちゅうか...、

とにかく!観なきゃつかめない世界観。

 

 

↑アニメ版艦これOP。

アニメ版、おれはすっげえ楽しく観たし正直超泣いた。

とくに最終回で彼女ら「艦むす」が戦う、「敵」の正体がうっすら提示されるところが。

でもオリジナルのゲームファンには評判悪いんだよねー。なんでだろ?

ちなみにわたくし殿下はデカくて派手な金剛四姉妹「榛名」が好みです!キッパリ!

 

 

いや、実際の榛名はこれなんですけどね...↑

 

 

 

あとこれも

美少女が世界の名戦車で戦う「ガールズ&パンツァー」ってのもあります。

 

 

そう、

時ならぬ....、というか時代の必然....、と言おうか。

安保法制案なんぞさっさと通して憲法も改正すべし!と言おうか。

世は空前の兵器+美少女ブーム!

そんな物騒(ウキウキ)な昨今。

「刀剣乱舞」は上記2作品の概念を踏襲しつつ、キャラをイケメンもしくはオカマに変えることで

見事に腐女子のハートをガッチリグラブすることに大成功したゲームなのであります!

 

 

あれ?

まだなんのこっちゃわからんって?

安保のとこはいらなかったかな?

そんな感性が古いお前らにはもう最後の手段!

youtube名物「ゲーム実況」でも見て、概念を理解すべし↓

 

 

 

あ。やっとわかった、って?

よしよし、苦しうない。

はーい。これでやっと書籍の話に入りまーす!

 

 

 

 

この本はですね、ひとことで言うと「刀剣乱舞」の便乗企画

もとい!

オマージュ企画です!再度キッパリ!

 

ゲームを楽しんで、そいでこの本を読むと

実際の名刀の出自や当時の状況、刀の性格や種類、サイドストーリーなどなどがわかって

さらにゲームに深みを与えるし、また歴史的資料として

新たに「日本刀」ってものを愛することができる

という仕掛けの本なのです。

 

 

そんな「副読本」的な本書なのでカバーデザイン的にはかなりシンプルに。

おれはホントは派手派手にしたかったんですが、

編集の方ともお話して、やはり刀のかっこよさをちゃんと出すデザインに、

というところに落ち着きました。

(おれが手がけたブックデザインの中でもっとも地味なことは事実。)

 

ゲームに寄り添った本、

とはいえ監修は日本刀のオーソリティ杉浦良幸さん

ガッチリお仕事しておりますので資料としての密度はしっかり。

いろいろな内容のコラムも時代の状況を表してて、

類書の中でもかなり充実してます!

 

 

 

本書は装幀のほか、本文デザインも担当。

章によってはムック的なビジュアルページもあるのでね。

 

まー、以上のように

刀剣乱舞ファンをメインターゲットにした本なので万人にはおススメできませんが

ぜひ機会があったら手にとって読んでみてちょ。

もちろんとうらぶファンの方はぜひぜひ即買いをおススメします!

 

 

 

 

ちなみに...

おれはプレステ3がぶっ壊れて以降ゲーセン以外でゲームすることなくなってしまってて(メタルギアだけはやりたいんだが)

オンラインゲームやモバイルゲームもやんないジジババの類なのです。

なのでとうらぶも一切やっとらへんのですが

チャンバラというかSWORD BATTLEシーンは大好物なんです!

 

ザ・ブライド VS ゴーゴー夕張戦 とか!

 

スコット・ピルグリムVSギデオン戦とか

ラモーナたん可愛いな

 

 

そしてもちろんこれ!

ルーク・スカイウォーカーVSダースベーダー戦!(帝国の逆襲ver)

 

なんだけどさ

この二人、ジェダイだのマスターだの修行を終えただの言ってるくせに

普通にキックしたり手でつきとばしたり念力使ってそこらのモノぶつけるのってナシじゃない...?.

とくにライトセイバーを持ってない(おとした)丸腰の相手に容赦なく斬りつけるかんじが

「武士道じゃねえじゃん、こいつら」

と首をひねりながら観ていたおれの少年時代...。

 

 

まあということでいろいろ書きましたが

おれ的とうらぶ魂はわかっていただけましたかね?

かんじんの書籍の説明がちょっとしかなかったってのは置いといて、

ぜひ本書を

 

MAY THE 本書 BE WITH YOU!ビシッ!

再度決め台詞的なものを考えたけどまたもや不発な感じ。「本書」が二度かぶってるし。

 

 

 

ワッツア!

それでは前回ブログの予告どおりさっそくいってみましょう!

まずは1冊目。

 

 

 

どん底からでも人生は逆転できる。

 

著:谷口愛

 

 

装幀・本文デザイン:斉藤啓

カバー・本文写真:八田政玄

発行:世界文化社

 

仕様

判型・製本:四六判並製

カバー:オーロラコート/特2c/マットPP加工

表紙:ユニフェイスW/特1c

帯:オーロラコート/4c/グロスPP加工

見返し:ビオトープGA カカオビーンズ/90kg

本文:b7バルキー95kg

 

 

 

 

強烈なタイトルの本書はいわゆる女性のための自己啓発本でして、

ざくっとした内容を発行元の世界文化社のHPから引用すると...

 

 

ドバイで一目置かれる女性実業家が、逆境続きの半生から得た「幸せになれる」メンタリティを伝授

メディアも注目する女性実業家による女性のための「生き方」応援本。

父の失踪、突然の差し押さえ、15歳でホステスに……。突き落とされた奈落の底から這い上がり、逆境を乗り越え、

18歳で親の借金を完済。今やドバイで一目置かれる実業家。

その過酷な人生から体得した人生を変える心がけ 幸せを呼ぶ心がまえ。

いつからでもいくつからでも人は変われる!

 

 

 

ということなんですが、

 おれ流にひとことで本書を言い表わすと

 

 逆境を剛腕ではねのけたガッツリ肉食系女子のサクセスストーリー、

もしくは世間への復讐譚。って感じ。

 

文章からも、そしてとくに行間から、捕食系猛禽のごとき「狩り」の本能が読んでとれます。

その行動原理が世の中的に正しいのか正しくないのかは置いといて

(書物や芸術っていうのはそれが正しいのか正しくないのかを決める場所ではないと思うんで)

むしろ「こうやって生きる以外無かった」っていう心の叫びこそが

強烈に純粋であり、正直であり、同時に痛ましくもあるなあー...

 

なんて思いながら読み終えました。

普通におもしろかったですよ。

 

 

 

装幀(←カバーや帯、表紙や見返しのデザインのことを指す)については

カバーはタイポグラフィのみ。ティファニーブルー&マットな質感で仕上げ、

ひるがえってオビは写真を用いてビっカビカのグロス仕上げ

 

 

そして本書では本文デザインもがっつり担当しました。

なぜかというと、本文内にイメージ写真をたっぷり盛り込み

ビジュアルブックみたいな趣の構成だからなのです。

 

 

読むページあり

 

 

 

 

見るページもあり。

 

 

 

写真はすべて八田政玄さん。雰囲気のある写真をどっさりいただいたので

遠慮なくバンバカ使わせていただきました。

せっかくのステキな写真も、そのまま本文用紙に刷るとどうしても重く平坦になってしまいます。

(基本的にカバー等で使う用紙と、本文で使う用紙って違う。本文用紙は写真再現性が劣ります)

なので本文用紙にはb7バルキーという、写真再現性が高くかつ本文らしいラフ&スムースな手触りを持った紙を採用。

写真もシャドー部分はぐんと明るくふって、最大濃度をスミ95に補正するなどなど...、

 

 

まーひとことで本文デザインっていっても、

実はカバーデザインに勝るとも劣らぬいろいろな引き出しが必要とされる作業なわけでありますよ。

 

 

 

たとえば目次。読者にはアッサリ読み流されるであろうその部分を

ガッツリやるか適当に流すかでその本のが決まります。

 

 

 

あ。そーだそーだ、

ブックデザインの仕事のやり方についてひとつ。

おれの場合はというか、たぶんあたりまえなんだけどまず

「原稿を読む」 ことからスタートします。

が、本書の場合、原稿がアップするはるか以前、

てかぶっちゃけ去年にはカバーデザインはほぼ済ませてしまいました。

 

 

 

↑左が今回の発刊ver。右がボツver。

 

 

 

 

出版社の都合、著者の都合、大人の世界はいろいろある!ことじたいは全然かまわないんですが、

企画の開始段階と原稿を読んだあとだと確実に感じ方・捉え方が違うし、

やはりイマジネーションの出発点になるのが「原稿」でなきゃいけないと啓、思うの。

 

 

おれとしては今のようなキリッとフェミニンなデザインもいいけど、

原稿を読み込んだうえでギラギラ肉食系デザインとか

いろいろ変わったことを試してみたかった!ってのが正〜直残念なとこです。

 

 

 

あ。今年食べににいった伊賀上野“金谷”寿き焼きの画像を貼ってしまった。

 

 

まっ現実はすべて思ったとおりにはいかんもんだが

それもまたひとつ偶然の要素として創造的に取り入れていきまっしょ〜い。わっしょ〜い!

そのうえで肉食系はまた別の案件でトライってことで!

 

 

 

てな感じで本書が気になった方は

 

ぜひチェックしとけ!

 ↑このコーナーの決めゼリフ的な感じを考えたけどイマイチまだ決定されてない生な感じ。

 

+

 

以上、

 

どうでした?おれのデザインインプレッション第一弾。

 どーいう感じで何を書いていいものやら?な感じで最後まできてしまったけど

 カタすぎ?ねえカタすぎた?

 

 

次回もまた新ブックデザイン登場!おっ楽しみに〜

 

 

 

 

 

ワッツア!

 

梅雨で外に出るのが超億劫。

なるべく事務所から出たくないのでスーパーでたっぷり買いだめしてある食材を

今日も冷蔵庫を開けて吟味、そして調理。

自炊派のおれ斉藤啓 a.k.a. BDAP!であります。

今日も雨で薄ら寒いので晩御飯は湯豆腐にしようっと。

 

 

前回ブログでも軽く予告したんだけどさ、

「あー忙しい忙しい!」ってアタフタしながら作品作ってはwebにポコポコUPする繰り返し。

こんなんじゃどうもなんだか能が無いし進歩もないよねー。

なんて最近とくに思ってて、

このBlackmarketの活性化というか新基軸を兼ねて、

仕上げた仕事をさらに見直してブラッシュアップする機会をつくらねばなるまい?

などと色々考えてたわけです。

 

 

デザインディレクションにおいて自作のデザインを自分自身の目であらためて批評・整理する。

単にデザインのことだけじゃなく、その本じたいの批評評価も込め、

立体物としての「書籍」から匂い立つ佇まい在り方にまで思いをはせ。

さらにまた著者のこれまでの著作アーカイブを紐解き...

 

....おっと、

肩に力が入りすぎてしまった。こうゆうところにおれの育ちの良さが出てしまう。いやー困った困った。

もちろんそんな大げさなこと考えてるんじゃなくて、

要はおれが感じたことを思いつくままに

軽率かつ無責任な雑文として世間に垂れ流す

ってだけのことよ。

新刊デザインが発刊するタイミングごとにそんなんをやろっかなーと思ってます。

 

ま、コーヒーブレイク気分というか

備忘録気分なかんじで、あくまで軽〜くやりますので

みなさんも軽〜く読んでいただければはなはだ幸い。

 

 

 

よし!これでブログ読者への言い訳は済んだ。

これでどんなことを書いても許されるはずだ。

 

 

 

 

というわけで次回はその第一弾!

として、6/30日に世界文化社から発刊された

 

どん底からでも人生は逆転できる

著:谷口愛

 

 

クローズアップ現代してみようと思いまあす。

 

 

もーイヤ。

GW直前の生き地獄をやっと抜けたと思ったら5月も6月も忙しくって忙しくって...

いったいどーなってんのよこの世界経済!そして焼身テロ!

ちょっと落ちついたたまの休日も朝からぐったりグロッキー状態で

昼まで寝てるかウナギを食べにいってるか

マッドマックス怒りのデスロードを繰り返し何度も観にいってるか

のどちらかでブログ書く気力なんてなかったよお!プンプン!

 

髪がこんなに伸びました!4ヶ月床屋に行ってません...

 

 

それはさておきワッツア!

己の寿命を削ってまでも盲信的に天命に従うWAR BOY、

おれが斉藤啓 a.k.a. BDAP!

 

 

そうなんですよ。

みなさんお気づきのとおりまさに今『マッドマックス 怒りのデスロード』に夢中、

否、熱狂中なおれ。

 

ここで、たとえみなさんがそんなに聞きたくなくっても

男の中の男マックスと、おれの共通点をおしえてあげましょうね

 

それは...

フォード・ファルコンV8乗りという紛れもない事実!

 

これこれ↑ 

マックスの愛車フォード・ファルコンXB改通称インターセプター

ボンネットバルジから飛び出してるスーパーチャージャーはもちろん映画仕様のカスタム。

 

改造を施す前の車がこれ↑。

オーストラリア・フォード製(アメリカ・フォードでなはい)なので右ハンドル。

サイズもアメ公メイドよりぐっとコンパクトなマッスルカーなのです。

ちなみに1973年〜製造。

いやあデザインといいカラーリングといい、かあっこいいですねー

 

 

同じファルコンはファルコンでもおれが乗ってたのは1964年製のアメリカ・フォード製のファルコン。

オーストラリア・ファルコンの直系の先祖という感じでしょうか。

画像どっかにないかな〜?

とググってたら、まさにおれが乗ってた現車そのものがアップされててびっくり。

 

 

それがこれ↑ワゴンなのです。

なつかしーなー。フロリダ(だっけ?)からボロ車のまんま輸入して

ボディ板金から内装ぜんぶ張り替えからしたんだけど

V8エンジンの8気筒のうち2気筒しか動いてないんじゃ?ってくらい遅かった...。

いまは新オーナーの元で大切に乗られてるようで、

まさに

What a Lovely Day!ヒャッハー!

 


って感じでーす。

クルマ好き男子や往年のファンはもちろんのこと、

4作目となる今作はぜひ女性に見てもらいたい何もかも新しいマッド・マックス

になってました!これはスゴいことです。ぜひ観てみて!

 

 

つーわけで久々のBLACK MARKETブログ更新はこんなユルめでご勘弁。

今後は新作書籍などの発刊タイミングにあわせてここで

デザインはもちろん、書籍の内容じたいも軽くインプレッションしたりしてみようと思ってます。

その他にも計画してることはいろいろあるんだけど、なっかなか時間が作れなくてねー。

ま、可能なかぎりマックスさながらにフルスピードでこなすつもりデスロード。

 

 

 

ワッツア!

 

当ウェブサイトBlackmarketは4月にリニューアルしましたが

その後一度もブログ更新してません。なぜか?

ここ一ヶ月半ほんっとうにいそがしかったんだよおぉぉぉ

というわけで待たせたなお前ら!

おれが斉藤啓 aka BDAP!

 

どんくらい忙しかったかをご報告(自慢)すると

なんと瞬間風速(=仕事本数)ジャスト30案件を記録。

おれの四半世紀にわたる仕事歴の中でも、ベスト10に入るくらいのハンパなき忙しさ

 このレベルになると寝る時間は毎日きっかり2時間。

で、残りの22時間はずっ〜とMACの前に座して作業してるイメージ。

腕にランニング用の時計を巻いてタイマーを起動させ、1時間単位でスパスパお仕事を捌いてゆくという

お役所仕事的&事務的スタイル。

 

もし1時間以内に終わらない案件があればいったん閉じてしまい、

また次の1時間を新しい仕事に充てる。

ひとつの案件を集中的にツメすぎず、あくまで広く手をつけ、少しずつ少しづつ攻めてゆく。

小さなことからチビチビと、これが大量案件をでかすコツであります。

 

20代のころおれが勤めていたデザインプロダクションの社長(故人)いわく

「斉藤くんの仕事スピードは常人の3倍」

これを言い換えると

〜同じ時間で常人の3倍の仕事量をこなすことが可能〜ということになりますよね。

 

社長はそう言うけどさ〜

とはいえさ〜

おれもスーパーマンじゃないからさ〜(←まんざらじゃない感じで)

GW前の怒涛の入稿&ラフ提出ラッシュにおいては

ちょっと頭がぐるぐるしてブっ倒れるくらいの疲労度だったのでした。

 

打ち合わせやなにやらで外出しなきゃなんないとき(←この外出一件一件が致命的なタイムロスとなる)

バスや電車に乗ったとたん速攻カクっと墜ちます。

15分くらい彼岸の世界へ電車でGO!

 

 

という感じのここ一ヶ月半。

先週あたりからやっとこさ通常営業(30本×約半分)に戻りつつありホッと一息。

事務所はちらかり放題、ヒゲも髪もボーボー、外食ばかりで体調最悪の一ヶ月半でしたが、

日本国憲法で保証された「人間らしい生活や幸福を追求する権利」を自ら放棄することで得られたのは

札束でポッケがパンパンになりました♥というアイロニー。

そこらの護憲派も9条信者の大江健三郎先生も(きっと)真っ青の結論とあいなったわけです。

 

最後にひとつ、

当社はこのような状況でしたのでせっかくお仕事のお誘いをいただいたのに

お断りせざるをえなかったクライアント諸氏においては、以下、ひとことお詫び申し上げます。

「まことに申し訳ありませんでした。

でもなんの予告もなくGW直前とかGW中に仕事入れてくるお前も非礼だぞ、

ちょっとは反省しろ!」

もう二度とするなよ!

 

 

はい、

つーわけで、今回は写真もなにもナシの全体的に言い訳めいたブログでしたが

次回はおれがさいきんロン毛になってきてどんなヘアスタイルにしようかなやんでる話でも

してさしあげようかと...え?別に聞きたくない?  あーそうかよ!

 

 

 

YO!ワッツア!

 

いやいや〜、当サイト、BLACK MARKET。

10日間におよぶwebリニューアル作業もぶじ完了。

おれ斉藤啓 aka BDAPがお前らのもとへバッカゲン!

なのはいいんですが…

 

B-MART、見た目はけっこう変わったけど内容はあまり変わってないネ、

 

とか偉そうに軽く言うな!

慣れぬweb作業で(マコちゃんに手伝わせようと思ったけど彼女はいま大阪けっこう大変だったんだからさあ。

 

まあそこはいいや。

ところで(コロッ)今回のリニューアルを行なううえでいちばん多大な神経をつかったところがあります。

それは、おれの新ポートレイト撮影です。

 

みなさんは、おれがポートレイトを撮るといえば

 

↑こんな滝廉太郎

 

↑こんなのや

 

↑こんなのや

 

↑こんなのを思い浮かべながら嘲け笑っているんだろう?

 

 

 

ええどうだ?違うとは言わせないぞ。

 

ところが、

というか今回は、お前らの期待を裏切ってどーもすいませんねェ〜。

なんとファッション業界第一線で活躍中のスタイリストやヘアの諸君を緊急招集しました。

 

エージェントを通さない仕事だっちゅうんで名を秘さなきゃならんのだけど、ともあれ

スタイリストは、メジャー女性誌はもちろんユーミンや木村カエラ、宝塚トップスターも手がける超一流。

ヘア&メイクはLEONなどで活躍中の若手最有望株。

そしてキャメラは、いまやメンズFUDGE、レディスFUDGEのシューティングの大半を手がけ、勢いに乗る

我がブッダプロダクションズが誇る古谷昭洋 aka アッキー!

 

さあ、彼ら精鋭を一同に集め、おれはこう発注した。

大事そうに持った雑誌のキリヌキをおもむろに広げながら…

 

 

 

 

「えーみなさんすいません。

このたび僕、トム・フォードになることにしました。

 

いやいや。

そんな笑わない笑わない。

 

 

ま、

要は今回のポートレートは笑いもヒネリも一切無し。

セクシーで知的な大人の男をストレートに表現する、っつーことでOK?

 

というわけで

詳しくはハショりますが、スタッフみんなの献身的ながんばりのおかげで

今回のポートレイトはこんな感じになりました

 

 

どうよ?

このへんがおれの上限だよ。

 

とくにスーツのセレクトが気に入ってる。いろいろ探してくれてありがとうスタイリスト愛子言っちゃってるじゃねえか…

こんなスタイルで表情違いとか他にもいろいろたくさん撮ってますので

機会あればなんの迷いも衒いもなく世に出してゆこうかなと思ってまーす!えへへ

 

 

 

遥か遠い道の途中、

脳内にしかない理想のクリエイティブを現実に表出せしめるため、悩み、もがき、恐れ、

それでも1ミリでも前進しようとする、そんな攻撃的な姿勢が超セクシーってことだろ?

時は4/1、新年度のスタート。

ウェブサイトリニューアル後も

我がブッダプロダクションズをよくチェックしとけ!

 

 

ワッツア!

 

新年からずーっとずーっとずーーーーっと

犬畜生みたいに仕事に没頭してきた結果、もはや3月。

その間、ブログを書こうと思うどころか、わざわざブログに書く楽しげな事件なぞ何も起こらず、

ああ、孤独死ってこうゆう経過でおとずれるんだとしみじみ思う今日このごろ。

YO! おれが斉藤啓 aka BDAP!

 

ま、何はともあれよーやく仕事も落ち着いてきたので

「今しかない!」

というかんじで当ホームページのリニューアルを行ないたいと思いまーす。

新作品や新プロフなども更新するので、お楽しみに。

 

なわけで3/20以降あたりで一度当HPを締めさせていただきます。

新装オープンは4/1(水)←予定。あくまで予定。

HPアドレスはこのまま変わりありませんので、ひきつづきチェックお願いいたします。

 

それではまたブッダが戻ってくる日まで、さらば!

 

 

 

 

 

 

 

東京都下、三宿某所。

外の冷気を忘れたかのごとく、熱気がこもったスタジオの中に、

続けざまにカメラのシャッター音が聞こえる。

白バックにむかって何やら動きまわる2人の男たち。

一人は対象をなめまわすようにねっとりとレンズで追うカメラマン。

その後ろで口やかましく指示を出しているもう一人の男。

どちらのの顔も紅潮し、額に汗を浮かせ、卑猥な笑みをうかべきっている。

そして…、

白バックの中央で、大きなレフ板や黒いパネルにかこまれながら

恥ずかしそうに寝そべる純白の白い肌。

 

カメラマン 「殿下、こいつ…こいつ、ぜんぶひっぱがしてやりましたぜ…」

 

 「ああそうだな、いやはや…もう身体中びっしょ濡れじゃねェか…ン?たまらねェ…」

 

カメラマン 「殿下、こいつ…ちょっとでも触ったらくずれちゃいそうッスよ、ひっひっひっ」

 

 「へっへっへ…ちょいとばかし手荒に扱ってもかまいやしねぇぜ。代わりはいくらでもいるんだ、」

 

カメラマン 「殿下、見て下さい、こいつ…こいつプルプル震えてますぜ…?」

 

 「ああ、しかも…しかも見てくれ、こいつぁ上玉だぜ。

体が絹のように真っ白でなめらかじゃァねえか?…

 

 

カメラマン 「まあ絹ごし豆腐ですからね。」

 「ああ、そだよね。豆腐だもんね。」

 

 

というわけでワッツア!

 

エロ小説ばりのオープニング・シークエンスに、

「すわ、殿下も“表現の自由”に挑戦か?」

 

こほん(咳払い)。

まず言っておく。そんな読者のゲスな期待に添えなくてまことにすまん。

責任も、ましてや結果も背負わないことが自由だというのなら

おれは一生それに囚われた不自由なままで上等だ!

YO! おれが斉藤啓 aka BDAP!

 

こほん(咳払い)。

さてさて冒頭の豆腐は、新刊文庫のカバーための写真撮影(どんな書籍だ)の一コマ。

なかなか面白い本なので発売をお楽しみに〜。

ってのはいいんだけど

さまざまなメーカーのさまざまな豆腐を大量に買い込んで撮影に臨んだので

豆腐が11丁も余ってしまいました。

 

ご存知のとおり、

食材としての豆腐って“足が早い”(すぐに痛んでしまう)。

といっても捨ててしまうにはモッタイナイ。

今回の豆腐撮影を仕切った責任と結果をおれが全身全霊で受け入れるとしよう。よし、

台所に火を入れろ!

 

MI4 Ghost Protocol /Opening Title

 

まず撮影でボロボロに崩れた豆腐を「炒り豆腐」に。

にんじん、ねぎ、ササミが入っています。お酒の肴にぴったり。

 

 

しっかり重しをして水気を切って、半分くらいの厚さになった豆腐を、

フライパンに牛脂をひいてこんがり焼いたら

 

「豆腐ステーキ」に!フライパンに残った牛脂に酒と醤油を注いで煮詰めた和風ソースをたっぷりかけて。

付け合わせはいんげんの塩ゆでと、長芋と人参のグリル。おいしいよー。

 

「白和え2種」

豆腐をすりつぶして砂糖や塩で調味した衣で、野菜などを和えたものが白和え。

これはいんげんとにんじんとこんにゃくを和えたもの。

 

こちらは菜の花を和えてみました!ほろ苦くてうまい。

 

「豆腐田楽」自家製の甘い山椒味噌を塗ってこんがり炙りました。

 

「麻婆豆腐」!おれの大好物ナンバーワン。

甜麺醤と豆板醤と麻辣醤はもちろん、八丁味噌もちょっぴり入れた自家製。

丸美屋、味の素、中村屋、聘珍楼etc…。スーパーで売ってるレトルトの麻婆豆腐の素はぜんぶ試したけど、

自家製のがけっきょく手軽で味もいい。

(cookdoは最近“トロミづけ不要”になってからがくんと味が落ちました)

 

「きつね炒り豆腐」最初の炒り豆腐をたくさん作りすぎて飽きてきたので

油揚げの中にチーズとともに挟んで焼上げました。乙な味。

 

「湯豆腐」。たっぷりの大根の千切りに、豚バラをすこしだけ。

ポン酢ではなく“そばつゆ”につけて食べるのがブッダ流。

 

「あんかけ豆腐」。濃いめの出汁を葛でとめてとろーりとドリップ。

なんだかアーティスティックな料理です。レモンの皮をあしらいました(スーパーの柚子は高い)。

 

「蟹豆腐」。出汁でカニ缶と、エリンギと黄ピーマン(黄ニラを使いたいとこだけど高い)の賽の目を

薄味でさっと煮込んで葛で薄くとめて、おろしショウガをのせました。この葛餡をご飯にかけたらもう最高。

 

「豆腐チゲ」。さいきんめっきりニュースバリューのない韓国。せめてこれを食べて世界へナッツリターン!

あ、牡蠣をたっぷり入れて出汁をとりました。

 

そして最後は、

冷凍庫で凍らせたこの豆腐を…

 

水で戻すと、自家製「凍み豆腐」のできあがり!

高野豆腐のようにスポンジ状にはならないけど、ひだひだができてちょっと乾物の湯葉みたいな感触になります。

 

これを干し椎茸の戻し汁でとった濃いめの出汁で炊きます!

 

その隣のコンロには同じ出汁で煮込んだ根菜たち。

じっくり味を煮含ませて3時間後くらいに両者が合体!それがこれ、

 

「お煮染め」です!

蓮根とにんじん、干し椎茸とゴボウ、里芋、そして凍み豆腐。ばっちり味が染みてます。

濃いめの味付けが酒によし、そして飯によし!

 

 

というわけで豆腐11丁、難なく完食!(ホントに数日間で一人でぜんぶたべちゃいました)

味付けもいろいろ変えたのでぜんぜん飽きませんでしたYO♥

 

かように、

豆腐という縛りの中にも限りなき可能性がある。

「何にも縛られない」とうそぶきながら、大きな責任や義務を拒絶し罵倒することのみが

自由な人間の資格だというのならば、

ケッ!おれはそんなものには永遠にツバ吐きかけつづける。

制限や責任を甘んじて受け入れてこそ、一歩一歩進化し磨かれるクリエイティビティ。

遠回りでいい。カッコ悪くていい、地味でいい。

おれはそっちの可能性に賭けてみるつもりだぜ!

 

 

あれ?

大豆を食べ過ぎたらなんかストイックになった気が。

よっしゃ、今夜は脂ギトギトの高級牛肉でもむさぼり食い、

赤ワインでもガブ飲みにいくとするか!

今夜はパーティだぜキャッハー!

 

 

 

ワッツア!

 

もう1月も終わりじゃん!

いやあ正月に2週間休んだせいか、もう目が廻る忙しさ。

じっさい目がまわりはじめてきたので(例の三半規管のぶり返し)

耳鼻科いって診てもらってもさ

「とにかく安静にしてれば治るから。はい次の人!」

だから忙がしンだから安静なんてムリだっつーの!

と堂々巡り。

まあ治るまでしばらくは折り合いつけてやるしかない。

休憩をこまめにとりながら計画的に作業を進行する

という、いままで取り組んだことのないむずかし〜い課題に挑戦中なのであります。

ま、

このラッシュ(今月20案件も入ってます…)も来週半ばくらいにはだいぶ落ち着きそうなので

またぞろ湯河原の温泉にでも…と、

すっかり休み癖がついたおれが斉藤啓 aka BDAP!の初春模様であります。

 

 

得手不得手。

おれデザイン作業は速いんだけど文章書くのが意外と遅いんです。

仕事が詰まってるときはブログ書くのもかなりロスタイムを要します。

このブログを書くのも

「うん、これも仕事のうちだから。」

と居を正して書かせていただいてはいるんですが、正直言って

今はお前らにかまってるヒマはまったく、ない

ので本日はサクッと新刊のご案内などでお茶を濁してみます。

 

これは去年出たのかな?

『ちょい足し英語で、ネイティブのように会話ができる』デイビッド・セイン KKベストセラーズ)

KKベストセラーズのみなさんとの初仕事です。

そして、

 

この煽り文句にビクッとした自称女子のみなさん、注意せよ!

流行りのコンカツ本市場に我がブッダプロダクションズも参戦!

 

「心のブレーキ」がわかればあなたも結婚できる!(湯田佐恵子 アルマット)

国際語学社/アルマットのみなさまともこれが初仕事。

たっぷりのイラスト&描き文字はもちろんおれの手によるもの。

手触り重視の用紙をふんだんにつかった造本もチェックせよ!

あーあおれもまた結婚でもしてみよっかなァ

 

+

 

つーわけでさきほど述べたように

今はお前らにかまってるヒマはまったく、ないので

そろそろ仕事にもどります!

ああ忙しい忙しい…。

あっそうだ!

来週中に免許の更新もいかなくちゃ!消されちゃう!

 

Gladys Knight / Licence to Kill

モーリス・ビンダー手がける007シリーズのオープニングタイトルシークエンスは常にダンディでセクシーで危険な死の匂い。

執拗にねばっこい変態モーリス節炸裂の圧巻の完成度。

おれもこうゆうスケール、こうゆう味わいのモノを自分なりになんとか作り上げてみたいものだ。

 

更新期限って誕生日後から一ヶ月だよね?

おれの誕生日は12/31の大晦日。やばい!

なんでこんな忙しいときに産んだんだよもう!お母さん!

 

 

 

 

 

ワッツア!

ブッダプロダクションズ代表取締役おれ斉藤啓 aka BDAP、

すっかりお屠蘇気分も抜けたここ東京三宿に遅ればせながらバッカゲン!

 

Dilated Peoples / Back Again

 

さておれの年始、2週間も休んでなにをやってたかというと…

 

▲わがホームタウン、札幌に帰郷。

 

▲すすきのほっつき歩いてたらセールでダナー BY コム・デ・ギャルソンを発見。

はいてた靴が雪道に超不向きだったので思わず購入。かっこいいでしょう。

 

▲このころからすすきのほっつき歩いてたわけです。

 

▲雪の札幌から一気に伊勢へ。伊勢神宮にてご祈祷を済ませました。

今回は『バチ』は当たらなかったようです(←わからない人は昨年2月のブログ参照)

 

▲あの小泉局長もうなった(あ、美味しんぼの話です)アワビのステーキ。伊勢志摩観光ホテルにて。

 

▲忍者でおなじみ伊賀上野に寄ってみました。これ『忍者電車』。

忍ぶどころかこのド派手(というかクレージーな領域)さが戦後70年を経て平和ボケした日本を象徴しています。

 

▲伊賀上野でのお目当てはこれ!

池波正太郎氏の傑作エッセイ『食卓の情景』を愛する人ならわかるよね。あの「金谷」の寿きやき。

女中のもてなしも雰囲気も、なにより味もすべてが最高でした。

 

▲『鉄』の素養も知識もまったく無いおれですが、鉄道の旅はなぜこうもおもしろく楽しいのか。

単線の鈍行から新幹線まで。外観、インテリア、サービス、雰囲気、などすべてをふくめ

旅人の心をなぐさめ、そしてたかぶらせる個々の電車の乗り味が楽しくたのもしい。

写真はありませんが今回いちばんアガった列車は『しまかぜ』。高級ホテルばりの設備とサービスがちょっとすごい。

 

 

という感じで西日本中心にあちこちまわってきました。。

仕事のことはスコーンとすべて忘れ、目的もなくただ諸方を思いのままにめぐる「だけ」の旅。

こーゆう力の抜けた旅の楽しみは、いいホテルといい食事に尽きるね。

ゆったりした気分になって、すっかり肥えて帰路についたおれでございます。

てか正月5日から仕事するなんて、お前ら正気か?このエコノミック・アニマルが!

 

 

さてさて

時は西暦2015年! BRAND NEW YEARバッチこ〜い。

よいコのみんな、おれからの年賀状は届きましたかあ?

え?届いてない?

それは日頃の行いがよろしくないからだと思うので

おれに仕事の2、3本ぶちこんで禊を済ませるといいと思うよ。

 

そいで当HPを愛読していただいてる方々にはもうお解りのとおり

ヘッダの写真やプロフの写真を2015verに更新いたしました!

のは、いいんですが…

これらは去年アッキーが撮ってくれたいろんな写真の

「余りもの」の中からえいやっ!とランダムに選んだもの。とゆうのも

年賀状ふくめそれ用にバチバチに決め込んだ企画での撮影を予定してたのですが、

じっさい年末が思いのほか忙しく、というか徹夜の連続でして、

そんな悠長なことやってるどころじゃなくなり結局お蔵入りしたわけです。

まあ

ボツになったその企画は、春に完成(予定)の新作作品集に取り入れようと思ってますので

そのときまた告知しまーす。

 

↑ちなみにいま使ってる作品集(2013VER)

2015年verはわりあいしっかりめなものを作る(予定)なのでお楽しみに!

 

 

というわけで

グラフィックデザインという大海原での冒険の旅が今年も始まっちゃいました。

こちらの旅は目的地があらかじめ設定された、虚飾も安息も許されぬ旅。

羅針盤が指し示す先はあいかわらずぴくりとも乱れやしませんが、

寄る大波や不測の嵐にどう対処するか、晴れ渡った凪の海で何を準備するか、

そしてどんなすばらしい仲間に逢えるのか。

やがて来るそれらすべてのことをおれは待ち切れないぜ!

 

REDMAN / Can't Wait  

 

というわけで2015年もよろしくお願いします!

 

 

----------------------告知!--------------------

有限会社ブッダプロダクションズの2015年度営業開始日は

◎きっと1/13から営業

----------------------告知!--------------------

 

 

 

ワッツア!

 

12/30。本日昼にて今年の仕事しゅうりょーう(完徹)

これが今年最後のブログアップ。

年の締めを迎え、〜ねむくてアタマがうまく働かないところですが〜、大人として

これだけは言わなきゃならないことをとりあえず箇条書きしときます。

 

●今年もお世話になりました!

●来年もよろしく願いします!

●今年もがんばれたのはすべてみなさまのおかげです!

●みなさま達が今年もがんばれたのはある程度おれのおかげです!

●来年こそ景気よくなるといいですね!

●年末年始おカゼなどひかぬようご自愛ください!

●アベノミクス第三の矢なんて今は必要ないですよね!

●来年は絶対ご飯食べにいきましょうね!

●浮かれてお餅食べすぎちゃダメだゾ!

●共産党の躍進がめざましいのはけっこうですが結局のところ日本を共産主義国家にする方向?しない方向?どっちですか?

 

まあだいたいこんなもんかな。

 

+

 

 

 

 

新年早々、わたくしがブックデザインを担当した新刊↑がまたいろいろ出ます、お楽しみに〜。

 

おかげさまで今年はブックデザインの仕事の幅が一歩一歩少しづつ広がってきており、皆様に感謝!

ともすれば派手なショウタイムをブチ上げたくなる気持ち、それはそれとして大切に持ち続けておりますが

この歳になって地味にコツコツ仕事を積み重ねることの大切さとか尊さがちょっとだけわかったかな。

来年は、「もう一歩前へ」という気持ちで、いろんな展開をプランニングしてますのでこちらもお楽しみに。

 

言ってしまえば最近は、

「これが自分の個性なんだ!」と思いこんで決めつけてるものに

いつまでもしがみついてこだわってるなんて、もうアホらしいとさえ思っている。

美大のアカデミズムも、ビッグバジェット広告のメソッドも、ストリート・アートも、HIPHOPも、

映画もアニメもマンガもピカソもデュシャンもホッパーも、料理も政治も生き方さえも。

ひとつひとつはバラバラな、しかしいままで自分が通過しリアルに体験して考え感じぬいた結果、

「よし」と認めたすべてのエレメントのショウケース。

自分を脱しようとしはじめたら、そのすべてが溶けこんで自分とひとつになってゆくのを感じる。

100%おれ以外のために、1000%おれのデザインを提示することに

YO! おれはもうなんの躊躇もないぜ!

 

 

…さあみんな、

どうよ?丸くなったおれ。(ドヤ顔)

こないだ女性に頭から酒をぶっかけられたとか、

仁義にもとるヤツを飲みの場で公開処刑にしたとか、

そうゆう小さいことはこのさい置いておきなさい。

ってわけで、

今年もお疲れさまでしたー!

きたる2015年も我が誇り高き有限会社ブッダプロダクションズならびに

おれ斉藤啓 aka BDAPをよくチェックしとけ!

 

 

BEASTIE BOYS / CHECK IT OUT

R,I,P. MCA!

 

みなさんも楽しい年末を!さ、旅支度しよ。

 

 

 

ワッツア!

三半規管も無事修復(アッサリ治りました)

降り注ぐ病も厄災もケンチャナヨ〜

不死身の男、おれが斉藤啓 aka BDAP!

 

てか、きゃあ!

自宅でぬくぬく選挙番組のアーカイブを楽しんでたら

いつのまにか今年も再来週で終わりじゃねえか?ガッデム!

とはいえ我がブッダプロダクションズ、

年末進行のお仕事は今週であらかた片付けちゃって

あとは来週、書籍を3本仕上げて(けっこうボリュームあり。ここが正念場!)、ぶじ2015年は締め、

という予定でわりあい順調に進行しておりま〜す。

 

12月発刊のお仕事はというと

くもん出版『得点直結シリーズ』計6冊。全国の大型書店にて中坊にむけて発売中〜。

和書の“学習参考書”というカテゴリーは初めてデザインしました。

内容はちょいと高偏差値向けだから大人がやっても難しいので

中坊専用とはいわず中二病を患ってるお前らも買ってやってみてはいかが。

そうそう、

カバーと本文のかわいいイラストレーションは大野文彰さん。

はじめてお仕事ご一緒させていただきましたが、同い年&札幌出身でびっくり。おれの兄ちゃんの高校出身でした。

大野さんのwebサイトもぜひチェックしてみてくださ〜い。

 

そして

 

通信教育のフォーサイトから、各種資格の『最短合格シリーズ』というのが発刊しま〜す。

シリーズ4冊のうち3冊が発刊〜!ということで

こちらも順次このwebのWORKSにアップしてゆきますのでお楽しみに。

装丁・撮影はもちろん、膨大な量の本文イラストレーションや図版もウチで担当した(してしまった)ので

去年10月に撮影したのにもかかわらず、4冊すべてが完成した頃には一年が経過してました。。。

関係者のみなさんごめんニャさ〜い

 

 

てな感じで

年始すぐにも何冊か発刊しますのでそれもおいおいアップしてゆきま〜す!

あ、

そうそう、忘れてた。

9月に日本文学出版交流センター(J-Litセンター)から発刊した

『坊っちゃん』『霧のむこうのふしぎな町』が好評です。

朝日ウィークリーという英字新聞にて紹介される(された?)模様。

坊っちゃんについては新たに挿画もアップしてますのでよろしければご覧になってください。

てかこのブログでこの2冊の制作秘話からおれ的ストーリー解釈などを

字数をたっぷり使って理論構築してみたいんだけどさあ

いかんせんずっと忙しくってなかなかブログまで手がまわりませんで。

ま、気を長くして待っててくださいね。

 

『霧のむこうのふしぎな町』のKYOTARO画伯の素晴らしい挿画も近日アップしま〜す。

 

 

とつぜんですが

いまのうちに有限会社ブッダプロダクションズ年末年始の営業日を告知しときますね。

年末:おそらく12/30まで営業

年始:きっと1/13から営業

です!ざっくり

年始はちよっと長めに休みをいただきますんでヨロシクゥ!

 

 

 

 

 

 

時は私にめまいだけを残してゆく

だからワイングラスの角氷

眠りにつこうとする愛に

ささやかないで…

 

めまい 

作詞・作曲 小椋佳

 

    

 

 

 

ワッツア!

 

今日も今日とておれが斉藤啓 aka BDAP!

季節はまさに師走。たまった疲れを癒し、

本年の仕事にラストスパートかけるため

近所のタイ古式マッサージにむかってるとこだぜ。

          

マッサージ屋さんについたのでさっそく着替えをして

施術師のお姉さんを待っているところだぜ。

            

ああ、気持ちいい。

若い娘さんにマッサージされるのは気持ちええなあ。

          

 

さいきん視力がめっきり落ちて、頭部や目のまわりが凝り固まるので

本日はヘッドマッサージをしてもらってる。

ああ、気持ちいいなあ。

「お姉さん、もっと強くしてもらえますか?」

       

お姉さん 「こうですか?」

「もっと強く!」

「こうですか?」

「もっともっと強く!」

「こうですか?」

「もっともっともっと強く!!アレーッ!!

イックーーーーー!!!」

           

                   

            

                        

               「おつかれさまでしたぁ

声をきいて起き上がろうとしたら、

ものすごい

        めまい

 に

      おそわれました

 

気を

うしないそうなほ

             激しい 

      めまい

                               です

めまい オープニングタイトル

 

         

なんとか家にたどりついたけどその日はずっとフラフラしてて…。

横になって安静にしようにも、寝返りをうつためちょっとでも首を動かすと

『カッキーン!』て快音がするくらいの激しさでめまいがおこり、気を失いそうになるんです。

 

翌日に耳鼻科に行って知らされたのは

どうやらこのとき三半規管にある「耳石」がはずれて耳の奥をコロコロコロガッてるらしい。

首を傾けてこれが転がってしまうと脳が平衡感覚をまったく失ってしまい

すさまじいめまい(いやホントハンパないよ)の原因になる、んだって。

      というわけで…

 

       

 

男が一歩外に出ると七人の敵あり、などと言われますが

おれの敵の方がもしいらっしゃったら朗報です!

三宿でこんな風に歩いてるおれを見たら人差し指で

ピーン

とはじいてみてください

 

         

 

こうなります!

 

 

 

ワッツア!

 

祝!消費税増税延期!

GDP指数が悪くなってる要因がさきごろの消費税3%増税だったのは明白なのだから

むしろいますぐ5%に戻すのが当然の理だとは思うけど、

まあとりあえずホント良かった良かった。

総選挙も超楽しみだね!ここで勢いをつけてあらゆる意味で

JAPAN IS BACK!

と晴れやかにいきたいものです。

 

さてさて

さきごろ発売したJAPAN IS BACK! シリーズの

『坊っちゃん』 『霧のむこうのふしぎな町』 が好評。なかなか調子いい。

なんと、さきごろ電子版になりましたー。

とはいっても、発刊元である日本文学出版交流センター(J-Lit センター)のweb内での

あくまで試し読みコンテンツとしてなのですがね。

ま、これで本書の雰囲気を見ていただけるとうれしーです。

挿画もいくつか入っているのでぜひチェックしとけ!

試し読み電子版はタイトルをクリック↓

『坊っちゃん』

『霧のむこうのふしぎな町』

 

▲ 『坊っちゃん』ではおれが挿画も描いてま-す。

 

試し読みして欲しいと思った人はAMAZONなんかでポチッと買ってみてくださいねー。

『坊っちゃん』 

『霧のむこうのふしぎな町』

よろしくでーす。

 

 

さて

師走を目前に控えた我がブッダプロダクションズ

あいもかわらずの忙しい日々。おかげさまでござンす。

手がける書籍デザインの数も日増しに増えてきて、仕上りやら束見本やら資料やらで

いいかげん本棚がギューギュー詰めの満杯状態。

気づけばこの事務所も5年目、すこし長居しすぎたかな。

さらに広い世界を目指して、2015年はいっちょ事務所もリニューアル…?

ああ、ファンに追いかけられるほど売れっ子になったらどうしよう!

 

 LSG ft LL Cool J, Busta Rhymes & MC Lyte / Curious

90’sブラコンのスタープレイヤーが結集したLSG(ジェラルド・レバート&キース・スエット&ジョニー・ギル)。

COOL Jのフロウが何気でカッコイイ!往事よりグッと貫禄が増した目の醒めるようなLyteのラップが超カッコイイ!

 

などと

ひとり思索にふける秋の夜長。でございます。

 

来年はネコも飼いたいなァー