啓ちゃんのなつやすみにっきPart3 “そんなのシラナイサー♪”の章

 

(前回までの24あらすじ)

 

夏休み。

都内各所に散らばる歴代ブッダ事務所をたずねハリーの慰霊・散骨をするおれジャック・バウアー

旅の果てに行き着いた伊豆にてグルメや酒、そして水着ギャルを刹那的に楽しむ。

が、温泉で身も心もリフレッシュしたその夜、寝床についたおれに暗闇の中から足音が近づく....

 

(以下稲川淳二っぽく読んでみてください)

 

 

ひたっ

 

 

ひたっ

 

 

ひたっ

 

 

 

.................

 

 

にゃぁあああーーー!!!

出たなこの化け猫!

 

 

 

ハッ!

 

夢か....(寝汗ぐっしょり)

 

前回ブログで、生と死が共存するこの世界はすんばらしい♪

なんて知ったようなこと言ってても、

この殿下もやはり人の子、

死ぬのも怖いし、ましてや幽霊なんぞ死ぬほどこわい。

 

でもなぜですかね

怖〜い怪談やホラー映画は大好物

大好物が高じておのれをゾンビへと変化させた過去もアリ

 

 

ともあれ“怖い話”

もっと広く捉えると、“恐怖”ってものの正体って

「人間のダークサイドとしての残酷さとか悪魔性」ってだけの単純なものじゃなく

善意や優しさや愛情、夢や希望の延長線上にある、とっても哀しくて切ないものでもあるんですよね。

 

するゆえにそれが嫉妬憎悪に変わり、

かなえられなかった儚い夢がいつしか世界への呪いに変わってゆくように。

 

要は、“恐怖”って

おれたちみんなが本来持っていて捨てられない「人間の業(カルマ)の物語」

だから魅きつけられるし、震えるほど怖がれるものだと思うんです。

 

 

 

 

 

ま、そんな小難しい話はいーや。

せっかく夏なので

そーだ!

怪談聞きにいーこおっと!

 

 

 

 

 

 

 

啓ちゃんのなつやすみにっき

 

その3

いながわじゅんじのかいだんをききにいきました

 

 

 

 

 

港区メルパルクホールにて開催された「稲川淳二の怪談ナイト 2015」。

さっそくネットでチケットをゲット!

 

「怖がりなのになんでわざわざ怖い話聞きたいの?」

 

と問われても、

そんなのシラナイサー♪

 

いちいち前述の説明とかめんどくさいんで

 

 

 

 

こーゆう怪談イベントって

 

「どんな物好きがくるんだい?」

 

と思ってでかけたら会場は満員御礼ですごい熱気。

 

 

雰囲気的にお客さんはほとんど毎年来られてる常連な感じでこなれてる印象。

怪談界の巨星、いまだ衰えを知らぬ、

間違いなくTBN(多分)

 

 

 

開演時間。

幕が上がり、御大が登場、

テレビでおなじみの軽妙なトーク(←早口でほとんど聞き取れない)で会場をひとしきり盛り上げたあと

会場は一転、

照明は落とされ、不穏なBGMが流れ出し雰囲気はいよいよMAX

そんな中、ゆっくりと稲川さんが怪談を語り始めました。

 

ひんやり冷えた場内で、まっ暗闇の中に薄暗いスポットライトを浴び、妙に穏やかでひそやかな語り口で....

 

 

その途端、

 

 

グーーーーーーッ ムニャムニャ

 

やー面目無い。

連日の遊び疲れっていうんですかね〜ネチャッタ

怪談は3話ほどあったと思うんですが1話ぶんほど気持ちよく眠ってしまいました。

しっぱいしっぱい。

 

怪談が終わってからは、稲川さんによる心霊写真解説コーナーとかもあって

そこそこ楽しんで帰ってはきましたが

やっぱ怪談は一人っきりで、自室で静かに聞くほうが、より怖くより楽しめる

といったところがおれの感想。

 

というわけで稲川淳二座長のキラーチューン中のキラーチューン、

もはやライフワークともいえる名怪談「生き人形」をライブでどーぞ。

 

 

あ、85分あります

 

 

 

 

 

 

 

あとこの夏休みにやったことといえば...何かな?...

女子たちとの飲み会翌日おれの預かり知らぬところで(FACE BOOK)「荒らし」認定されてて超心外だったり

パリから一時帰国中のユミコとひさびさ朝までカラオケしてみたり

ケータイぶっ壊れてiPhone6に買い換えたついでにLINEを復活してみたり

中目黒でお金やカードがぎっちり入ったおサイフをひろってみたり(持ち主さんに無事お返ししました)

 

って感じかナー。

 

 

 

伊豆のくだりでは書けなかったけど沼津の帰りに、

先日世界遺産に登録された→とたんラクガキされた韮山反射炉とか、

バスでゆっくり天城越え♪とかいろいろいってきましたYO!

東京から近すぎてアレだけど意外に伊豆って土着っぽいってか奥が深いっすよ。

 

 

その韮山反射炉(原始的な溶鉱炉)で鋳造されたキャノン砲。

ペリーの黒船襲来ショック後、国土防衛のため先人が純国産でつくったもの。

この浮世はアンポアンポとお祭り騒ぎ。

オレは賛成!ワタシは反対!そこで思考停止してあとはギャーギャー乱闘すんのもやりたきゃやればいーけど、

時には知力というタイムマシーンを駆使して歴史を何百年単位で遡り、

地に足つけてリアルに、国を、自分の家族や友達を守るってはいったいどーいうことなのかってのを

じっくり自分のアタマで考えてみない?

 

 

+

 

 

と、おれの夏休みはこんな感じ。

 

おのれの経済活動=仕事をすっかり忘れて(MACを起動すらしませんでした)ひたすら遊んだ一週間。

気持ちも新たに三宿にバッカゲン!

といきたいとこですがこの秋の長雨じゃやる気にならんなー。。、

 

 

とはいえシルバーウィーク(って呼ぶネーミングセンス)前でお仕事もたまってきてるし

夏ごろから構想を練ってたブッダ発の新たなプロジェクトにもそろそろ取り掛からねばならんし

本日は決算の報告に会計士クンもやってきてくれたし。

ま〜ぼちぼちとエンジン始動してまいりましょうかね!

 

 

YO,YO!

リフレッシュ完了したタフでラフなきかん坊、

 

しかしピュアなハート STILL 生まれたての赤ん坊!

 

そうおれが斉藤啓 aka BDAP!

 

 

 

バブバブ!

 

 

〜啓ちゃんのなつやすみにっき 完〜   

 

あ!おれの子供じゃないから!

あと化け猫ハリーの顔についてたのは「エクレアのクリーム」