バック・トゥ・ベイシックス

 

ワッツア!

 

まずは熊本震災(地震でなく震災、と呼びたい)でお亡くなりになられた方々へR.I.P。

そしていまなお被災されている皆さまに熱いエールを!

 

311のときも思ったんですが

我ら日本国国民にとって「今そこにある危機」とは

やはり地震・火山噴火・津波・水害などの天災である、

というのは衆目の一致するところで間違いないと思います。

 

 

〜コンクリートから人へ〜

ダムや河川防災、道路などの公共投資は自然破壊であり、

国家権力と大手ゼネコンの既得権益のための存在であり、

すなわちすべての公共事業は無意味であり悪である!

 

などといった

美名スローガンの名を借りた偽善に酔った時代はもう終わらせなきゃなんない、とおれは思う。

一個のダムが洪水をせきとめるうることで、

一本の林道が災害救助の命綱になりうることで、

ひとつの橋が各地からの救援物資の出入り口に変わりうることで、

一人でも救われる命があるのならそれは意味あることなんじゃないか。

 

データと知恵をもちよって天災に耐えうる国土デザインを新たに設定し、

どんどん財政出動して予算をつけて、ガンガン雇用を促進して働き手を増やすことで景気も上げる。

基本にもどって、いわば平成版ニューデイル政策を今こそ我らに!

もちろん

国土すべてにコンクリートを流し込むような前時代的な方法じゃなくて

自然の景観やその土地の雰囲気を最大限生かしながら

国家インフラを合理的にかつかっこよくバージョンアップしてゆく。

 

「自然災害で亡くなったり困ったりする人を限りなくゼロに近づける社会」

 

そんな未来の日本が見てみたい。

それが自然災害大国日本のあるべき完成形であり、急務であるのだと

強く思う今日このごろ。お前らはどう思う?

 

 

黒部の太陽(予告)

皆の命を助けるため己の命を賭ける。直視しろ!これがインフラストラクチャーづくりの熱い現場だ!

 

 

 

 

 +

 

 

 

 

ということで、

もーすぐゴールデン・ウィーク。

GW前進行でなかなか忙しい毎日です。

 

そんななかとつぜんですが、

さいきんのおれのキブンとして

コンピュータ上で完結しないデザイン、つう新たな試みのもと、いろいろなブックデザイン製作中です。

小説から学参まで、各々の書籍内容はもちろん違いますが

おれがデザインするうえでの裏テーマはズバリ「図画工作」。

 

紙の上でハサミやノリを使って体全体を大きく使いながらデザインすると

不思議にアナログ独特の圧みたいなものが生まれて

グイッと目を引くマグネティックな絵柄ができることに気づいたのです。

 

 

 

 

 

ブックデザインって

デザイナーそれぞれのカラーや方法で多種多様なアプローチがあるわけで、

タイポグラフィーから入る方法、ビジュアルから入る方法、

個性をとことん消して作品そのものに奉仕するやり方、逆に作り手の個性をギラギラ見せつけるやり方。

などなど。

 

でも最終的には

書籍の内容に寄り添って、かつ読者を惹きつけることができれば

やり方は何でもアリなんだと、さいきんとくに実感してます。

 

で、そのやり方は

やっぱしデザイナー各人の性格や個性や感覚にぴったりフィットしたものを選ぶのが、

フツーーーに唯一の正解。てかあったりまえですよね。

 

というわけで、

自らの基本に還って編み出したこの「図画工作メソッド」が

おれがいまもっとも気にいってるやり方。

 

さあ、これからこれを出版の現場で思うまま実験・実践させていただき(編集のみなさん、ハラハラしないで。)

いろいろ結実させてゆきますのでよくチェックしとけ!

 

 

 B FLATT / BACK TO BASICS

 

あ!神保町へカバーの色校チェックしにいかなきゃ!

このメソッドで作った初のカバーデザイン、

はたして吉と出るか凶と出るか?