日比谷と装幀とイカとリカ
ワッツア!
日夜の勤労はモチのロン、
前回にひきつづきお勉強にいそしむ現代の二宮金次郎。
それがおれ斉藤啓 aka BDAP!
先週おれは
銀座で一件打ち合わせを済ませたあと
日比谷公園にいました。
いまは平日の昼下がり、
公園内の松本楼にて悠々とワイン&ランチをすませ、むかった先は...
超かっこいい日比谷公会堂↑
ではなく、
そのむかいにある
日比谷図書文化館です。
“図書文化館”、というなんともしれぬカビ臭く淫靡な語感と、
隣の日比谷野外音楽堂から聞こえてくる反原発集会(ちょうどやってた)のアジ演説もあいまって
左翼ムードがプンプン臭いますが気にせず進んでゆくと、
エントランスにおかしな大きなイカのポスター↑が!
これフライヤー↑。
てかここはうちの書棚。だってまた館内撮影禁止だったんだもの。
このSNS拡散時代、いいかげんそろそろ美術系の施設も撮影可能にしなきゃどっかのアホが「日本死ね」ってつぶやきかねんぞ、ええ?千代田区よぉ。
そう、
ここでは超売れっ子ブックデザイナー祖父江慎さん率いる
コズフィッシュのブックデザイン展をやっています。
祖父江さんの代名詞といえば「ユルい装幀」ってことになってるけど...
みんなー騙されるなーーー!
ユルいなんてとんでもないぞーーー!
会場はけっこう小さいんですが、
彼の手がけた書籍が山のように展示してあります。
その中に仕事のプロセスというべき校正紙や指示書も展示されていまして、
それらがユルさの欠片など微塵も無いほど血気迫るスゴさなンです!
造本の設計理論や印刷・製本技術へのとんでもないレベルの知識と造詣、
実戦経験に基づいた細部までのクレイジーともいえる徹底的な作りこみ。
ペラの色校正紙からでも
圧倒的な力強さと溢れる情熱を感じました。
ブックデザイナーの末席にウッカリちゃっかり座っちゃってるおれが
こんなこと言うのも僭越なんですが
見事な仕事です!敬服いたしましたです!
いやあ〜
今日もひとつブックデザインの楽しさ、面白さを学べました♥
ガン上がりで事務所に帰社してメールチェックすると
また新たな装幀仕事が。よっしゃばっちこーーーい!
あ、
そーいやイカの帰り道に有楽町でメイクの松井リカ氏にひさびさバッタリ会ったので、
ここは流れ的にいちおうリカさんの宣材写真を貼っておかねばならなイカな。
まーそれはさておき、
ということで
の会期は3/23まで(今回は余裕があるだろ?)なので
興味ある君!ぜひ日比谷公園に行ってみなイカ?
ではまた次回!