Making of semoh #1
ワッツア!
〝火の色は愉しかった〟
『華氏451度』レイ・ブラッドベリ著 より
を冒頭に引用した
『炎の少女チャーリー』スティーブン・キング著 深町真理子:訳
を冒頭に引用してみました。
さあ、
時代はみえる化(プッ)だそうなんで
先日12/20にドロップした semoh ポスター&ビジュアル制作裏舞台を
できるとこまで可視化してゆくぜ!
こちら↑撮影前のかなり早い段階から完成していたラフスケッチ。
ビジュアル・アイデアがある程度ツまってきた段階で色鉛筆でラフを描くのが殿下スタイル。
描いた絵が逆に、全体の写真のトーン、ライティング、衣装の感じや色調、
フィニッシュのデザインの指針を教えてくれます。
先行してすでにスタイリストのユイちゃん(吉村結子氏)によって、
衣装セットは数パターン程度に決め込まれてますが、
ロケ地もモデルもまだなにも決まってない状態。
てか
この時点では仕上がりのイメージはタテ型で、
ヨコ型↑は抑えカットとして考えていた感じ。
原寸に引き伸ばし、イメージというか圧をフィジカルで確認します。
ただし写真撮影はナマ物。
この時点であんまし描いた絵に囚われないように、
メンタル的には中途半端でテキトーなスタンス(この感じ、なんと表現していいのかわからない)を保ちます。
けっきょく本番撮影中にいきなりヨコ型に変更しちゃいましたからね。
そんなこんなで(適当につなぐ)、
最終的なアウトプットのイメージが見えてきたら、
し♡た♡ご♡し♡ら♡え
この撮影で重要な役割を示す名脇役、本 は200冊ほど用意、
匿名性というか象徴制を高めるため、カバーをすべて白無地にセット。
Visual Bではブランド名の s、e、m、o、h の各文字をカバーに印刷するため
カバーのタイポグラフィ・デザインを制作中。
ゼロックスで拡大・縮小・反転などをグリグリ繰り返し、
文字を歪ませたりボケさせたり粒子を荒くしてゆく。
これは、本の持つオールド・メディア性とアナログ感を際立たせるため。
使う本の大きさ、厚みなどもここで決めてゆく。
Mac内、印刷物などから最適なタイポグラフィを、とにかく探す。
書体、無限なり...。
幾多の選抜を勝ち抜いた、これ↑が最終形。
これを数種類の用紙に印刷し、仕上がったもので本をくるみます。
m、oは本を見開きにした本文のていでセットされるので、ちゃんと本文用の用紙で印刷。
ここらへんの作業は本番を想定(装丁)して、
スタイリスト(物)岡村さんとジックリ手順を踏んで進めてゆくわけですが
あっけなく燃え尽きちゃうんかーーい
つづく