ゴドーを待ちながら
ワッツア!
前回はおれのグラフィックデザイナーとしてのスタート地点である
「広告」への愛を高らかに謳い上げ、ちょっと正統派グラフィックデザイナーぶってみましたが、
今後ブックデザインから離れる、
ってわけじゃ全然なくってよ♥ウフン
広告でもブックでもパッケージでもエディトリアルでも映像でもアートでも、
おもしろいと思ったことなんでもやってきたし、これからも止まることなくやっていきたいです!
そんな欲しがり48歳。
いままで幅広くカテゴリーをクロスオーバーして血肉へと昇華したこの戦闘力と経験値。
おれとおれのWACOMのペンタブはスティル・マグネティック。
ストリートグラフィティから政府公報まで。YO! おれが斉藤啓 aka BDAP!
Rakim / Guess Who's Back
大好きなこのBEATはBob Jamesの大ネタ使い。ダンジョンで使われて人気再燃ってホント?。
ちなみにおれはRakimと同い年。
ま、ひとことでいえば私は無節操で銭ゲバですってことでOK?
というわけで本日は振り子を少しもどして新作ブックデザインのご紹介〜!
といきたかったんですが....
んもう!
撮影担当のアッキーことフォトグラファー古谷昭洋クンがミラノのFUGDE撮影からなかなか帰ってきません...!(お約束パターン)
そのため軽〜く雰囲気のみでお送りします。
WEBアップは近日、ということでよろしくどーぞ。
↑企業コンサルの山久瀬洋二先生の新著。
↑IBCパブリッシングのシリーズものも好評につき5冊目。
↑構成にかなり手こずった写真集もやっと完成。デザイナーの青海ちゃんにもお手伝いいただき
手をしっかり入れた甲斐あって見応え読みごたえ十分でございます。
↑こちらParisで活動するナゾのファッション写真家JIDARKさんの素敵な写真を借用した書籍カバー。
JIDARKさんの正体とは.....いったい誰なのか!?
↑集英社文庫の「くろご」。
時代小説界の新進気鋭、中谷航太郎先生の書き下ろし新刊です。
本書でおれはじめて時代小説のカバー担当しました。
この浮世絵とも版画ともステンドグラス調ともつかないストリート・ステンシル?なカバーイラスト。
むろんおれが描いてるんですが、
えんぴつ手描きと(左と上の小さいのは色鉛筆ラフスケッチ)
デジタルの
いいとこどりの
ハイブリッド方式
なんです。
着色もちゃんと版木を使って
日本画の顔料で和紙にばれん(←この語感なつかしい)でゴシゴシ色つけしたものを使ってるんですが
この手間、わっかるかなァーー。
わっかんねーだろーなァーー。
でも集英社編集TAJIMAX氏によれば
「中谷先生はいたく大満足のご様子」とのことなのでOK〜
かんじんの小説の内容をちょっと書くとですね、
江戸の町を舞台に暗躍するくろご(黒子のこと)と呼ばれるナゾの秘密結社?が
鉄砲をバンバンぶっぱなし要人を無残に殺しまくるという、非常にゆかいな小説となっています。
読後の第一印象は、これはお江戸の24(ジャックバウアーのやつね)だ!という感じ。
世界観は「必殺!」シリーズに近いかな。
必殺商売人OP
ナレーションは桜田淳子!
必殺シリーズのOPは007のメインタイトシークエンスにも似てどれもダークでグラフィカルでかっこいいですね。
シリーズ中、ダントツで完成度高いのは「新・必殺仕置人」ですが、おれはこの「商売人」もけっこう好き。
ともかく本書、おもしろくてスイスイ読めちゃうので、アタシィ〜時代小説が苦手〜
などとのたまう無智無学のお前らもぜひお買い求めください!
このほかにもTOEIC、英検など語学系のシリーズものもただいまどんどこ仕上げ中。
近日ぞくぞく発刊いたしますんでお楽しみにー。ということで
本日はここまで!
はやくアッキー帰ってこないかな...。