ブックデザインラッシュ〜その15 「でんかの飽くなき制作の源とは」の巻
ワッツア!
ふあーあ(大あくび)。
レタッチごときで徹夜しちまった...。
すべてはこの企画ブックデザインラッシュ!に間に合わせるため、
好奇心だけは旺盛なお前らの目を喜ばすことにとことん奉仕するため。
チッ、
地味な稼業だなホント。(←なんか寝てないからかすごく態度悪くなってる。)
ま、いっか!(ケロッ)
というわけで今日はブックデザインラッシュ第15日目!
高校入試の得点源 生物基礎[要点]
著:大森徹 (文英堂)
7月に発刊した本書。
これまた文英堂からのブランニューボム!
ニューなのですが、内容は継続の新装版。
カバーデザインのリニューアルでさらに部数を伸ばすぜ、
という文英堂のみなさまの意気込みびんびん物語。
本書はA5判、かつ極薄のコンパクトな学参となっとります。
試験に出るポイントだけが試験に出るスタイルで羅列されてますので、
基本を繰り返しやり込むもよし、
ぶっちゃけ一夜漬けに最適!といったコンセプトのシリーズ(あ、言っちゃった)です。
シリーズもののカバーデザインって、
ひとかたまりでデザインするおもしろさがあって
デザインの先鋭性をむしろ打ち出しやすいと思ってて。
(論拠...売り場で、単発ものでは違和感があるデザインでも、シリーズだと量で説得できる強みがある。
結果、シリーズは出版社のブランドイメージの刷り込みが容易に可能)
その思想のもと、造本もふくめブっ飛んだ提案もして参ったのですが、
けっきょくこのシンプルでベーシックなデザインスタイルに落ち着きました。
ま、これはこれで、
既存の学参シリーズの中ではだいぶ洒落てるのかな、と。
ん?
「殿下とか名乗ってるくせにそこは妥協するんだ?」
とか言ったお前!前に出ろ!
戦いもしない妥協と、戦った末の妥協はまるで意味が違うんだ。
その意味でおれは建設的妥協肯定派、といまここに堂々と宣言しまぁす♪
「クリエイティブにおいて一切妥協はしない!」とかカッコイイこと言ってるやつから、
けっきょく途中で投げ出して、自分の提案が通らないのは
「クライアントがバカだから」
とかうそぶきながら業界からそっと消えさってゆくのを
おれはこの目でいっぱい見てきた。
要は最後に立ってるヤツの勝ち。
いや、勝ち負けなんてむしろもうどーでもいい。
自分が、いい!と心から信じてるもんバンバン作って提案して、
それに乗っかってくれりゃ一番いいけど、たとえ拒否られてもあの手この手で一致点を探しぬく。
めんどくさいと思われたってそんなもんカンケーない。
おれはこれまでもこれからもこのスタイル一本でいく....
...ゼ??...あれ?今オートロックのピンポンが鳴った。
ごっめ〜ん、
いまパリから一時帰国中のユミコが遊びにきちゃった〜。
きのう成田に着いたばっかで日本食に飢えてるみたいなのでランチ食べさせにいかなきゃ!
なので本日はこのへんで〜!
(ブログ早めに切り上げるのはこの手に限るな)
本日のランチはとろろそばに決定!