ブッダにGWがやってきた その2
ワッツア!
イエ〜、ボイ〜!
一週間の休養を経て、おれ斉藤啓 aka BDAPがここ三宿にバッカゲン!
仕事漬けの日々から一転、まるまる一週間イラレもフォトショップもいじらず、
メールもまったく見ずの完全隠遁生活。おかげさまで身も心もダラけきりました。
とはいえ、BDAPドンスタ、キーポン!
休養で弛緩しきった精神と肉体を一気に引き締め、
デザインの無限地獄にあらためてどっぷりハマってゆく覚悟でありますので
ひきつづきみなさんよろしくお願いします。
そこの楽しそうな仕事を持ってるお前だ、お前!
次の発注先におれを指名しろ!
FUNKY DL / HIT ME
と、
息巻いてみたものの、つねに身体がゴロ寝を要求。今の最大の望みは
「どうにかして今日も区民プールにいきたい」
という体たらく。
ま、徐々に調子をとりもどすとして
本日はおれの短いバカンスのさまを箇条書き調でちょっとご報告。
やれスカイツリーだ、やれパンケーキだ、やれベイブリッジ(古っ)だ
などとハシャギまくっているお前らの非生産的な休日と比較し、
その浅薄さを悔い、無学を恥じ、真人間に生まれ変わっていただけたとしたら幸いです。
ここは鴨川、川床も出てなんだか盛り上がってそう。
ということでここは京都。
目的地は
錦市場「有次」はん。
前から欲しかったここの組鍋を購入!
柄がなくて手前の「やっとこ」で鍋本体を掴む、というプロっぽい仕様。
職人の手によるアルミの打ち出しが、すばらしい美術工芸品さながら。
実際つかってみると、そこらで売ってるプレス成形の行平鍋とは厚みがぜんぜん違うので(2〜3mmもある)
熱対流効果にすぐれ煮物もびっくりするくらい上手においしく炊けるわけです。
そしてやっぱりスタッキングできるから超便利。
「日常の美」ってこうゆうことだよね。熟練の職人さんノーダウト!
+
さて
鍋の入った買い物袋をぶんぶんふりまわしながら(うれしいので)やってきたのは四条河原町の「志る幸」。
利休弁当のお菜で酒1本、残しておいたかやくごはんで落とし芋の味噌汁(白味噌)を一杯。
なんとも満たされる雅な午後でございます。
+
その日のうちに京都から名古屋へ。
名古屋駅近くで一本仕事の打合せを済ませ(あっ、というまに終わった)、ホテルに帰る途中、
ふらりとのれんをくぐった「宮鍵」で早めの夕食。
ここは「かしわ」と「うなぎ」が名代の古い店だそうで、鶏のキモ焼きやうまきなどを頼み
うまいうまいと、気づけば酒3本。
〆に小さなうな丼(おれはひつまぶし無用論者)。関東風に蒸さず、パリっと焼いたうなぎもなかなか旨い。
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翌日は名古屋から在来線で世界のTOYOTAのお膝元、豊田市に移動、
ここでは豊田市美術館のフランシス・ベーコン展をゆっくりみてまわってきました。
(東京巡回のときはついに行けなかったんです)
はじめての豊田美術館、なかなか気持ちいい建築空間でありました。
いろいろ感じるものがあったベーコン展。おれの感想はまた後日。
+
帰りはふと思い立ち小田原で下車。
「だるま食堂」にて新鮮なかわはぎや、八寸風にあつらえた肴、
特製のゴマ油で揚げた名物のてんぷらなどを肴に冷酒3本。
ここも古い店で、主人がブリの豊漁で得た財で建てた建築様式はみごとなもの。
が、小田原近海からある日とつぜんブリは姿を消し、代わりにアジが名物の座についたのだそう。
我が故郷、北海道の石狩沿岸に建つニシン御殿と似て、現世の繁栄と衰退にロマンをはせる。
〆はアジの刺身にご飯と赤出汁。
たらふく食べ、デザート代わりに自家製の梅酒も飲んだので気持ちよくなってきて
温泉に入りたくなったので近所の温泉つきホテルに一泊。
露天風呂の海風が気持ちよくてつい裸でねむりこむ.....
あぁ旅はいい..... (←フルチン)
+
って
こりゃいかんいかん、二流のグルメ紀行文みたいになってきた。
きりがないからもうやめよう。
とにもかくにも短いながらも息抜きは必要だにゃーってことで、
東京に帰ってきたらいきなり猛暑だから結局これですよ。
「ああ区民プール行きたいな....」
どうしようかな......