BDAP天竺へ〜 #9-ここにくれば悟れるって聞いたんすけど

 

ナマステ!

 

長らくストップしてたBDAPインド紀行のつーづきー!

てかあれからもう3ヶ月も経っちゃったんだけど

かまわずトリップマストゴーズオン!

 

前回までの旅の童貞道程をかいつまんで書くと、

インドに上陸したおれBDAP。

カレーやボリウッド映画その他いろんなものでハイになったり

ガンガーの水でお腹をくだしてローになったりしながら

旅の目的地である聖地ブッダガヤへと向かう。

ただ己の内なる「悟り」を求めて....

 

てことで本日は1/4、

パトナから陸路で6時間あまり、はるばる来たぜブッダガヤ!

 

 

ご覧のとおりのドドドドド田舎です。

 

これがゲストハウス。意外と清潔

 

が、周囲はゴミだらけ

 

造ってるのか壊してるのかわからない隣の家。

 

寝具は薄いシーツ1枚のみ。朝晩はかなり冷え込むので服を着込んで寝る感じ

 

インドのイナカは頻繁に停電します。

ヘッドランプが重宝しました

 

丸山さんと夜の繁華街へ買い出し。

ろうそく、トイレットペーパー、石鹸、タオル、洗濯バサミにロープ、スナック等等

 

翻訳家である丸山さんの英語力をもってしても

ここではSIMカードを買うのすらひと苦労

BANKでお金をおろせる限度額は一日10,000ルピー(15,000円くらい)

 

いっしょのゲストハウスに宿泊してるチベット人のチェリーさんの大家族(20人はいる)と

チベットの民族芸能やお笑いショー的なものを見物。衣装がカッコいい

 

 

こうゆう大衆の憩いの場ですら、中国政府にいまだ幽閉される(もしかしたらもう殺されているかもしれない)

チベット政府幹部や活動家など同胞の解放を求める映像が流れたり演説があったりして

 

ゆとり教育のみなさんがご存知なのかわかりませんが

チベットは、1950年中国の軍事侵攻後、現在も中国が実効支配中。

ダライラマ政権は首都ラサから逃げのびインドに亡命。山間部ダラムサラで亡命政府を発足し、

中国との共存(=自治権の獲得。法王自身はもう、独立、とは言わないほど譲歩してる様子)や、

中国によるチベット民族弾圧や差別の廃止を訴え続けています

じっさいこの時もダライラマ暗殺計画のため中国から送られた工作員が数名逮捕されるって事件がありましたし

今も多くのチベット僧侶が中国への抗議のため焼身自殺を図ってます。

 

平和な(ように見える)日本で緊張感なくダラダラ暮らすおれもさすがに

この世界の不当さにそうとう悲しい気持ちになるし怒りもこみあげます。

それにしても

虐殺も幽閉も焼身自殺もどれもイヤだけど

命をかけて生きる、って生き方。

同じ人間であるおれたちにだってできないはずないよな。

 

 

 

 

ガンガー水による下痢がまったくおさまらないので

チェリーさん(チベット医療の女医さんなのです)が働いてるメディカルキャンプに。

押し合いへし合いの中(インド人もチベット人もほんっと列に並ばないんでいちいち説教してやりました)、

やっとの思いで診察してもらい、おクスリ出してもらいました。

 

 

 

チベット医療は基本的に脈診(腕の脈をみる)で身体の状態をほとんどすべて診察できるんだって。

病状にあわせて薬草や漢方をすりつぶしたノンケミカルないかにもアーシーな薬は、なんと1万回お祈りを込めているんだそうな

アーユルヴェーダ(伝統医学)の底力かプラシーボ効果かわからんけど

これがけっこう効いて下痢はぴたりと止まった!

が、ビー玉くらいでかい丸薬の3個飲みにはいちいちウップウップと窒息寸前。

マジ命の危険感じたーーー