BDAP天竺へ〜 #4-インド究極の味とは?
おいでやナマステー
インドぼけも覚めやらぬまま昨夜、京都2泊出張から三宿へバッカゲン!
しっかしやっぱ京都は楽しいねー!
仕事はがんばったわ夜はハシャぎまわったわでちょいとちかびれた...
なので昨夜の晩ゴハンは、
おみやで買ってきた 祗園いづうさんの鯖寿司〜。(お店をさんづけで呼ぶセンス)
あとささっと粕汁作りました
奥さん!この鯖みて!超肉厚! 脂がたっぷりのってるのに下卑なところがない。
そこらのヘタな〆鯖のように酢を効かせすぎるのをよしとせず、
おコブで締められほどよく身がしまった魚肉のねっとりした舌触りは、エロチックですらある。
洗練の極みだねこれは。
うーんやっぱ日本食、世界最高〜〜!!!
.....
....と、本気で思ったか?
味もわからぬ極東の黄色い猿どもが!
自分たち民族の食べ物や風習が特別だと思い上がっちゃいけない。
場所が変われば美味の概念だって変わる、それがセカイだぜ!
ということで今日の本題、インドのたべもの編で〜す♥
+
まず結論を一言で。インドの食い物マジ超うめえ!
とはいってもおれが今回旅したのはインド北部、西ベンガル州、ビハール州、ウッタル・プラデーシュ州のごく限られたエリア。巨大すぎるインドの食文化の深みや、それら全体を体系だてて語る知識も言葉もおれは持ってません。
インド素人の単なる一ツーリストがただただフラッとお店や屋台で食べて、ウマい!
と思った食べ物を思いつくままゆるーく羅列するって感じでかんべんネ!
ちゃんとしたレストランより、安食堂や屋台の雰囲気がやっぱり楽しい!
◯チャイ
なんといってもインドに来たらやっぱチャイ!なんです
それほど街のそこかしこにチャイの屋台や小さなチャイ屋さんがある。どの店のまわりにも常に人がたむろし、思い思いにひとときの憩いを楽しんでいるかんじ。
ミルクと水で濃〜く煮出した紅茶に、スパイスやショウガ、そしてたっぷりの砂糖をぶちこんだ熱くて甘い甘〜いチャイ。この甘さと熱さがインドの気候によくあって、見知らぬ土地で気が張ってる旅人にとって、ホッと一息つける癒しの一杯。大きめのぐいのみほどの瀬戸物の器で一杯5ルピー(約8円)くらい。手頃に飲めるので100杯は飲んだな。
おみやげにお茶っ葉も買っちゃった!
逆に街なかでコーヒーはあまり飲めないのです。あっても95%ネスカフェ!
海外のツーリスト向けのカフェではちゃんとマシンでいれたコーヒーが飲める(あまり美味しくはない)けど、おねだん50ルピーとチャイの約10倍。
◯カレーあれこれ
インドにはカレーという概念がない。日本人が調理のさい必ずおしょうゆを使うように、彼らは独自の調味料やスパイスを使って調理するとあの味や見た目になるだけにすぎない。ってのは皆様ご存知だよね。ま、でもわかりやすくここではそのアレをカレーって呼んじゃいますね
◆ベジ(菜食主義)とノンベジ(非菜食主義)
食堂や屋台にはかならずベジメニューとノンベジメニューが用意されてんだけど、意外というべきかベジ・メニューを注文する人が圧倒的に多い感じ。肉を食べないってヒンズー教の戒律上の理由なんだけど、ベジはノンベジより値段が2〜3割安いのでむしろ経済的理由なのかも。
ベジメニューは全体的にスパイスは控えめ。辛くなくマイルドでお腹に優しい味なので飽きがきません。
ジャガイモやトマトのカレー、ナスやほうれん草のカレー、場所によってはカリフラワーなど具のバリエは色々。
なかでもボリュームがあるエッグ・カレー(揚げたゆで卵が入ってる)が人気みたい。
ベジのなかでは一番お高いパニール・カレーも美味しい。
↑これパニール・バター・マサラ。 チャパティーつきで60ルピー(100円くらい)なり。
パニールとはカッテージチーズを押し固めたようなもの。トロけはせず食感はむしろ豆腐に近い。ウマいぜ。
辛さがほしい人は添えてある青唐辛子(本気で辛い)や、お店によっては辛い漬け物などをかじりながらどーぞ
てか、ベジ。肉はNGだけどタマゴやチーズはOK!ってのはなんかよくわかんないぞ。
あ、ダールっていうあっさりした豆スープが、旅の後半で疲れた胃腸にやさしかった!ってのも書いておきます。
いっぽうノンベジはスパイスもキツめで色も濃いめの男っぽい味、辛さもそれなりにあります。
一番高いのは海老(海老はノンベジ?ベジ?)。続いてチキン、マトンって感じ。
ビーフは聖なる動物なのでヒンディーは一切食べませんっ、てのもご存知だよね。
チキンカレーは80ルピーくらいから(130円くらい)。↑これはトマトとともに煮込んだタイプ。
これ↑旅の後半に宿泊したカルカッタの五つ星ホテル、タージ・ベンガルのチキン・カレー。
800ルピー(1300円くらい)と、さきほどのチキンカレーの約10倍価格の超デラックス版。
さすがに洗練された味で、これは超ウマい!
ベジにもノンベジにも言えることなんだけど、一見同じ見た目のカレーでも調理法がいろいろあるみたいです。
サラっとしたサブジーとか、マサラとか、スパイスが効いたカラヒーとか、
濃厚なバターマサラとか、トマトクリームぽい味のやつとか。
厳密なアレはわかんないし、お店によっても呼び名がいろいろ違うので...
だいたい値段が高くなると濃厚になってゆくよう?です。
まあ何食ってもうまかったからよし!
◆主食
おれが旅したエリア(北インド)ではカレーにつけて食べる主食は、チャパティーという薄焼きパン。
小麦粉を水で溶いて丸く伸ばし、大きな円い鉄板でクレープ状に薄焼きにしたあと、直火にのせて軽く膨らませればできあがり。
ちょっと酸味があって、焼きたてがウマい(冷えたらイマイチ)!
街場の食堂ではほぼ99%チャパティがでてきて、ナンやライスはでませんでしたね。
ナンはちょっと高いレストランや高級ホテルではオーダーできるし、
さっきのタージベンガルのチキンカレーはナンでいただく↑
ターリーという、数種のカレーとお漬け物や野菜のマリネっぽいものやヨーグルトが一皿にのってる定食セットには、ライスもついてきたりはします。列車の中や駅の待合食堂とかで食べましたYO。
でもどんな小さなお店でもカレーもチャパティーも基本おかわり自由(無料)なので、おれはボリューミーでおねだん高めなターリーはあんま必要なかったね。
あと地元の人はみんなスプーン使わず手で食べてる。外国人にはだいたいスプーンつけてくれるんですがおれもマネして手で食べてみました。手が油でベッタベタになりますが、食べた後は手を洗う水道とかもちゃんとあるんで大丈夫。
◯軽食
プーリー:
小さなチャパティーを油で揚げたようなもの。膨らんでて中が空洞になっててオーザックみたいなサクパリ食感です。これに小皿に入ったグリンピースやジャガイモなどのカレーをつけて食べる。これがプーリー・サブジー。
軽い朝食やオヤツ代わりに食べる感じで、あっさりしてて美味しい。20ルピー程度(30円くらい)。
ロール:
薄めのクレープ生地で具をくるくる巻いたもの。ファストフード感覚で食べられますが意外にボリュームあり。
生地の上にタマゴを潰してくるくる巻いたお好み焼きのようなエッグロールや、キャベツの千切りやトマトがたっぶり巻かれたベジロールがウマい。15ルピー程度(25円くらい)
あ、ファストフードで思い出したけど
街の繁華街にはマクドナルドやケンタッキー、サブウェイなどもあります。
マックはチキン・バーガーやフィレオ・フィッシュ、あとベジ用のパニール・バーガーなどがメインで、ビーフはなかった?かな。で、バーガー単体が100ルピー、ポテトとセットメニューで150ルピー〜(240円)程度と、ヘタすりゃ街場の食堂の10倍の値段はします。
なのでこうゆうアメリカ系ファストフード店は、むしろ高級ファミリーレストランな立ち位置。
出入り口にはセキュリティもいるし、店内では富裕層の親子連れがいい服着てちょっと豪華なランチを楽しんでる、って不思議な感じ。(味はもちろん単なるマック)
◯お菓子
とにかく甘い!ふにゃふにゃした食感のものや、ちょっと硬めの羊羹みたいな食感のものに、とにかく甘い甘〜いシロップがビショビショにかかってる感じ。お店の人に薦められるままあれこれ食べてみましたが、こればっかりは...口にあいませんでした....
てか
その他にもウマいチャイニーズやチベタンのレストランも行ったしー、
町一番!といわれる美味しいラッシー屋にも連れてってもらったしー、
ここには書ききれないほどいろいろな食べ物屋さんがあって、
それぞれに美味しいものをありがたーくペロリといただきましたー。
ウマいウマい!ってなんでもかんでも食べててもおれのお腹は全然平気。
むしろ便秘気味(風邪気味だったため日本の抗生物質を服用してたからかも)。
インド恐るるに足らず!BDAPここにあり!
ってかんじで調子ノリノリ、そこで
インドの究極であり禁断の味、あの飲み物にトライしてみたんです...
それは.....
◯ガンジス川の水
聖なる大河、ガンガー。その聖水を飲むとシヴァ神の祝福を受けると言う....
みなさんご存知ですよね?
死体を荼毘に付し↑、その遺灰をすべてガンガーへと流す。子供と出家者は石をくくりつけそのまま川底に沈める....。
ってのもみなさんご存知ですよね?....
げ....下痢が.....
下痢が止まらねえよぉ.....
さあ!
次回以降はインドを旅する者の悪友、下痢。その克服法について語ってみようと思いまーす!
見逃すなYO!!