BDAP天竺へ〜 #2-カルカッタ
カルカッタの朝は
罵声のようなクラクションの音からはじまる
ここカルカッタ。
おれらには「カルカッタ」という都市名でお馴染みだと思うけど、
2001年に正式に本来のベンガル語に変名され、「コルカタ」というのがじっさいは正しいのです。
まー現地ではみんないまだに「カルカッタ」って呼んでたけど。
デリー、ムンバイ(さきほどと同じ理由でボンベイは、今ムンバイになった)に次ぐインド第3の都市であり、
ベンガル州の州都、人口1500万人超。
17世紀末、英国の東インド会社の交易拠点が設けられ...って世界史で習った気がするよね。
18世紀末にイギリスの植民地になったさいは短期間ながらインドの首都でもあった街なのです。
その名残で、市街のメインストリートの官公庁街にはイギリス風の建築物が目立ち、
西欧各国の情報が集中する都市っていう自由な土地柄から、
多数の芸術家や作家などを産み出す文化の発信地としても名高いのだそう。
(詩人のタゴールとかは曖昧ながらも知ってるかな?)
+
これから始まる長い巡礼の旅、
まずはこの大都市に3日ほど滞在して、体と心をインディアン・スタイルにチューニングしようという感じ。
初日はボロホテルから少しマシなとこに引越し開始!
ホテル探しって行為、旅の道々で何度も何度も繰り返すことになりますが、
ハッキリ言って半日がかり。かなりめんどい。
世界中のホテルがスマホで簡単に検索&予約できちゃう時代だし、
カルカッタのインターネット環境は悪くないんで、どこでもネットはできるしwifiスポットも多い。
でもことインドのホテルに限っていえばこのネットブッキングはかなりデンジャラス。
じっさいの失敗談はまた次回話しますが、
基本は足と嗅覚を頼りに、よさげなホテルを探し当て、そんで部屋もちゃんと見せてもらって、
部屋(とくにシーツ類)の清潔度・クーラーや扇風機・お湯の出・wifiの有無などをしーっかりチェックしてから
料金交渉(ホテルは大幅なディスカウントは期待できない)→チェックイン。
同じくらいの価格でも清潔度や設備が大違いだったりするんですわ。
そんなこんなで、ここにチェックイン
ここはhousez43というホテル、1泊2500ルピー。
サダルストリート周辺の中級ホテルをいっぱい見て回ったけどその中でもかなーり良質なほうでは?
wifiもあるし、お湯もなんとか出る(時もたまにある)し、タオルもシーツも清潔。
ホテルのスタッフ君たちもこのレベルのホテルの中では群を抜いてるかんじ。
レ〜イバック
ホテルの部屋。観光や行動のベース・キャンプとしてはもちろんのこと、
文章書いたり絵描いたりもするし
静かに本読んだりもするし
メシ食ったり、テレビ見たり、単にぼけーっとしてみたりもしたい。
一人旅ならなおのこと一人の時間がたいせつ。
旅のアジトとなるホテルは決まった!
街に飛び出すとそこには
気安く話しかけてくるインディアンの若者と、チャイ屋や屋台に集まる大勢の人々の熱気。
トラム(路面電車)とバスとタクシーとオートリクシャーが溢れる荒れ狂う大河のようなストリート。
割り込み逆走当たり前の殺人的な運転で道路はつねに大渋滞!
ああ、おれは東京とはまったく違う世界に来たんだ!