輝け三宿映画祭(2011上半期)ワースト3発表!
ワッツア!
このblackmarketブログ、以前やってたDesignChannelのブログに比べて、字間も行間も「文字がぎゅうぎゅうで読みづらい!」「なんか見えヅラが安っぽい!」という声を多く聞きます。
だったら読むんじゃねえ!シ〜バラマ〜
とサンフンばりに横っ面を張り飛ばしたくなる衝動をグっとこらえて説明しますと、けっきょくこのb-martブログ、おちゃのこnetとゆう万人向けショッピングサイトの「店長日記」フォーマットにそのままのっかってるんで、もともと長文ブログにはあんま向かない雛形なんでしょうな。なんか自分でカスタムできりゃいいんですがwebのことなんてサパーリわかりまへんし。
design channelのサイトが閉鎖されたことで、このブログのアクセス数もかなり減っちゃってね〜。てっとりばやくテコ入れするには人でニギニギしてる場所でやればいいんだけど、雨風呂はイヤだしFacebookは完全に出遅れてサパーリチェックしてないし。JAGDA(日本グラフィックデザイナー協会)内のコミュニティってのがあるんだけどパスワード忘れて以来3年くらい覗いてないおれ
かっちょ良さげなアート系かグラフィック系のポータルサイト的なところでどんどん毒吐きたいな。どこかイイとこあったらぜひ教えてくれ
さて
三宿映画祭上半期もいよいよラスト。さくさくっとワースト3の発表です!
ワースト3位!おフロでGO!!!!!タイムマシンはジェット式
なにをやってもうまくいかないルーザー男4人がスキーリゾートでにでかけジェットバスで80年代にタイムスリップ。過去“4人の人生の岐路”であった日を迎える、ってゆうジョン・キューザック主演のコメディ。
では、一言で感想を。「ちっとも面白くねえ。てか不快」
ジョン・キューザックという俳優の持ち味「そこらへんにいるユルい兄ちゃん。あんまやる気ないしシニカルなとこもあるけどホントはイイ奴」ぶりって大好きなんですよ。いろんな役柄をこなせる俳優さんなんだけど、どんな役を演じても本質的には変わらない存在感や人間味に魅かれるってゆうかね。が、最近はあの大味ディザスター映画「2012」でまさかの主役抜擢...。彼の今後のキャリアが本気で心配です
本作はいわゆる「タイムパラドックス」もの。過去に戻ってしまった人間が「過去を変えると未来も変わってしまう。ゆえに過去の出来事を絶対に変えてはならない」というルールのもと、間違った未来にむかっている人生を修正したり、過去を変えてしまおうと利己的な行動をする者がいたり.....の中でドタバタハラハラさせるようなストーリ、なんですが....
薄っぺらな脚本のためなのか、ちっともハラハラしません。
タイムパラドックスものの代表格「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の苦いオトナ版を作ろうとしたつもりなんだろうけど、「バック・トゥ〜」はシンプルだけどよく練られたスキが無い脚本!と、最適な演出、それらを背景に演者たちの化学反応が起こるからこそあそこまでの大人気シリーズになったと思うんですよね(予算のケタも違うけどね)。「バック・トゥ〜」が好きか嫌いかは置いといても、本作と見比べてみると、本作がいかにいいかげんでテキトーかつ雰囲気だけで作られた映画かがよくわかるはず。ただただ制作サイドが80'Sブームにのっかって「80’Sあるある」をやりたかっただけ、と断じざるをえないです。その80’Sあるあるはまぁ面白いんですが...それだけなんだよね...
てか「バック・トゥ〜」でも気になったとこなんだけど、例えばさ、
過去でのドタバタのあと無事現代にもどってくると、“憧れのあの女性と結婚できていた!”とか、“いい家に住んでいい車に乗れるようになってた!”とか、“自分をいじめていた人間を使用人としてコキ使えるようになってた!”
つまり、「過去のまちがった選択を(能動的にしろ受動的にしろ)修正したら、バラ色の人生になったよ〜!」
ってメッセージ...、どうなの?
おれが思うタイムパラドクスものの最良の着地点とは、....過去や未来から現実に帰ってきた主人公が、“現実の自分の状況や立ち位置”をポジティブに見ることのできる新たな目線を獲得する....。ってのが一番グっとこねえ?
美しい妻・豪華な金銀財宝・ヘコへコかしずく使用人を持つことより、自分の心が新しく再生する体験こそが人生がバラ色になる瞬間なんじゃねえの?
もちろんタイムパラドクス映画なんだから気のきいたタイムパラドクス的オマケエピソードは欲しいけど。
とにかく本作は脚本はもちろん、人生を語るうえでの思想が鼻持ちならないレベルで全然ダメです。
あ....、サクサクいくつもりがすげー長文になってきた...また文字が多すぎって文句言われる
ワースト2は次回に持ち越し!
※ちなみにタイムパラドクスもののBDAPお薦め映画は「ある日どこかで」、です!