新作ブックデザイン その7
ワッツア!
新作ブックデザイン連続アップも本日の7冊目で一旦終了。
ご紹介した書籍たちはだいたい2/25前後発売開始となりましたので
こんなブログを読んでないでさっさと書店に走ってくださいね。
ところで、
日々こんな感じで書籍の装丁・ブックデザインを生業にしているおれなんですが
「お前は本が好きか?」または「読書家なのか?」
と聞かれると、
うーん、正直微妙なところ。
たしかに小・中・高と、フツーの少年よりは多ジャンルかつ量多めで読んだかなくらいで、
上京して大人になってからはというと、
HIPHOP、ガールたち、お酒、クルマ、洋服など
部屋で静かに読書することより、ずっと興味を惹かれるものが他にいっぱいあって、
なによりお仕事ってものに24時間ズッポリ夢中になってたので、
仕事の資料としての写真集やデザイン本以外、本を読む、ってことから
だんだん遠ざかっていってしまいました。
子供部屋の書棚はこんな感じ。
まあ↑けっこう読んでる方でしょ?
その書籍たちのなかでもお兄ちゃんがどこからか情報を嗅ぎつけ手に入れてきては
「啓ちゃん、当然これは読んでおけ」
みたいなノリでパサっと渡してくれるのが
いわゆるリベラル・左翼系の本。
かなり左がかった、いやむしろ中国やソビエトといった共産主義国家のプロパガンダが
まんま書いてあるような本たち。それをお兄ちゃんと
まじ?うわっスッゲー!!日本ぜってー許せねえーー!!
みたいな無邪気なノリで回し読みして、
自国日本への憎悪を募らせ、りっぱなサヨク少年になっていった、という既定路線。
もしあなたが25歳までにリベラルでなかったら、情熱がない。
35歳までに保守じゃなかったなら、知能がない。
という
英首相ウィンストン・チャーチルの言葉(←諸説あり)をなぞるように、
歳を経て、折にふれ、
「いままで信じ込んでいたこれって、なんかヘンだぞ?」
そんな疑問がふつふつと湧いてきて、
とくにインターネットが普及してからは自らの疑問を一次ソースまでさかのぼれる便利な時代。
信じ込んでいたイデオロギーをひとまず置いといて、
いままでの思い込みやキレイゴトの欺瞞を一枚一枚剥がして
なるべく事実のみを調べてゆくうちに、自然にサヨク的自虐史観からも脱皮し、
おれはおれなりに、ど真ん中ストレートからモノを見つめられる視点を獲得したつもりです。
んで、本題。
リベラル各方面からは「右翼」とレッテル貼りをされている
インターネット放送局チャンネル桜で先日こんな特集がありました〜
チャンネル桜沖縄支局/特番!ロバート博士による新著書「トモダチ作戦 気仙沼大島と米軍海兵隊の奇跡の"絆"」
そう、
本日の新作ブックデザインはまさにこの本
トモダチ作戦 気仙沼大島と米軍海兵隊の奇跡の絆(著:ロバート・D・エルドリッヂ 集英社文庫)
311東日本大震災直後、混乱のあまり機能不全になった日本政府・自衛隊に先んじて、
日本救出ミッション「トモダチ作戦」を開始した米軍海兵隊。
著者は当時海兵隊外交政策部のロバート博士。
宮城県仙台市気仙沼大島への救出・補給活動、その後の島の人々との交流などを中心に描かれたノンフィクションです。
あの震災の救出活動の内幕にこんな事実があったのかとビックリするし、
なにより人間と人間の熱いドラマとして、本当に感動的で
日本人なら誰しもが目頭が熱くなる内容だと思います、
おれがブックデザインやってるから、とかそーゆう理由抜きでホントおススメです!
著者のロバートさんはこの「トモダチ作戦」ののち、
いまかなりホットなことになってる沖縄キャンプシュワブ(辺野古基地予定地)の前で
過激な抗議活動を行っている政治活動家の違法行為を告発する証拠動画をYOUTUBEに流出させたことで、
米軍海兵隊を罷免され、いまは作家、アナリストとしてメディアでも大活躍されておりま〜す。
「ニッポンだからぜんぶダメ」、「米軍だからぜんぶダメ」。
ホントにそうなのか。
現実を見定めながら自分のアタマでよく考えてほしい。
さっきのネット動画の司会をやってるボギーてどこんさんの名言
ウヨクもサヨクもなく、みんな仲ヨク。
これでいきたいもんですね!