新作ブックデザイン その1

 

ワッツア!

 

 

↑ひきつづき@札幌 狸小路

 

 

去年末から1月にかけて

シコシコシコシコ製作してた書籍がやっとこ本屋さんにならびはじめましたよーん。

今日から一週間連チャンで新作ブックデザインを毎日1冊ずつアップしていきま〜す!

ただし、、

 

 

 

カメラマンアッキー君がまたパリに飛んでしまったので、

ちゃんとキレイに撮ったブツ撮りは後日あらためてアップします。

この一週間はおれのへたくそ写真でガマンガマン!

 

 

 

 

 

 

にしても

たった書籍一冊だってさえ、編集者から依頼をいただき制作スタートしてから

書店にならぶまでだいたい2〜3ヶ月くらいはかかるものなんです。

超早くて1ヶ月、そして遅くて数年!(いまだ諸事情でオクラ入りの書籍も数冊あり)

 

みなさまにその間ずっと何もお見せできないことが心苦しく、

こちらももどかしいわけなのですわ。

 

グラフィックデザイナーってのは因果な職業で、

作るものすべてに守秘義務が発生するんで

コンプライアンス的にどーしたって製作途中過程をお見せすることが不可能なんですよ。

 

とくに新商品発売の広告なんかは、そのクライアントの株価にもビビッドに反映するので、

もし掲示前にフライングで公開しちゃったならば、それはインサイダー取引の材料になりかねず

コンプラを飛び越えて、りっぱな犯罪行為になってしまう場合があるのですよ。

 

 

 

実家でひさびさに一日中テレビ観てて思ったんだけど

トランプ大統領のSNS使いに代表されるような

良くも悪くもとにかく思いついたことをスピード感とダイナミズムをもってコンシューマーと直にコネクトできて、

もはやその社会構造すら変えられちゃうのがこの時代のコミュニケーションの面白さ。

 

のはずなのに、

この仕事の場合、前述の職業的ルールがそれを許さないんですよねー。

製作過程のあれこれ(いろんなことがおこります笑)

発想→試作→実作の流れ、撮影のバックステージや、結果として失敗or成功に至るプロセスなど

さまざまなドラマがあり、それをリアルタイムでもっと知ってもらえたら、

もっとこの業界自体のおもしろさが底上げされてゆくんじゃないかなーー

とふと思いましたです。

 

もしかしたらパンピーのみなさんは、

広告・出版業界は革新的イノベイティブボーダレスな業界だと思われてる方がいるかもですが、

実は構造的にも心理的にももっのすごく保守的な業界なんだよねー。

 

 

クライアントにご迷惑かけるつもりも、

ましてや犯罪行為に手を染める気もさらさらないんだけど、

どんなやり方でもいいんだけど、この業界ももっと同時代性を獲得するというか、

ま、一言で言うと風通しをよくしないと、

一番大切なグラフィックデザインで人をワクワクさせること

それがトータルでいま達成できてないと思うんだよねー。

 

 

 

 

あ、

前置きがが長くなっちゃった。

まーそれは置いといて、と。

本日新作ブックデザイン一冊目、いってみましょう!

 

 

精神科医が教える怒りを消す技術(著:備瀬哲弘 集英社文庫)

 

 

です。

本書はカバー&本文デザインの他に

 

 

本文にイラストもいっぱい描いてみました。

著者の備瀬さんの書籍は2015年にも集英社文庫から

 

 

 

 

大人の発達障害

アスペルガー症候群、AD/HD、自閉症が楽になる本(著:備瀬哲弘 集英社文庫)

 

が出版されておりまして

こちらただいま5刷!の大人気となっておりまーす。

文庫ってことで価格もお手ごろなので、2冊併せて読んでみてちょ。

 

 

 

 

では明日もまた新作ブックを一冊紹介しますので

ここbmartをよくチェックしとけ!