おとなたちのピューロランド
ワッツア!
8/15敗戦記念日。
ちょうど打ち合わせもあったので靖国神社に緊急参拝!
毎年このお盆時期あたりには、戦没者の霊のみなさんをお慰めに行くようにしてるんですが
数年前くらいから若い人中心にけっこうな人でごったがえすようになり
(マナーが乱れてる、という理由で屋台が消えたのは残念。)
今年もだいぶ盛り上がってます。
そして盛り上がってんのは境内だけじゃありません、
鳥居を一歩出ると、がなり立てる街宣車にあふれるデモ行進、
バリケードで封鎖された道の路肩には機動隊の特殊車両がずらっと並ぶ。
こちら反天連VS街宣右翼の激しいバトル。
火事と喧嘩は江戸の華、
まわりの野次馬は「いーぞもっとやれ!」って感じですが
凝り固まったイデオロギー(方向は真逆なれど)に囚われてる同士の近親憎悪としか
正直、おれにはみえないし、野次馬のみんなにもみえてないと思う。
どんな思想信条を持つのも自由、
それにもとづきどんな行動をおこすのも自由なのが日本のいいところ。だけど
どちらのみなさんもまっすぐフェアに行きましょうよ。
あと、割って入る機動隊のみなさんホントおつかれさまでーす!
機動隊のボディ・アーマーが超かっこいい。
ということでこの日の九段下〜神保町一帯は
魑魅魍魎ちみもうりょうが跋扈ばっこするさながらテーマパーク。
永遠に終われない戦後は
永遠に終わらせたくないからなのか。
東京の夏は今年も熱いぜ!
+
さて先の大戦、といえば
日本唯一(硫黄島のぞく)の本土地上戦の舞台となった、沖縄県。
戦後、の意味がまた内地とは違った複雑な意味をもつ彼の地の
「高校野球界」を舞台にした新刊のおしらせー。
沖縄を変えた男 栽弘義 高校野球に捧げた生涯
著:松永多佳倫 集英社文庫
冲水こと沖縄水産高校の往年の猛進撃を率いた鬼将、栽弘義監督。
彼の破天荒な野球人生を追いかけたドキュメントです。
著者はノン・フィクション・ライターの松永多佳倫(まつながたかりん)さん
カバーデザインはもちろんおれ斉藤啓。
カバー写真は朝日新聞より提供いただきました。
監督のスパルタっぷりを主軸に本書は進んでいきますが、
そこかしこに沖縄独特の体臭みたいなもの漂ってきておもしろいですよ。
ガレッジセールのゴリさん主演で、この秋に映画化しますのでそちらもあわせてどーぞ。
では本日はこれまで!