ブックデザインラッシュ〜その24 「STREET ガクサン @有楽町」の巻
ワッツア!
ブックデザインラッシュ第24日目!
さー今日の“STREET ガクサン”、連日女性がつづいてましたが
本日はオスです。
大学入試の 得点源 政治・経済
著:内田洋 (文英堂)
Sくん。(とくに名を秘す)
ここは有楽町数寄屋橋周辺。
この近辺にて勤務しているSくんを、梅林のとんかつで釣ってきて撮影しちゃいました。
Sくんの人物描写をくわしくしてゆくといろいろ差し障りがあるようなので....
今日は人から離れて、ここ銀座の街の話を。
おれ大学のとき銀座松坂屋の画廊でしばらくバイトしてたんですよね。
それからまもなく、田舎もんのおれから見るとやたらイケイケの新橋娘とつきあいはじめ
大人っぽくてかっこいい銀座の美味しいレストランにいっぱい連れてってもらったり。
彼女(彼女は広告代理店勤務。おれフリーター...)の強いフックアップで生まれてはじめて受注したデザインの仕事も
クライアントが銀座だったりして。
いわばおれが少年から大人へと移行する過程のときに遊んでた場所。
銀座ってすごい思い出深い、いまでもワクワクする大好きな街なんです。
この数寄屋橋周辺もそうですが、銀座は一歩裏通りに入るとやたらと路地の多い街。
表通りの華やかな姿が「花や実」だとすれば、
こーゆう路地はさながら「根」。
縦横無尽にくまなくはりめぐらされた路地には
近道を急ぐ人あり、かたわらにゆっくり憩う銀座人あり、
ちいさな祠を詣でる老人あり、時代から取り残されたような飲食店あり。
根が大きく張ってない樹木はぶっ倒れるように、
街の王様銀座の光の部分を、影から支えるのはひっそり佇むこんな路地、
そんな気がします。
銀座も各所で再開発が行われてて、
結果、無味無臭で単純にキレイキレイした場所になってゆくのがすこし寂しい。
数寄屋橋阪急が建て直されて、ここってチャイナ?みたいなアクの強い建物になったのはまーいーとして
(マリオンも建設当時賛否両論あったしね。ゴジラ(1984版)に壊されたけど)
裏の公園が、単なるどこにでもある緑地地帯みたいになっちゃったのは悲しかったし、
先月も、好きだった銀座2丁目の路地裏のフレンチが立ち退きを余儀なくしたばかり。
どんどん新しく変貌してゆくのが銀座の魅力でもあるんだけど
古くて良いものをしっかり残す気概がある街、
それもまた銀座にしかできない懐の広い魅力だと思うから
いつまでもワクワクするオトナの街でいてもらいたいです。
というわけで、Sくんありがとう!
Sくんについてのコメント一あんまなくてごめんね(だって書けないんだもん)
+
つーわけでブツ撮りです。